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2017/1/10

ビタミンDとガン

最近になってビタミンDについての情報が一般的に知られてきました。

以前からビタミンDについて知られてはいましたが、どのような働きをしているのかがほとんど解明されていませんでした。私の知る限りほとんどの医師がビタミンDについての理解が足りていません。特に日本においては世界レベルに後れをとっているのが現状ではないでしょうか?

 

私が記すビタミンDについての記述は海外のドクターが発表している情報に基づいて私自身の闘病、さらには光線療法院において患者さんを見てきて得た私見になります。

 

しかしながらビタミンDについて医師から明確な説明が得られるにはまだまだ長く掛かりそうです。現在、ガンを含め慢性病、難病、精神病で苦しまれる方々にぜひ、ビタミンDについて深く知っていただきたく思います。

 

ビタミンDというのはビタミンAやCのような栄養素ではありません。ビタミンという名前がついているので同じように思ってしまいますが、はるかに重要なものでホルモンの一種と考えられています。人間の体内には多数のホルモンが存在しホルモン分泌器官によって分泌されています。このホルモンの分泌が健康には大きな影響があり、この研究も実はまだ始まったばかりであるようです。

 

ホルモン分泌器官もまだ解明がされている途中で、体の至る所にホルモンを分泌するところがあるということが解ってきています。例えば大腸であったり、十二指腸であったり。

 

ホルモンはそれぞれが役割分担をする一方、連携を行い、時には補い合うような形で健康が損なわれないように働いてくれています。ホルモンの分泌に狂いが生じると様々な不調が現れ、遂には命も落としてしまうことになります。

 

例えば、美しい外見を作り維持するのもホルモンがちょうどよく分泌されているからです。食欲が過度になり過ぎたり、食べられなくなってしまうのも、ある特定のホルモンの分泌に関連があります。太りやすくなったり、痩せすぎてしまうのもホルモンによるものです。

 

女性らしい体型や肌を維持するためには女性ホルモンの分泌が欠かせません。男性が筋肉隆々でいるためには男性ホルモンの分泌が必要です。

 

精神的な健康にもホルモンの分泌はなくてはなりません。体中で分泌される様々なホルモンにより、ストレスに耐え、肯定的に明るく精神を保つことができています。逆に言うと精神活動に必要なホルモン(例えばセロトニン)が分泌異常になると、精神的に脆くなり、うつ病を発症したり、脳神経に異常が出てしまうのです。

 

ホルモンの分泌は健康を維持するためにとても重要なものですが、近年ビタミンDもそのホルモンの一種であると考えられるようになり、その働きがもの凄いということがわかりだしたのです。

 

ビタミンDは健康を作用するすべてのホルモンに関係していると言ってもいいようです。つまりビタミンDがなくては健康を維持することは難しいのです。ビタミンDの慢性的な不足が起こす健康被害については人類が知らなくてはならない重要なことなのです。

 

ビタミンDが不足することでホルモンの分泌に異常が出るということは海外の研究では明らかにされています。つまり精神疾患や成人病、糖尿病などとの深い関係が明らかになっているのです。またガンについても興味深い研究が進んでいます。10以上のガンがビタミンDの慢性的な枯渇と大きな関連があると発表されています。

 

この研究はまだスタンダードではないのかもしれません。しかし、世界の常識になるのを待っていては遅いのです。現代において精神病や糖尿病、ガンが増えて来ている一因としてビタミンDの枯渇があり、それが病気克服の最大のカギであるということを今、知らなければいけないのです。

 

ガンの中でも乳がんや卵巣がん、子宮がん、前立腺がん、大腸がん、直腸がんなどとビタミンDの関係は信憑性が高いようです。アメリカではビタミンD不足を解消することでこれらのガンに改善が見られたという研究もあるようです。

 

ビタミンDが本当に重要なの?と疑問に思われる方もいると思われます。しかし、ビタミンDが自然界からの贈り物であるということを知れば、ビタミンD不足になってしまっている間違ったライフスタイルや考え方に行き当たるのです。

 

ビタミンDは日光浴により肌で合成されるのです。つまり外に出て太陽にあたっていると自然に供給されるのです。現代人は外に出ることが少なくなりました。室外で仕事をするようになり、太陽を十分に浴びることを忘れてしまいました。また、紫外線による皮膚がんのリスクや美容のために太陽光をブロックする習慣ができてしまいました。これにより慢性的なビタミンD不足が起きてしまったのです。

 

ビタミンDを食べ物から摂取することは事実上無理です。補うことはできますが、十分な量を摂取しようとすれば現実的ではありません。干ししいたけやサーモン、まぐろなどに入っていると言われていますが、食事で摂ろうとすれば食べ過ぎになってしまうでしょう。

 

つまり日光浴でビタミンDを補給するのが自然なのです。皮膚がんを恐れて太陽光をブロックするといつの間にか他のガンになってしまうこともあるのです。乳がんや前立腺がんなどはその一例です。

 

ビタミンDが不足するとガンになるリスクが高まるというのは信じた方がよいとは思いませんか?反対から言えば、ビタミンD不足を解消すればガンを克服することができるのです。

 

それでも太陽光は悪者で健康で美しくありたいのであれば、できるだけ太陽光を遠ざけるべきだと思われるのであれば、止めは致しません。それも自由です。

 

私は日光浴について日々独自に研究を行い、どのような日光浴をすれば健康になり、若さや美しさにも通じるかを常に考えています。そして日光浴も季節やエリアによってやり方が重要であるということが解ってきました。理想的な日光浴をしていれば健康であるだけでなく、美しさも作ることができます。それはホルモンの分泌が重要だからです。

 

しかし、ここであえてお伝えしておきますが日光浴でビタミンD十分に合成するのは簡単ではありません。忙しい現代人や闘病中の方、そして寒い地方に住まわれている方にとっては不可能ではありませんが、難しいと言ってよいのです。雪国に住まわれている方にとって、秋から冬にかけてビタミンDの合成はほとんど期待できません。それが現実なのです。また東京に住んでいたとしても駅までの行き帰りや昼休みに少し外にでたくらいではほとんど意味を成し得ません。特に冬においては。

 

そこで光線療法なのです。

 

ビタミンDとガンの関係、ビタミンDと成人病の関係、ビタミンDと精神疾患の関係、ビタミンDと慢性疼痛の関係などを今後、書いていきたいと思います。また、理想的な日光浴のやり方についても書いていきます。そしてビタミンDを理想的に作る光線療法については過去の記事をぜひ、読んでみてください。

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