BLOG

2015/9/11

ホルモンの分泌状態が健康のカギ

ホルモンというのは、体の内分泌系や内臓などから分泌されている物質ですが、健康を維持していく上でとても大きな役割を担っています。

 

現在、発見されたホルモンの数は70程度だそうです。ほとんどが近年わかってきたことで、各種ホルモンが連携して、心(脳)と体をちょうどいい状態に保つ(ホメオスタシスの働き)ことができているのです。

 

ホルモンの研究が進むに連れて、これまで自然療法家が伝えてきた健康法が実に的を得ていたという事実がわかってきました。例えば古くから言われてきたチャクラというものは、すべて主要ホルモンの分泌位置と一致しています。現代医学で見た場合のホルモン分泌系とチャクラでは捉え方が違いますが、どちらの見方も健康を理解するうえで重要なのです。

現代医学ではホルモンの分泌が不足していたり、逆に過剰になっていることで起きる疾患について研究が進んでいます。これまではなぜ、このような症状が出るのか、解明が足りませんでしたが、ある特定のホルモンが足りない、もしくは過剰であるがためにこのような症状が続いているという診断ができるようになってきたのです。

ここまで研究をされてきた現代医学に対しては敬意を抱かざるを得ません。素晴らしい研究だと思います。しかしながら、大切なのは治療法です。治し方がわからなければまったくもって不完全なものであると言えるのです。現代医学ではホルモンを増やしたり減らしたりする薬を持って治療に当たります。しかし、これが落とし穴です。人間にはホメオスタシスという生命恒常性機能が常に働いています。これは体を常にちょうどいい状態に維持してくれる機能で、自律神経と大きく関わっています。さらに視野を広げれば自然の運行と大きく関わっていて、人間の帳尻合わせ的な対処ではどうすることもできない大きなうねりの中に存在している力です。

 

例えば常に体温をちょうどよく保つ、血液の血糖値やカルシウム濃度を一定に保つなど、自分では何もしていないのに自然に健康な状態に戻してくれるのです。体の外から健康に不要な物が入り込んできたときにそれを排出する働きもこの力のおかげで、人体の免疫力につながっています。ホルモンにはそれぞれに重要な働きがあって、そのどれかでも不必要なものはありません。何かが足りなくなれば違うホルモンが補おうとします。過剰になればそれを抑えようとします。ですから少々の異常であれば自然治癒力で元に戻してくれるのです。

 

すべての病気にはホルモンバランスが関与していますし、ホルモンの分泌を正常にすることで治癒の道が見えてくるのです

 

 

しかし病院で病名をつけられるほどの症状が出ている場合、自然治癒力で健康を取り戻す(ホルモンの異常を正常にする)ことは簡単ではありません。しかし、順を追って、道理を持って行動を起こせばどんな病気でも治るのです。それを簡単に病院に判断を委ね、薬や科学療法に頼っていくことで、どんどんホメオスタシスが崩れ、自分ではどうすることもできないくらい自然治癒力が落ちていってしまうのです。大げさに言えば、治る病気を病院に委ねたために深刻な病気になっていくのです。

また、本来はすぐに治るものが何年も通院することになり、いつも病気を自覚した生活を強いられることもあるのです。

 

本来の治療はなぜ、ホルモンバランスが崩れたかを観ることが大事なのです。ホルモンバランスは自律神経や免疫系と大きく関わっています。ホルモンバランスが崩れたままではいずれ免疫力が落ちて、病気を引き寄せてしまうのです。ガンになるのは免疫力が落ちているからです。それは自律神経の乱れ、ホルモンバランスの崩れが原因なのです。ですからひとつの内分泌系を観て、それを対処する薬を飲むだけでは全体の問題は改善しませんし、返ってホメオスタシスを崩してしまうことになるのです。なぜなら薬はホルモン類似物質として作用します。それは本当のホルモンの振りをして体の中の指定席に座り込み、本物と同じ働きをしようとするのですが、現代医学でわかっていることはわずかであり、到底本物のホルモンの役割などできないのです。それどころか、他の内分泌系が惑わされ混乱していくのです。それにより、ホメオスタシスは制御不能になっていきます。そすることで難病が生まれるのです。自己免疫疾患などの病気はホメオスタシスがどうしようもないところまで崩れてしまっているのです。それをまた薬で対処するのは方向性が違うのです。薬による治療をすべて否定するのではありません。時にはとても有効です。しかし、使い方を誤ると一生薬漬けになってしまいます。

 

ホルモン類似物質は怖いのです。ホルモンのように体内で振る舞うことで全体の恒常性維持機能が崩れてきます。その最たるものが実は薬なのです。そして環境ホルモンと言われるホルモン類似物質は薬以外にもたくさんあります。例えば食べ物に使われる添加物、これは実は恐ろしいものです。確実に健康を蝕んでいきます。その他、新築の住宅に使われる新建材や塗料、防腐剤、公園などでまかれる防虫剤など、至る所にそれは存在します。タバコに含まれるニコチンもホルモン類似物質です。これによって頭が冴えるなどの症状が出ますが、後に深刻な病気を引き起こします。これは肺がんなどだけではなく、脳の病気です。

 

このようにホルモン類似物質にさらされている現代人はこのことについてよくしらなければなりません。何も考えずに病院の言われるままに薬を飲んでいればよいのでしょうか?いつしかアルツハイマーやリウマチやパーキンソン氏病などの症状が出ても、病院は責任を持ってくれません。もちろん因果関係は立証されません。しかし、ホルモンや免疫系について正しく理解すれば、薬を飲み続けることが実に恐ろしいことがわかります。どんな薬でも一年以上飲み続けるというのはおかしいのです。それをよしとする医者もおかしいのです。一か月が限度です。それ以上薬が必要だとしたらその医療は間違いだと言えるでしょう。本来は薬なしで根本治療に集中するほうが治癒ははるかに早いのです。

«ホルモンバランスの崩れから起きる恐ろしい病気
血液をきれいにし、循環がよくなればガンも消える»
一覧へ戻る