ストレスについてさらにもう少し深く

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ストレスについてさらにもう少し深く

2018年04月12日 木曜日

慢性病や慢性疼痛が続く時は行き過ぎたストレスが脳に負担を掛け続けていることが考えられます。今回も前回からの続きになりますので、まだお読みでない方は以前のブログから先にお読みになることをお勧めします。

 

ストレスと言いましても悪いことばかりではありません。適度なストレスがあるから磨かれて強く豊かに成長していくことができます。私が指摘したいストレスは脳が機能不全に向かい、気づかなくてはならない心の習慣による苦しみです。光があるところに影ができるように、すべての出来事には正反対の面が存在します。大切なのはバランスをとることです。すると問題になっていた心の習慣も長所として生かすことができてきます。しかしそのためには失ったていたバランスを戻し、ゆるぎない価値観の確立が大切になってきます。まず最初にすることは自分が陥っていた心の習慣に気づくことです。

 

完璧主義が隠れていたり、自己評価が低くなりすぎると脳はストレスに耐えられなくなり機能不全を回避するために脳とは関係のないところに痛みや不調を発生させます。これは前回書いた部分です。

 

さらに私が陥っていたのは「良い人主義」です。良い人、優れた人、成功した人と思われたいという気持ちがどこかに隠れていることで、自分を演じる癖がついてしまうことです。本当の自分ではなく、人から見てよい人間を演じてしまう。よく思われたいと思うことで疲れてしまうのです。人がどのように思おうと自分らしさ、自然の自分を見失わずに生きていくことこそが人生です。しかし、人から見た自分がどのような存在かが常に気になってしまい、無理をしてしまう、他人と比べて自分は幸せか、自分の人生は他人と比べてどうなのか、と自分を見失ってしまう心の状態です。

 

私は上場会社の役員を退任し、自分で起業することを選びました。その中でいかに成功して周りに認められるかを考えすぎてしまったのです。本当に自分がやりたいことはなんなのか、何をして生きていきたいのか、自分の本当に大切なものは何なのか、このような当たり前のことから気持ちが離れ、他人の目を気にしてしまっていたのです。これについても自分が陥っていたことに気が付くことはできませんでした。ぜいたく病とも言えるかもしれません。私はなるようにして慢性病になっていったのです。

 

なぜ、私はこのような心の状態になっていったのか、それは幼少時代に原因があったと思います。私の父はとても厳しく、なかなか認めてくれてはくれませんでした。私自身は認められたと思ったことは生涯ありませんでした。私は優等生タイプではなく、小学校でも問題ばかり起こす子供でした。友達から人気がありましたが、少しばかり個性が際立っていたため、先生によってはとても可愛がられたり、嫌われたりしました。父は仕事で常にストレスをためていたようで、悪さばかりをする私に寛容にはなれませんでした。私は父から愛情を感じることができず、常に顔色を伺う習慣になっていたのです。今でも父が悪かったとは思ってはいません。すべての出来事に光と影があるように、光の部分もたくさんあったからです。

 

 

父から認められたいという気持ちが常にあり、失望させている自分に落ち込むという習慣があったのだと思います。そのため、社会に出てからも人の評価を気にしてしまう傾向があったのだと思います。社会に出てからも個性が強い時分でしたので目立つ存在ではありましたが、自然体ではない自分を演じてしまっていたと思います。また周りから認められたいという欲求が強く、仕事をとても頑張ってしまいました。結果を出すために人よりも何倍も努力することは当たり前になっていました。

 

また、私は勤め先でパワハラに苦しみました。務めるところすべてで上司によるパワハラがありました。私が慢性病になっていったプロセスにおいてパワハラの問題もあったと思います。

 

しかし、慢性疼痛や慢性病はパワハラだけが原因ではなく、それよりも完璧主義や良い人主義、そして自己評価の低さが原因になっていたと思います。

 

私が陥っていた心の状態は多くの人のヒントになるのではないでしょうか?これらの問題は度合いではありません。本当に小さなほころびであっても大きな問題に発展してしまうことがあるのです。

 

例えばショックな出来事が重なる。また瞬間的な怒りによって引火することもあります。生活の不摂生や疲労、冷えなどが重なり深刻になっていくこともあります。小さなストレスが重なることで大きな歪になることもあるのです。

 

例えば瞬間的なショックや怒りが大きな引き金になって自律神経の発作が生じることがあります。これは腸過敏症や膀胱の過敏症、ぜんそくやパニック発作などに繋がることがあると私は思っています。

 

何か大きな出来事があって、それが最大の原因となった可能性もありますが、慢性的な不調になっているのであれば、過去から続く心の習慣、それもある程度長い期間、自分の脳にストレスを与え続けていた何かがあるかもしれません。

 

そして慢性病が自分に与えた最大の意味は自分が本当に変わることができるチャンスが来ていること、私はそう思います。本当に古い殻を破り捨てる時が来た時、機能不全に近い状態が一時的に訪れることがあるのです。それは自然の摂理です。

ですから病気や辛い症状が訪れていることを不幸と決めつけずに、逃げようとせずに、正面から見つめてみることをお勧めします。そこから何が見えてくるか、さらに私の体験談を元に話を進めていきたいと思います。