病気になったからこそ変わることができる

BLOG

病気になったからこそ変わることができる

2019年07月29日 月曜日

 

私が病気で寝たきりになったのは6年くらい前です。そこから完全復活をするまで本当に苦しい日々でしたが、多くのことを学ぶことができました。

 

私は20代のころ整体の学校に行き、実際に整体院(名前は違いますが)で10年ほど働きました。当時は若かったこともあり、エネルギーは溢れていましたが、病気について健康に必要な本当に大切なこと、などについては深く知っていませんでした。

 

私が行った民間の整体学校では本当に大切なことは教えてくれませんでした。先生方も深いことはわかっていなかったのではないでしょうか。解剖学も生理学も本当に知らなくてはならないことではなく、通り一遍のものだったと思います。

 

私の整体は評判は悪くなく、仕事として続けていける状態ではありましたが、私はこのまま続けていくことに疑問があり、転職したのです。全く違う世界に飛び込み、一から業界を学び、必死に仕事をしました。上場会社の役員や子会社の社長なども務めさせていただき、とても充実した日々を送っていましたが、私自身の体に様々な異変が起き、このままでは病気になってしまうと思い退職しました。休みはほとんどなく、夜遅くまで働くことが日常でした。あまりにも忙しい職場で、多くのプロジェクトを抱え込み、心身が悲鳴を上げたのです。

 

それから独立して仕事を続け、海外にも移住しました。

しかし私の体の異変はどんどん深刻になり、薬の乱用もあって私は寝たきり状態にまでなり、深刻なうつ病、パニック障害、骨盤内疼痛、胃腸の過敏症など、あげたら桐がないほどの症状を抱えてしまいました。何度も死のうと思いました。100回では効きません。毎晩、目が覚めた時に死のうとしてしまう自分をどうにか抑える日々でした。不安や恐怖心、自分に対する罪意識、世間や社会に対する複雑な感情などに胸が押しつぶされそうになりました。それに加えて全身に痛みが続きました。24時間気持ちが安らぐことがなく、体重は落ちて皮と骨だけになりました。

 

このような状況に陥り、ようやく私は自分と向き合うことができました。すべての答えは自分の中にあります。自分を救えるのは自分しかいないとはっきりとわかりました。特効薬などない、失ったバランスを根気よく整えていくこと、絶対にあきらめないこと、自分の弱気や怒りなどに惑わされずに今、この瞬間だけを積み重ねていくこと、必ず夜は明けると信じて、やれることを一心にやっていくこと、このようなことを自分に言い聞かせていました。

 

私は自分の体の声を聞きました。病院に行くよりも体をできるだけ温めることが最善だと信じました。自分の体は太陽の光を求めているという直感もありました。血流をよくしていくこと、自律神経を整えること、これらを同時に達成するために必要なことはなにか、私は心を落ち着かせて答えを探りました。そうしているうちに光線療法に出会ったのです。

 

光線療法について私はそれまで知りませんでした。しかし出会ってからは迷うことはありませんでした。これに賭けよう。このように思いました。そしてようやく出会えた、もう他のものを探すことはやめよう、このように思いました。私は体力も限界に近かったため、寝て受けていればいい光線療法は有り難いと心底思いました。

 

うちに来られている方でも光線療法に対して半信半疑な方がたまにいらっしゃいます。私は「半信半疑なら止めた方がいい」「よくなるかわかりません」と言います。私が何を言おうが自分で感じ取り、これに賭けようと自分で決めた方はすべてよい方向に行っています。

 

これは光線に限った話ではないと思います。どんな療法でも健康法でも自分でこれをすると決めて、迷わずにやり続けることが大切です。決心の弱い方はなかなか体も反応しません。自分の体が光線療法を必要としていると感じるなら、徹底的にやってみてください。どうしてもそうは思えないなら別の療法を探すべきです。絶対はありません。迷いながらやり続けることはよくありません。

 

そして大事なことなのですが、私が完治させることができたのは光線療法を受けていたからだけではありません。光線は私の体調を底上げしてくれました。どうにもならない状況を好転してくれました。しかし光線だけに頼っている人はここから停滞してしまいます。なぜなら必要とされている課題に手をつけていないからです。

 

病気になったことをすべて不幸だと決めつけないで、何か意味があるものと受け止めることがとても大切なことだと思います。

 

この闘病があったからこそ、自分は変われた。そのように思える日が来ることが大切だと思います。人は何か大きな出来事がないと大きな変化を起こすことができません。それこそ命に関わるような大きな出来事を通して必要のないものを捨てることができるかもしれませんし、人生において大切な価値観が見つかるのだと思います。

 

そこで現在、闘病中の方にぜひ伝えたいのですが、闘病中であるからこそ、それが見つかるのです。価値観が変わるのです。そしてその大きな変化が癒やしとなって帰ってくるのです。

 

ヴィクトール・フランクルという方をご存じでしょうか?かつて第二次世界大戦時にアウシュビッツ強制労働所に収監されたユダヤの医師です。彼はすさまじい環境の中で周りが次々と死んで行ったり精神的に病んで狂っていく中で精神性を失わずに周りの人に希望を説き、以前よりも人間性を高め、解放された後に精神科医として自らの体験を講演し、多くの体験記などを残した方です。

 

フランクルの話は尽きないのですが、彼はロゴ・セラピーというものを作りました。これは「生きる目的」「生きる意味」を持てないことが様々な病気の原因となり、「生きる意味」を見つけることで病気が治癒するということを伝えているものです。病気になった方のほとんどは自分の人生の意味が希薄になっているのは明らかだと思います。私自身もそうでした。そして当院に来られる多くの方が「自分の人生の意味」を持てずに、死んでしまいたい、人生なんて希望もなにもない、と言われることがあります。

 

自分の人生はいつでもリセットできるのではないでしょうか。今、この瞬間、生まれ変わろうと決心し、「自分の人生の目的」を持った時から不思議なことに病気は治癒していきます。これは多くの方が体験していることです。

 

大きな目的でなくてもよいと思います。自分の嫌なところばかりを見ないで、自分の素晴らしいところに気づいて、本当の自分を取り戻して、何かやりたいことを見つける、このような心の変化から自分の人生を歩み出すことがとても大切なのだと思います。

 

苦しい現在だからこそ、ここから逃げることだけを考えず、自分自身を直視してみてください。苦しくてそんなことできないと思うかもしれませんが、必ずできます。できなくても何度も試みてください。前回はできなかったけど今回はできるかもしれないと新しい気持ちで自分と向き合ってみてください。

 

どんなに苦しい感情であっても、体が引き裂かれそうな痛みを感じたとしても、そのまさに最中で自分は正面から直視できるということを体験してみてください。恐れていた気持ちだけが怖かったのです。怖いものなんて初めから存在していなかったということに気づくことが必ずできます。

 

そして健康を自分の力で取り戻しましょう。焦らず、一歩一歩課題を遂行しましょう。理想通りできなくても自分を責めずに、少しでも前に進むことを目標にしましょう。