慢性膀胱炎の隠れた原因

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慢性膀胱炎の隠れた原因

2018年07月05日 木曜日

慢性的な膀胱炎の症状で長期間悩まれている方は少なくありません。膀胱の違和感、重い感覚、ヒリヒリ、ムズムズ、尿道の痛み、会陰、肛門の痛み、頻尿、残尿感などが主な症状で、病院で検査をしても細菌は検出されないというケースです。

 

人によっては下肢の痛みやしびれ、背中、腰の痛みなども慢性的に感じる場合があります。病院では原因がはっきりしないにも関わらず、間質性膀胱炎や慢性前立腺炎と診断するケースが多くあります。

 

私自身もこの症状でとても苦しんだ経験があり、間質性膀胱炎や慢性前立腺炎、膀胱頸部硬化症などと言われたことがあります。

 

私がこれまでに何度もお伝えしているのは、これらの慢性膀胱炎の症状は患部に問題があるのではなく、脳に問題がある可能性が高いということです。頻尿でさえも脳の誤作動によって起きるのです。この事実を私は自らの闘病と回復によって知ることができました。すべての慢性膀胱炎、過活動膀胱の方に当てはまるとは思っていませんが、ぜひご自分にも当てはめて考えてみてください。もしかしたら長年続いた苦しみが短期間で消えていく可能性もあるのです。

 

実は私はかなりの確率で脳によって苦しみが起きていると思っています。脳はあらゆるところに痛みや不調を出すことがあるのです。そしてそれは病院では見逃されているのです。違和感や痛み、不調があれば体を徹底的に調べて原因を探り出しますが、やっと見つけた原因が見当違いなものであったとしたら。それはとても大きな苦しみに発展してしまいます。

 

手術や薬治療をして一時的に良くなる人もいます。やっぱり原因はこれだったんだ、とほっとしたとしても痛みや違和感が再発するケースがよくあります。また違う箇所に痛みが移ることもあります。そしてまた検査を繰り返す日々が始まるのです。

 

最初から脳に原因があると知っていたら。誰かが教えてくれていたら。。

 

さんざん苦しんだあとで知るよりも、もしかしたら私もそうなのかもしれない、と考え方を変えてみることをお勧めします。

 

原因不明の腰痛が脳によって作り出されている。その主な原因は抑圧された感情である。

 

これはニューヨークのリハビリ科の権威であるサーノ博士の理論です。原因不明の痛みのほとんどは抑圧された不安や怒りで、それが浮上してくるのを脳が直視したくないために痛みを発生させる、という理論です。痛みを出すことで潜在意識にたまった感情を回避しているとも考えられますが、痛みを感じることで抑圧された感情が減ることはありません。今度は症状に対する不安や恐怖がさらに苦しみの原因として上乗せされていくという悪循環が生じます。これから抜け出るために必要なのは感情を手放したり怒りや不安を感じない精神状態になることが条件ではなく、ただ起きていることに気づくことである。

 

この理論がアメリカで広く受け入れられているか、というとまだまだなようですが、日本よりは理解が進んでいるようです。サーノ博士は腰だけでなく、あらゆる筋肉、腱、神経系、器官に同じように痛みが出ることが考えられると述べています。頻尿もあり得ると書いています。

 

私は慢性膀胱炎の症状が抑圧された感情によって脳が起こしている可能性について多くの人に知ってもらいたいのです。

 

そして抑圧された感情とは一体何か、どうすれば脳は痛みや不調を出さなくなるのか、これについてお伝えすることを第一に行うべきと思っているのです。なぜなら痛みや違和感がもし、脳に原因があるとしたら、根気よく行う体質改善が痛みから解放される条件であると思い込むことは遠回りになってしまう可能性があると思うからです。

 

これについては誤解されやすいところなのですが、痛み、違和感が消える=治る、と考えるか、それをスタートと考えるかは大きな違いがあります。

 

そしてもう一つお伝えしたいのは、例えばサーノ博士の理論を知って痛みから解放される人もいれば、治らない人、受け入れられない人もいるということです。脳に過緊張が起きている場合、第一ステップとしてあまりにも緊張している筋肉をゆるめることや、体を温めること、カウンセリングを繰り返すなどを通して緊張を緩めていく必要があります。

 

また場合によっては食事の改善が第一歩になることもありますし、質の良い静養を摂ることが何よりも必要な方もいると思います。

 

私の例で言えば、脳の緊張が非常に高まり、パニック発作も起きていましたので、簡単ではありませんでした。血流が著しく悪くなり、冷えを強く感じていました。また胃腸を中心に内臓機能の低下も感じていました。私のように悪循環が生じている場合、情報、理論だけで改善していかなかったとしても、順序良く悪循環を改善していけば治るのです。

 

しかも簡単に治ってしまうより、深いところで病気と向き合うことができたお陰で、真の健康というものが手に入ることもあるのです。

 

私の場合は食事の改善、できる範囲の運動(主に歩くこと)、体を温めること(光線療法が最善です)などを根気よく行い、あせりや後悔などの気持ちに折り合いをつけずに、過去や未来に心が奪われてしまう状態を受け入れ、ただ今、この瞬間を大切にしようと、力を抜いていくことで血が通うようになっていきました。

 

すると脳の過緊張が少しづつ取れてきました。その段階で抑圧された怒りや恐れが痛みや違和感の原因だ、だから体はどこも悪くないと脳に言い聞かせたのです。

 

このようにして段々と体中に血が通うようになり、自分は深刻な病気になった、もう治らない、という思い込みから、悪循環をひとつづつ改善していけば、必ず治る。今ある苦しみのほとんどは、自分が思い込んでもがいて、痛めつけて作ったもの、どんな状態からでも復活できる、と気持ちを強く思うことにしたのです。

 

思えば違和感が出た初期の頃に、深刻な病気になってしまったという恐怖心と、病気になってしまった自分へのふがいなさ、すべてに対するいら立ち、これらの感情によって悪化していったのがよくわかります。そして医者の不用意な言葉、治らない病気だとはっきり言われ、一生薬を飲み続けなくてはならないと言われたことで、ショックから精神的に不安定になり、パニック症も引き起こしたのです。すべて転げ落ちるように短期間で起きていきました。

 

症状が出始めた時の私に言ってやりたいのです。

 

あなたは自律神経が崩れてきている。今、根本から生活を変えないといろんな不調が出てきます。今ある違和感は患部に深刻な病が潜んでいるのではありません。脳の過緊張によって患部周辺の筋肉、神経に緊張が作られ、それによって起きています。息苦しさ、頭の重い感じ、だるさ、頻尿、残尿感、下肢のしびれもすべて緊張から起きています。このようなことは誰にでも起きることです。検査をすることは構いませんが、明らかな病根がないのであれば、問題は脳にあると切り替えてください。脳にあるとまずは思って取り組んだ方がいいのです。なぜなら取り組むことに害はないからです。まずはこれまで抑圧された怒りや恐れが原因ではないかと考えてみることです。自分は何かにいらだっていたと、何かを恐れていたと、すぐに思いあたるのなら、話は簡単です。もし思い当たらなくても、そのなのかもしれないと思うところからでいいのです。

 

過去を思い出し、怒りや恐れをはっきりと浮き彫りにする必要はありません。ほとんどの場合、小さないらだちや恐れが数え切れないほど潜在意識に溜まっているからです。すべてを思い出す必要なんてありません。

 

自分は何かにいらだっていた、それに関連して恐れをいだいていた、と思うだけでいいのです。気づくだけでいいと言いかえることもできます。その背後には真面目な性格、責任感が強く、成功志向の強い考え方があったかもしれません。気づかぬうちに周りの期待に応えようとし過ぎてしまい、自分ができた人間だと思ってもらいたいと考えすぎていたかもしれません。自分に対して厳しくなる一方、他人に対しても厳しく、ゆるすことができなくなっていたかもしれません。自分の思うとおりに他人が行動しないことを気に入らないといらだっていたかもしれません。失敗に寛容になれていなかったかもしれません。

 

いつから自分はこんなに苦しい気持ちをいっぱいため込んでいたんだろう、そう思うかもしれません。しかし大切なのは過去を分析して原因を見つけることではありません。感情から自由になるために過去との折り合いが必要という考えは間違っています。過去はすべて終わったことです。自分が無いと思えばないのです。なんとなくそうかもしれないが。。ではなく、必要なのは過去を分析し折り合いをつけることではなく、今をしっかりと生きることだけです。

 

つまり抑圧された怒りや不安が今ある痛み、違和感の正体であり、脳は潜在意識から浮上してくる感情を直視したくないために痛みを出しているという事実を認識するだけです。

 

そしてなぜ、これが効果的なのかわかりませんが、脳を叱るのはとても効果があります。脳は別に悪いことをしているわけではないのですが、叱ることで痛みを手放してくれます。例えば、脳にはだまされないぞ、これは脳のトリックだ、体はどこも悪くない!、潜在意識よ引っ込んでろ、などという言葉です。これらはサーノ博士の有名な著書「ヒーリングバックペイン」を参考にした言葉です。

 

あなたの今ある違和感は、情報の正しい認識と感情にただ気づくという行為と、脳へ新しい情報を与える(叱るもこれに含まれる)だけで、去っていくでしょう。しかし、自分でも気がついていると思いますが、あなたの自律神経はかなり崩れています。それに伴って気が枯れてきているのに気づいてください。このところ自然から外れた生活、規則正しい生活が足りていませんでした。食生活も乱れていました。そして何より考えすぎていたようです。成功することが人生の第一の目的ではないと、病気になってやっとわかったのではないでしょうか。

 

自分以外の何かになろうとしていたことに気づいてください。そして過去と未来ばかりに気が奪われ、今ここという現実にしっかりと足を下ろすことがおろそかだったことが自分を見失うことに繋がっていたのです。何かを達成すること、勝つこと、認められること、得ることに気持ちが奪われ、脳が疲れてしまっていたのです。今ここにある些細な幸せ、奇跡には目を向けず、気づくこともなく、時間の奴隷となって忙しさにエネルギーを奪われていたのです。そのため対人関係で常にストレスを感じ、心が休まることを忘れていたのです。いくらヨガを実践しても、自然の豊かなところでキャンプをしても自然体は戻ってこなかったのです。病気を通して本当の自分を思い出すことができます。これを一過性のものとして見逃さないでください。

 

これがあの時の私にもし会えたら、今の私が伝えたい言葉です。