深刻な病の真の原因は慢性ストレス

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深刻な病の真の原因は慢性ストレス

2018年10月11日 木曜日

現在、慢性病、体調不良が続いておられるのなら自分とストレスについて一度考えてみることをお勧めします。今回私が書くストレスについては一般的に認識されているものとは少し、いやだいぶ違いがあります。私の体験上、ストレスが続いていたとしても本人はなかなか気づきません。わかりやすいストレスとわかりにくいストレスがあるのも事実です。このわかりにくいストレスは慢性ストレスとなって毎日自分を苦しめます。慢性ストレスは外部環境と関係なく抱いてしまうものなので人によっては一日中持ち続けてしまうことがあります。お酒を飲んだり、刺激を求めたりして一時的にストレスから離れることはできますが、根本的な解決には至らず、体と心はバランスを崩していくことになります。

 

病気が発症してからも慢性ストレスを持ち続けるパターンは多くあります。それどころか多くの方が病気を抱えることで慢性ストレスが複雑化し悪循環に陥り、病気の快復を遅らせる方向へ向かうのです。病気として現れたことは決してうれしいことではないかもしれませんが、ストレスの悪循環から抜け出るチャンスが訪れているとも言えるのです。自分が作り上げていた思考パターンに気づき、新しい視点を持ち、本当に自分が大切にしたい価値観が見つかると心と体に活力が蘇ります。エネルギーが枯渇してしまった体をもう一度再生させることができるのは自分しかいません。あきらめずに自分の抱えている問題と向き合えば必ず解決の糸口が見えてきます。

 

この自分を苦しめている慢性ストレスとはなんでしょうか。これに気づき病気を作り続ける仕組みを根底から変化させることができた時、難病、慢性病は治るのです。

 

病気になった時、生活習慣を改めることが必要と言われると思います。私もそのように言います。しかし本当は生活習慣の改善だけでは体は元に戻らないことが多いのです。慢性病の進行に生活習慣や仕事の習慣は大きく関わっていますが、やはり核になる問題はストレスについてなのです。

 

慢性ストレスについて理解する場合、ストレスについて二つに分ける必要があります。急性のストレス(外的要因によって起きるストレス)と慢性的に続くストレス(内的な要因によるストレス)です。

 

急性のストレスというのは普段の生活の中である程度誰でも遭遇するもので生命維持活動にとって決して悪いものではありません。例えば外を歩いていて乱暴な運転の車に遭遇したとします。人によって反応は多少の違いがありますが、驚いて心臓がドキドキしたり、怖く感じたり、怒りを覚えたり、昔に体験していた記憶が呼び覚まされたり、自然な対応が体に起きます。個人差はありますが、何かしらのストレスを感じてしまうのは生物学上自然な行動なようです。

 

この危険運転の車がそのまま去って行った場合、ほとんどの人はできる限り速く忘れることを選択するでしょう。しばらくは気分が悪く、イライラが居座るかもしれませんが、時間と共に心臓の鼓動は正常になり、気持ちも落ち着いてくると思います。

 

このように身の危険を感じるような体験をした時、人はストレスを感じると共に血流に影響が出たり、自律神経が切り替わったり、それに乗じてホルモン分泌などが非常時用に切り替わります。ストレス耐性ホルモンというものが分泌され、ストレスを自然に和らげるような働きが生まれるのです。そのため時間と共にストレスは消化され、いつまでも残るということが基本的には無くなります。

 

これに対して慢性的なストレスというのは外的な要因に関係なく起こります。そして人によっては一日の中で長時間、慢性的にストレスを感じ続けているという状態になってしまうこともあり、慢性病を抱えている人はこの状態である可能性がとても高くあります。

 

慢性的なストレスは外的な要因によっても起きますが、内的な要因によって作られ、外的な要因が火に油を注ぐような状態でストレスを強くし、体内で毒性を持つことになります。

 

急性のストレスについては何の問題もなく、危険に会うことで体が本能的に回避しようとする自然な反応で、生きていく上で初めから仕組まれているものだと思います。

 

それに比べて慢性的なストレスは自分でも気づかない内に自分自身を蝕み、心と体の健康に大きな影響を与えてしまうのです。

 

慢性的なストレスが続くと体は常に非常事態と捉えて自律神経を駆使して安定を図ります。そしてストレスに対して常に耐性ホルモンを分泌させていくことになります。血流は常に安定せず、緊張の度に血管は影響を受けます。脳は常に緊張状態になり、いつしか誤作動を起こす原因になるのです。

 

常に気を張っている状態が脳や自律神経、内分泌系に続きます。自律神経はやがて正常な働きができなくなり、ホルモン分泌にも異常が出てしまいます。必要なホルモンを使い過ぎたために枯渇してしまい、ストレスに耐える力が失われてしまうのです。

 

このような状態に陥ると様々な不調が現れます。自律神経が崩れることで内臓機能は不安定になり、腸や膀胱の過敏に繋がります。また常に緊張状態が続くため筋肉に炎症が作られ、体のあらゆるところに痛みが出る可能性があります。頭痛や腰痛、膀胱痛、尿道痛など、いくら病院で検査をしても原因が特定できないのは患部に問題があるからではないのです。

 

また慢性的なストレスに長期間さらされると免疫系統に異常が出るという研究もあります。免疫系統に異常が出ると細菌やウイルス感染のリスクが高まり、感染すると治りにくくなってしまう可能性があります。また免疫系は異常行動を起こし、自分自身を攻撃してくることがあります。それによってホルモン分泌に異常が出て、疲れやすい、気持ちが落ち込みやすい、怒りやすいなどの症状が出ることがあります。また体中に痛みを発生させたり、神経系の異常として現れることも考えられます。例えば難聴やめまい、頻尿や排便障害などとして現れる可能性もあると思われます。

 

私がお伝えしたいのは仮に様々な不調に襲われていたとしても、真の原因にたどり着くことができれば治るということです。私が治せると言いたいわけではありません。治せるのは自分自身でしかありません。自分が自分を苦しめていたと気づいた時、これまで開かなかった扉が開くこともあるのです。

 

このように慢性的なストレスを放置しておくととても怖い状態になることもあるのです。慢性疲労に陥ってしまったのは自律神経が崩れたままになってしまったのと、ホルモン分泌が異常になってしまったからかもしれません。人間の体には再生する力が備わっています。ですからどんな状態からでも元に戻すことはできます。しかし表面だけを見て、機械を修理するかのように薬で治るかと言うと、そんなに甘くはありません。生活習慣を治しても根本解決には至らないのはもっと深いところに原因があるからです。

 

そしてこの仕組みを理解すると病気は病院では治らないということの本当の意味がわかってきます。

 

次回は慢性ストレスの正体について深く書いて行きたいと思います。私には慢性的なストレスはないと思われている方もぜひ読み進めてみてください。慢性的なストレスがなぜ内的な要因なのか、そして病気を発症していなくてもほとんどの人が慢性的なストレスを抱える真の原因によって、自分の人生を限定され、本来の創造性を発揮せずに生きてきたという本質的な問題に出会うことができます。根本的に自分を解放させることができれば、病気が治るというのは一部分に過ぎず、自分の人生をもっともっと豊かに生きていくことに繋げることができるのです。