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2019/1/10

うつ病を薬に頼らずに治す方法

うつ病という病気はなった人にしかわからない苦しさがあります。本当に抜け出ることができるのか、不安の最中におられる方もいると思いますが、薬に頼らずとも治る病気です。安心してください。

 

うつ病は薬でなくては治らない、これは正解でしょうか?

 

私は薬を飲まなくても治ると思っています。もし薬を飲むことに抵抗がなく、症状が和らぐのであれば飲むことを否定はしません。その方が完治まで楽に進むと思います。しかし薬を飲んで症状が和らいだとしても、薬に対して耐性ができてしまいますので、いずれ薬はもっと強いものにしていかなければならなくなります。また、薬を卒業したくてもできないで長年飲まれている人も多くいますので、薬に頼らすにうつ病を治す方法が必要です。

 

私自身、重いうつ病になったことがあります。不安恐怖症、パニック障害なども発症してしまい、外に出られない、音に怯える、電話も出れない、テレビもネットも見れないという状態になり、毎日震えて耐え忍んでいたことがあります。

 

精神薬も副作用が強く出てしまい、飲んでは止めてしまい離脱症状でも苦しみました。どんどん悪化してしまい隔離病棟に入れられる寸前まで行ったのです。

 

私に実際に会った人は、本当にそのようなことがあったのか疑問に思うようです。今の私にはその影が全くないからです。それどころか病気になる前より心は晴れやかで重い感情が見当たりません。不安を感じることも、怒りを感じることもほとんどありません。まるで嵐が去った後のようになったのです。

 

その理由としていくつかあります。魔法のように変わるのでなく、体質を変えながら、ストレスの原因となっていた自意識を切り離すという作業が大切なのです。

 

体質を変えるというのは、血流の改善が最も大切です。とにかく体を温める療法を繰り返すのです。光線療法というものがあり、体の中にビタミンDを作ることが期待できて、自律神経やホルモン分泌の異常を整える効果が期待できます。この光線療法を薬の代わりに徹底的に行うことでうつ病を克服できると思っています。ビタミンDはうつ病克服の上でとても重要な栄養素です。

 

自宅に籠りきりの方であれば光線治療器を自宅に設置して、毎日数時間光線を浴びてみてください。すぐに効果は実感できないかもしれませんが、毎日少しずつ前に進みます。トンネル工事をしているのと同じで、ある時工事が進んでいたことを実感することができます。平均すると3か月はかかるかもしれませんが、ほとんどの方が効果を実感されています。当院に通院することができる方であればぜひお越しください。光線機6台による治療であれば週一回の通院で効果が出る可能性があります。手技整体、カウンセリングなども大きな力になると思います。

 

次に大切なのは食事の改善です。セロトニンは脳ではなく腸から大部分が作られていることがわかっています。腸環境を良くするために、砂糖を控え、自然の食材を意識して摂りましょう。旬な食材を食べることが薬膳です。漢方に頼る前にスーパーで手に入る旬な野菜をバランスよく食べることが大切です。繊維質の野菜や発酵食品など酵素を体の中に蓄えましょう。体を冷やさないように生野菜に偏らずに温野菜も必要です。

 

また動物性蛋白質も大切です。炭水化物は量が多すぎると腸環境によくありません。全体の3割にしてお肉や野菜を同じ量食べることをお勧めします。

 

また脂質が大切です。動物性の油が体内に増えると血液から汚れます。オメガ3などの脂質やココナッツオイル、EPAなどの脂質もバランスよく摂ることで脳に栄養を与えることが期待できます。

 

また食べ物が酸性に偏らないようにアルカリ性の食品でバランスを摂ることも大切です。

 

食事に関しましてはあくまでも個人的な考えに過ぎませんので、過信せずご自分で納得されたものを選択し実行してください。あくまでも参考にしていただければと思い、書いています。

 

運動も大切です。有酸素運動、ストレッチ、呼吸法、筋トレなどです。ヨガは自重を使った筋トレにもなり、呼吸法も身に付きますのでお勧めです。私は病気でできなかった時期もありますが、30年以上ヨガの実践を行っています。ヨガはポーズを完成することを目的にせず、自分の体と会話しながら、体の抵抗を受け入れながら、呼吸とポーズを融合させながら行います。いろんな心配事や考え事をしながら行わずに、ヨガをしている時は100%ヨガマットの上に意識を置き、動きと体の感覚、そして呼吸にのみ意識を向けます。普段感じることのない、静けさの中で、安らぎ、気持ち良いフィーリングなどを深めていきます。

 

有酸素運動は歩くだけで十分です。週に四日、30分から45分歩きます。この時も考え事をしながらするのではなく、歩くことだけを行います。歩き方が良くない方が実は多く、膝や股関節が痛くなってしまう人がいますが、歩き方を正しく教わるとひざ痛や股関節痛が改善されます。すぐに整形外科に行くよりもまずは歩き方の矯正からお試しください。

 

筋トレはやり過ぎはよくありませんが、実に有効です。最近になって筋トレをするとストレスを緩和するホルモンが分泌されることがわかってきました。気持ちが塞いでいる時でも筋トレをしているうちに気持ちが楽になり、体が楽になるという体験をしている人は多くいます。筋トレは体に慣れるまでがつらく、最初の半年はただ疲れてしまいます。この期間を過ぎると筋トレをする度に元気になってきます。私はすぐに苦しい筋トレをするよりもヨガや水泳で楽に始めたほうがよいのではと思います。

 

呼吸法をマスターすることでうつ病を完全に克服することができます。

 

私は呼吸法で治らない病気はないと思うくらい、呼吸法のすごさを知っています。ただ、ほとんどの方がやり方を知らない、どれくらいやればよいかがわからないのです。

 

呼吸法をすることでセロトニンが増えて、不安が消えていくということは確実に起こり得ます。しかし、では、やってみましょうと今日行ったとしても、それを実感できる人はほとんどいないでしょう。呼吸法は継続することによって身に着くものなのです。毎日行い続ければ100日で明らかな変化を感じることができます。ただし効果的な指導を受ける必要があります。普通に深呼吸したり、腹式呼吸をするだけでは難しいと言えます。しかし誰にでもできます。やる気さえあればできるもので決して難しいもの、つらいものではありません。

 

それは最初に書きましたが自意識を切り離していく作業です。座禅をしたことがある人ならわかると思いますが、ただ呼吸に意識を向けていくのです。それを一定量行っていると変わってくるのです。意識を使わずに呼吸をしていても呼吸が断面的に終ってしまいます。実は気が巡り、充実してくることが大切なのです。気を蓄える、巡らせるためには意識が大切で、意識的な呼吸法を行うことで気力が湧いてくるのです。

そして気がついた時に不安が消え、自信が出てきます。さみしい、苦しい気持ちがいつの間にが吹き飛んでいるのです。

 

しかし誤解を恐れずに書きますが、お寺に行って座禅をしても効果を得られるとは限りません。私の知る限り、正しく指導できる方にお会いしたことがありません。うぬぼれていると怒られてしまうかもしれませんが、効果が出ないものはやっても仕方ありません。ほんのわずかな角度の違いが結果を狂わしてしまうのです。実際に私の指導を受けた方で、私が「座禅と同じなのですが」と説明をしたところ、「以前から座禅には興味があったのです」と言ってお寺に行ってしまったことがあります。結果は想像通り、「座禅をしてもよくならない」でした。

 

同じ事がヨガ教室にも言えます。特にうつ病の方を指導することができる指導者は少ないのではないかと正直思います。やることはシンプルですが、マニュアル通り行うことではないからです。

 

というのが私の考えであり、私は自分の運動、呼吸法指導に自信を持っていて、確実に効果を実感していただける自信が揺らぐことはありませんが、お坊さんにしても、ヨガインストラクターにしても中には素晴らしい人格者、愛の深い人もいると思いますし、私には及びもしない深い指導ができる方もいることは否定しません。ただ、座禅ならヨガならなんでもいい、呼吸法と言っているものならなんでも同じということでは決してないということだけお伝えしたかったのです。ヨガも呼吸法も簡単に言えば深さです。それはどれだけ静かに「今」にいるかです。この価値観にズレがあると指導方法がぶれてしまうのです。

 

そしてとてもじゃないけど体を動かす気になれない、疲れはてて動けないと思われる方に、発破をかけ、しっかりしろ!とやってしまう人が多くいるのですが、私もそのような状態になった経験があるのでよくわかります。

 

できない時はやらなくてよいのです。なにもできなくなってしまう時もあります。生きているだけで苦しい、何もかも耐えられないと感じる時もあると思います。

 

このような時はぜひ、光線療法をお試しください。ただ光線を体に浴びていてください。必ず心も体も楽になります。最後の切り札は光線です。光線を宣伝したくて言っているのではありません。私はうつ病克服の専門家として日々探究している中で、光線療法のすごさを実感しているのです。運動も呼吸法もしなくて大丈夫です。できれば光線機1台でなく、複数台で全身を温め続けてください。どうしようもなく不安になってしまうのは血流が足りていないから、ホルモンの分泌が足りていないからです。深刻にならずにただ体の内側から変えていくのです。明日のことを考えずに、今だけに意識を向けて乗り切るのです。

 

絶対に死んではいけません。生きていることは苦痛しかないと思いこまないでください。必ず、平安な日々が戻ってきます。生きていてよかった、死ななくてよかったと思う日が必ずきます。

 

そしてこのトンネルを越えた時、強い自分になります。人の目を気にして生きていた自分、過去にこだわって生きていた自分、人を羨み、自分を認めようとしていなかった自分、これらの自分ときっぱりと決別し、本当の自分が霧が晴れたかのように見えてきます。その自分を尊重し、信じられるようになります。その時、不安に飲み込まれる自分はもういません。

 

うつ病も天が与えてくれたギフトです。意味があって与えられたのだと思ってください。そしてうつ病になったことを恥ずかしいと思わないでください。この世の中、誰でもうつ病になります。

 

繊細で感じやすく、責任感が強いあなただからうつ病になったのです。一生懸命がんばってきたからうつ病になったのです。

 

しかし人生はこれからです。うつ病を完全に克服して本当の人生に出会ってください。この病気になってよかったと思える日が必ず来るのです。

 

 

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