BLOG

2015/6/12

カウンセリング実例 うつ病

うつ病の方がいらした時に行ったカウンセリングをまとめたものです。

小池秀効のカンセリングは壮絶な体験を通してできるようになったものです。ご興味のある方はぜひ、ご連絡ください。

 

患者さんA(以下A)

あなたのブログを読んで同じようなことで悩んでいます。症状を言いますと、体に力が入らない、痛いところがどんどん増えていく。痛みも増していく。眠れない。導入剤を飲んでも熟睡できない。ものすごい不安に襲われる。どうしたらよいでしょうか?精神科で抗うつ薬、抗不安薬をもらっています。薬の副作用かのどが渇く、目が渇く、冷えが強い。

 

病院に行って精神的なお薬を飲んでいるとのことですが、薬はすべての症状を抑えるものではありません。薬が必要かどうかと言われれば本当は必要はありません。薬なしでも治ることは可能ですし、薬が返って悪化させてしまうこともあります。しかし、薬がすべてダメということではありません。なんとなくうつっぽい方がすぐに薬に頼ってしまうことはお勧めしません。しかし私がそうだったのですが薬をかなりの量を服用していたとしても正しいプロセスを経ることができれば薬は止めることができます。それまで助けてくれるものとして怖がらずに飲むことが大事です。薬に対して否定的な思いを持って飲むのは体にとても良いことではありません。薬を受け入れれば副作用も最小限になります。これは私が体験したことです。

また、薬を止めるのは急にしてはいけません。特に抗うつ薬は急に止めることで返ってうつが悪化します。私のアドバイス通りプロセスを踏んで行けば、自分で薬を減らしていくタイミングがわかりますよ。体が教えてくれるんです。よくあるのは自分の間違った判断で勝手に止めてしまって結局薬の量が増えていくケースです。先ほども言いましたがプロセスを踏んでいないと悪化し、離脱症状も現れます。その繰り返しをしていると治すタイミングを失ってしまうこともあるのです。私の指導では無理なく最短で薬がいらなくなるように導きますが、その期間例えば1年間であれば、必ずしなくてはならないことがあります。それをすることで可能になります。

 

A  私の体の不調はうつから来ているのか、薬の副作用から来ているのか、また薬が効いているのかもよくわかりません。

 

恐らくうつによる症状と副作用による症状のどちらもでしょう。しかし、それを分析することは必要ありません。薬はもう飲んでいるので、何かしらプラスに働いているということを前向きに捉えましょう。事実、私も3つの抗うつ剤と4つの抗不安薬を飲んだことがありますが、それぞれ効果は実感できました。抗うつ薬によってセロトニンという脳内神経物質が足りなくなっているのを補ってくれているのは事実です。もしかしたら飲んでいなければもっと不安は強くなっていたかもしれません。痛みはうつ症状からも副作用からもどちらからも発生します。それが進行しているということは今のままではよくありません。

しかし、ここからが大事ですが、痛みとどう向き合うかということです。痛みがあるから何か思い病気ではないかと不安にります。それが増長していくのが人間なのです。でもそれは間違った常識がそうさせているとも言えます。痛みがあっても動じない強い心が大切です。ほとんどの場合、痛みと静かに向き合うだけで痛みは消えていきます。自分の中の子供が騒いでいただけなのです。痛みがあっても痛みを受け止める、見つめる、痛みの中に入っていく、どんな言葉でもいいです。自分にぴったりくる感覚を覚えてください。そうすると痛みは消えていきます。もしそれがガンだったとしても痛みは消えていきます。そしてそれは治癒につながっています。ですから、ほとんどの場合、医者の診断も検査も必要はないのです。動じないことです。静かな心の中では痛みは存在できないのです。必ず去っていきます。自分がそこに力を注がなければそれ以上大きくなることはありません。また痛みが表れてもあせることは必要ありません。また同じようにすればよいのです。何度もしているうちに痛みは現れなくなります。口の渇きや、目の渇きも同じです。目薬をしなくても解決するのです。これは真理です。私自身がすべて体験したことです。ほとんどの痛みは本来何もないことが多いのです。それを深刻にすればするほど症状が増え、病院に行けば丁寧に原因を探してくれます。そして病名をつけてくれるのですが、実は放っておけば消えていくものなのです。それがガン細胞だったとしてもです。ガン細胞は誰でも発生しています。探せばだれにでもあるのです。それを消してくれるのは自分の中の免疫の力です。この力はまず精神的なものと大きく関連しているのです。ですからまずは安心していいのです。心配になることはありません。

 

A なぜ痛みがあるのかがどうしても不安になるのですが。

 

先ほども言いましたが、痛みの中に入っていく静けさを取り戻してください。私の話を聞いただけで聞き流さないでまず、やってみることです。

必ず消えていきますよ。しかも簡単に。それを経験すると不安が消えていきます。今まで何におびえていたのだろうと気づきますよ。実はすべて自分の脳で作ってしまったものでもあるのです。脳は自分の意志に関係なく、高尚な働きをしてくれます。しかし在るとき、必要に応じて体に痛みを発生させるのです。それはストレスと大きな関係があります。もうこれ以上耐えられないというほどのストレスが蓄積されると脳は体に痛みを走らせるのです。そうすることによって脳にかかるストレスを分散させます。そうしないと脳が制御不能になってたいへんなことになってしまうからです。ですので自己防衛の本能として痛みを出すのです。ですので痛みが出たところが悪いということではないのです。膝が痛い、腰が痛いと言って精密検査をすれば何かしら異常を発見されます。しかし、多少の異常はあったとしても薬を飲んだり、手術をしなくてはならないほどの疾患があるわけではないのです。整形外科に通われている方のほとんどが本当は治療する必要のない場所を治療していると私は思います。脳がストレスを感じなければもう痛みはきません。先ほど痛みを見つめることでどんどん痛みの原因は小さくなっていきます。それは現れれば消えていくという法則によるためです。ですから痛みを怖がらずに見つめればいつかは消えてなくなります。でも、もっと早くすべてを解決させるにはストレスをこれ以上作らないこと、これが大事なのです。

 

A どうしたらストレスを増やさないことができるのでしょうか?確かに家庭でも職場の人間関係でもストレスを感じないわけではないのですが、よくわかりません。

 

ストレスは実に大きなテーマです。すべてのストレスから離れられることはまずできないでしょう。まずストレスはあっていいのです。ストレスは生きていく上で必要なものだからです。これに関してはまた今度にしますが、あなたの場合、感じなくてもいいストレスを感じてしまう状態にあるということです。ですからその状態を改善してあげればすべて解決します。本来、ストレスというのは絶対的な値や価値観があるわけではなく、ある人によってはストレスに感じないということがある人にはとてもストレスになっているということが多いのです。ストレスを過敏に感じてしまっているのは脳です。脳の土台にひずみがあればすべてが苦痛に感じてきます。人と会うのも、会議をするのもすべてが苦痛に感じてくるのです。その状態でストレスをどう解決するかを考えても難しくなってしまいます。まずは健康な脳を取り戻すことが早道なのです。

 

それは、ホメオスターシスと言われる生命恒常機能の維持が「ちょうどよく」できているかが大事なのです。すべての生命は繋がっています。その中でそれぞれの役割としてゆらぎがあるのです。そのゆらぎの幅の中で維持できていれば健康なのですが、揺らぎから外れて大きく振れてしまっている状態なのです。それを戻すことができればストレスは自然と感じなくなりますし、逆境に強い人間に自然になるのです。すべては連携していますので一つだけを見ることは正解ではありません。でも一番わかりやすいのはセロトニンです。セロトニンが不足すれば不安が増え、怒りやすくなり、何事にも耐えられなくなってしまいます。セロトニンはその他の脳内ホルモンや免疫細胞などとも連携していますのですべて全体で考える必要があります。一応説明をしましたが、実はこんなことは詳しく知らなくてもいいのです。私も知らなくて治りました。後から理論をまとめるために勉強し直したのですが、大切なのは脳がストレスを感じ安くなっているということを知り、仮に不安が出たり、怒りが出たり、発作が出たりしても深刻にならないことです。順を追っていけば必ず治りますから、まだそのプロセスなんだと思っていればいいのです。

 

かつてまだ脳のこのような働きが理解されなかった頃、(実は今でもそうなのですが)、頭がおかしくなったような症状に対して、気が狂った、何かに憑りつかれたと言って避けられる傾向があったのです。特に悪魔が憑りついたなんて言ってしまったら何も解決しません。悪魔祓いや日本のお祓いなどでは到底解決する道理がありません。言う方も無責任だし、治し方も乱暴でした。そしてかつては電気ショックを与えたり、モルヒネを大量投与して眠らせるなんてことが普通に粉われていたのです。その果ては精神病院に隔離され、そのまま一生を終えるか、寒さに耐えられず、病気で亡くなるということがよくありました。

本当は違うのです。すべては過ぎ去るように消えていきます。順を追ってプロセスを踏めば、また健康で歩き回れる自分が戻ってくるのです。

ですから安心してください。今すぐにストレスを解決しなくてもいいのです。いずれストレスは感じなくなります。そうすると周りも好転し、人間関係もよくなっていきますから、気が付けばすべて解決していくのです。今はストレスを強く感じている脳に気づいてあげるだけでいいのです。そのストレスの原因がわかればもっといいのは事実です。例えば幼少期の親との関係が根本になって社会で順応できないところからストレスが始まっているということを感じているとしましょう。自分はそれによってずいぶん苦しんだんだなと思うだけで、すべてを解決しようとしないことです。それを問題視することでまた深い闇に入ってしまうのです。原因になっていたであろう根本に思い当ったら(それが実は違っていても問題ではありません)、それを解決しようとせずに光を照らすのです。そこに光を照らすことで少しづつ小さくなっていくことが実感できます。先ほどの痛みに対して行ったことと同じです。光を当てるということは今の自分が過去の自分や他人、出来事に対して見つめるということです。

光ですから睨みつけてはいけません。真理の目で見るのです。それができれば消えていきます。自然に消えていくのをただ見ているのです。また普通に生活して、痛みが出たり、不安が出たりしたときにそれを行えばすぐに消えてなくなっていきます。それを体験することは大きなパワーの獲得の第一歩です。

 

A 必要なプロセスというものを教えてくれませんか?

 

もちろんです。惜しみなくお教えします。そのためにこのサロンを作ったのですから。カウンセリングは定期的に受けてください。私は誰かに教えてもらうことはできなかったので長く苦しみましたが、本来一人でもできることです。でも私の体験上、それほど簡単なことではないのです。途中であきらめてしまう人がいても不思議ではありません。ですので私が最小限道案内役を行います。しかし、私に直接会わなくても、ここに来なくてもすべてのヒントは惜しみなく書いていますので、後は自分で隙間を埋められるはずです。どんな方でも絶対に治るチャンスがあると言うことを伝えたいのです。そして苦しんだ分だけ得られるものも大きいということです。これを乗り越えることですごく大きな自分に出会えることができます。それこそが大自然の意志であり、ホメオシターシスの大きなゆらぎの一部であるということを信じてほしいと思います。

«カウンセリング実例集 人間関係
光線療法の可能性、光により体は変化する»
一覧へ戻る