BLOG

2017/8/21

夏場に体調が悪くなる人は

日本の夏は過ごしやすいとは言えません。この時期に体調を崩してしまう、疲れが出てしまう人が多くいます。

 

原因のひとつが猛暑であり、湿度の高さです。人間の体は水の流れがとても大切です。血流もそうですが、体内の水分調整が健康を維持する上でとても大切なのです。

 

例えば水分として体内に入ったものが汗や尿として排出されます。その過程で栄養と排泄物に分けられるのですが、主に腎臓でその仕事が行われます。暑いからと水分を多く摂ると腎臓の仕事は増えてしまいます。それがビールなどの冷たいアルコールですと腎臓の仕事の量は一気に増えてしまうのです。

 

またクーラーの効いた室内で過ごすことが多くなると足元が冷えてしまい汗が出にくくなってしまいます。足元の冷えは腎臓の機能を低下させます。すると尿が近くなったり泌尿器系の不調につながります。

 

そして湿度です。東京近辺の夏はかなり蒸し暑くなります。今年は雨が多く気温はそれほど高くありませんが湿度は高い状態が続いています。外気の湿度が高いと体内の水分調整が難しくなることがわかっています。汗は出ても乾かない、常に湿った状態になり、上手く水分を外に出せなくなるのです。それでも水分を多く摂るため体の中には余計な水分が溜まります。それが体のむくみとなったり、内臓に溜まることで冷えが生じるのです。

 

腎臓も疲れてしまいます。だんだんと解毒する機能が弱くなり、体内に毒素が溜まることになってしまいます。

 

では、どうしたらよいか。

大切なのはまず、足を冷やさないことです。暑いからと言って足を出したまま寝てしまったり、クーラーの効いた部屋で足を冷やしてしまうことが多くあると思います。まずは足首を中心に温めるように心がけてください。夏用のレッグウォーマーを着けるのもいいでしょう。足湯なども効果的です。これだけでも腎臓の働きを助けることになります。

 

次に有酸素運動でたくさん汗をかくようにしましょう。体の中に溜まった余計な水分は運動で排出するのが理想的です。30分以上の有酸素運動を毎日心がけてください。

 

背中の筋肉が硬くなると腎臓の機能が落ちます。ストレッチで背中を伸ばしたり捻ったりすることで筋肉を柔らかくします。疲労はまず筋肉から始まりますのでこまめにストレッチをすることが大切です。

 

腎臓や腸にいい食事を心がけましょう。腸の働きが悪くなるとすべての臓器の調子が悪くなります。そしてホルモン分泌にも影響が出て気持ちが滅入ってしまいます。腸環境を整える細菌を育てる食事を心がけましょう。またスナック類などの塩分を多く摂るとのどが渇き水分を多く摂ってしまいます。またナトリウムを多く摂ることでカリウムが流され体内のミネラルバランスが崩れます。だからと言って塩分は必要です。汗で出てしまうからです。自然の塩の中にはカルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムなどが含まれています。人間の血液は海水と共通したミネラル濃度が保たれているため、海水からとった自然塩は健康には必須です。精製塩を止め、自然塩に変えることで体内の水分調整が劇的に良くなる可能性があるのです。

«腎臓の機能の高め方
脳への血流が悪くなると起きる症状»
一覧へ戻る