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2015/10/23

日光浴と光線療法②生活の中の日光浴

東京の夏は近年とても暑くなりました。

真夏日と言われる日が連日続き、とてもじゃないけど外を歩けないという日も多くあります。こんな時に日光浴と言っても、本当に体にいいのか疑問だと思われるかと思います。

 

私の経験からの意見ですが、真夏の炎天下での日光浴は必ずしも健康によいとは言えないと思います。かと言って家の中に閉じ籠るということではなく、積極的に肌を露出して日光を浴びることは注意が必要です。なぜかというと、紫外線が強すぎるからです。適度な紫外線は体にとてもいいのですが、それを過ぎると害が出るのではないかと思います。どれくらいが適度かというのは個人差があります。これまで育ってきた環境や遺伝子によって差がかなりありますから、5分で十分な人もいれば1時間大丈夫な人もいるかと思います。一番確かなのは自分の体に聞いてみることです。過ぎたるは及ばざるがごとしと言いますが、適度を過ぎると体が疲れてしまったり、肌にダメージが出ます。

 

しかし、多少ヒリヒリするくらいは体によい場合がありますので、あまり神経質になる必要はありません。夏の間に体を焼いておくと冬の間に風邪をひかないと言われます。これについては間違いありません。日差しを避けて、夏を過ごしてしまうと冬の間に病気がちになったり、うつ病を発症するリスクが高まると言われています。

 

ここで考えるべきことは体にちょうどいい日光浴とは何かということです。外でお仕事をされている方で、顔や腕などがよく日に焼けている方がいます。この方たちが健康かと言えばかなり健康であると察しますが、病気になる方もいます。原因はいろいろありますが日光浴も「ちょうどいい」を意識しないと効果が出ません。さらに紫外線による肌のダメージも無視できません。

 

私はよく観葉植物を例に出すのですが、とてもわかりやすいのです。室内で育てる観葉植物の中にもいろんな種類がありますが、程度な太陽光が必要な植物がほとんどです。室内であっても窓際であったり、明るさが必要で、あまり太陽をあてていないと枯れてしまいます。

かと言って日差しが強すぎる窓際では葉焼けを起こして元気がなくなってしまいます。ちょうどいい日光浴をさせてあげることが元気に育てるコツです。人間もまったく同じで、ちょうどいい日光浴がホルモンの分泌を正常にし、体内時計を調節し、免疫力を高めるなどにつながるのです。

 

ですから、真夏に部分だけを陽に焼くのは必ずしもいい結果がでるとは限らないのです。日光の照射が強すぎたり長すぎたりすると体にブロック反応が出てくるのです。

 

ちょうどいい日光浴は万病に効きます。ですから自然の生活の中で日光浴を意識して過ごすことはとても大切です。春から初夏にかけては十分に肌に浴びる時間をとりましょう。真夏は朝の早い時間に効率よく浴びることが大切です。少しづつ慣らしていけば、肌をこんがり焼くのもプラスになることが多いですので、日焼け止めクリームを塗って、上から下まで紫外線カットの服装をして過ごした人よりはるかに健康になると思います。

 

紫外線による皮膚がんへの関連性はまだ解明されていません。私の住んでいたオーストラリアでは近年見直しが続き、太陽光を浴びずに室内で多く過ごしていた人の方が皮膚がんが多いと言う研究も発表されました。イギリスでも夏は30分以上太陽を浴びないようにと政府が発表していましたが、逆に病気が増えたために、日光浴を勧める方針に変わってきました。日本は世界的にみても紫外線を悪と観る考えが強く広まっています。今年の朝日新聞の小学生向けの記事にも紫外線を悪とする医者の考えをそのまま載せてありましたが、実に困ったことだと思うのです。乳がんや前立腺がんが近年増えているのも日光浴が不足していることとの関連が強いのです。

 

秋から冬にかけては外に出て日光浴ができる機会が少なくなります。この期間にビタミンDの蓄積がなく、慢性的に不足している人は、風邪をひきやすいなど病弱になり、ウイルス感染のリスクも高まってしまいます。今後、抗生物質が効かないウイルスや細菌の出現が現実に起こってきます。これから大切なのは医者に頼ることではなく、自分の免疫力、抵抗力を強くすることなのです。それさえしていれば、巷でどんな病気が流行ってもおたおたすることもないのです。

 

現実的に考えた場合、光線療法は実に有効な手段であると言えます。太陽の光はあらゆる病気を治す力があると何千年も前から伝えられてきたのです。それが近年忘れられているのは現代医学の発展による弊害であるとはっきり言えると思います。医者の中にも目覚める人が増えてきています。真の医療とは何かを真剣に考えている人たちです。しかし、その数はまだ少なく、大切なのは個人が正しい健康に対する知識を持つことです。自然療法で治る病気が現代医療に関わったばかりに悪化するというケースも多くあるのです。もちろん現代医療に命を救ってもらうケースもあると思います。大事なのは自分の健康に対して自分で責任を持つということです。

 

医者が見放せば絶望するのであれば、治るものも治りません。事実、医者が見放した難病患者が自然療法で蘇った例はいくつもあるのです。それは自分の底力を発揮したから得られたのです。

 

私が行えることは自然治癒力を最大に発揮するためのサポートです。自分は必ず健康になるという強い気持ちが湧いてくるまで何度でもカウンセリングを行います。病気に対して自分が自分にかけていた呪縛を解き、ニュートラルな状態になれば癒しが始まるのです。力んで治すのではないのです。思い込みを解除すれば、弱っていた内臓も筋肉も蘇ってくるのです。思い込みによっていかにたくさんの病気が生み出されているか、その事実を知っていただきたいと思います。簡単には思い込みは取れません。上書き保存が繰り替えされて強い神経回路が生み出されているからです。自らが病気を作り出す思い込みの事実は、この程度の説明では誤解を生んでしまうと思います。言葉で説明するのは実に難しいのです。

 

 

 

 

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