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2016/2/27

短所ばかりに目が行っていませんか

誰にでも短所はあります。完璧な人などこの世にはいないと言ってよいでしょう。

 

いかに完璧に装っても現実的にはミスばかり。それがストレスになって体を壊すケースが多いのです。自分のミスに対して寛容になれないと他人のミスにも寛容になれません。

 

自分がミスをしないように努力をしているのだから他人の軽率なミスがゆるせない、となってしまいます。ミスをしないように努力することは大切だと思います。しかし、どんなに努力してもミスするのが人間なのだとわかると心がとても楽になります。小さなミスを数えたら毎日いくらでもあります。ミスしながら生きているのが人間なのではないでしょうか?

 

短所と言えるものは他にもたくさんあります。特に他人の短所ばかりに目が行ってしまう人が多くいます。私もかつてはそうでした。他人の短所ばかりに目が行くと、常にイライラしてしまうことになります。他人に対して寛容になれなくなり、常に対人関係でぶつかってしまうかもしれません。

 

しかし、よく見ると誰にでも長所が存在します。誰にでも必ずあります。自分の目を通して見ている短所ばかりという存在は本当に正しいのでしょうか?実は思い込みで作られた虚像なのかもしれません。

 

フィルターを解除してありのままに自分や他人を見れば長所の存在に必ず気づくことができます。そして誰であっても長所に比べれば短所など足元にも及ばないもの、であるということがわかります。

 

あの人は短所の方が圧倒的に多い!と思う人もいるかもしれませんが、それは思い込みかもしれません。実は短所を補って余りある長所が存在しているのではないでしょうか。ただ、それに気づいてあげなかっただけではないでしょうか。

 

自分の子供に対してはどうしても短所に目が行ってしまうことがあります。親の責任を果たそうとすることで、短所をどうにかして治してあげたいと思う親心からだと思います。しかし、短所ばかり指摘しているとその子供は常に緊張してしまい、自分を無価値な人間だと思い込んでしまいます。それはその子供にとって一生を左右する大きな問題に発展してしまうこともあります。

 

すべての短所を集めても、あなたの長所ははるかに勝っている。

 

そう周りが思ってあげることで人は自分の長所を信じられるようになり、自分に対して自信を持つことができるのだと思います。そして、長所に目が行くようになった人には安らぎや喜びがもたらされます。

 

自分に対しても短所ばかりではなく、とてもいい長所が必ずあります。それをゆるぎない気持ちで見つめ続ければ、どんどん自分の才能が開花していくと思います。そしていつの間にか短所が小さくなっていくということもあるのではないでしょうか。

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