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2019/1/29

過活動膀胱に対する自然療法

過活動膀胱という病気で悩まれている方が増えていると言われています。

 

頻尿や残尿感、排尿時、排尿後の違和感、膀胱の違和感、ムズムズなどの症状が常時あり、膀胱の不快感が頭から離れない状態になってしまう方もいます。

 

当院は病院治療では改善することがなく、通常の治療でも改善しない原因不明の慢性病、難病の方に対して自然療法、健康法をご提供しておりますが、そのほとんどにおいて血流と自律神経の不調が関わっています。

 

実際には内臓機能の低下、ホルモン分泌の異常などが体調不良、精神不調の原因になっていることがありますが、その部分に対する対象療法を考えるよりも血流と自律神経の改善に注力することが重要です。

 

血流と自律神経の不調を改善することから始めなければ事態が好転してこないケースが多くあります。ホルモンバランスや内臓機能を正常にしていくためには体全体を統制している健康秩序が調整されなくてはなりませんが、血流と自律神経が底上げされなければ崩れ落ちていく流れを変えることは難しいのです。

 

この健康を維持するために与えられている秩序について深く理解することが大切です。本来、どんな病気であっても自然治癒力によって治していくという考えが基本であり根本です。

 

あらゆる医療、治療はこの自然治癒力を妨げるものであってはならないのです。自然治癒力が働きにくくなっている原因を改善し、自然治癒力が正常に働くように力添えするものでなくてはなりません。

 

つまり薬や手術、科学療法が自然治癒力を低下させ自分で治ろうとする力を奪ってしまうことになっていないか患者さん自身がしっかりと考えなくてはならないのです。

 

薬や手術によって早期に回復するケースも多くあります。しかし慢性病に関しては医療過多という認識を持つ必要があると私は思います。

 

当院には膀胱の不調でいらっしゃる方が多くいます。症状は似ていますが病院によって診断される病名が変わることがあります。慢性膀胱炎、間質性膀胱炎、慢性前立腺炎などです。

 

当院は病気ごとの治療をすることはありません。あらゆるお病気に対して行う処置は共通しています。

 

その目的は血流の改善、自律神経の改善、筋肉疲労、硬直の改善、関節稼働域の改善などです。

 

手技整体術、光線療法、びわの葉温灸、体操呼吸法指導、カウンセリングが主なメニューになります。

 

これらの療法、健康法を組み合わせることによってまず血流の改善、自律神経の改善が期待することができます。続いて内臓機能の向上、ホルモンバランスの調整なども期待することができます。

 

その結果、原因不明の痛み、膀胱の違和感、頻尿、精神的な不調(うつ症状)などが改善されることが期待できます。

 

あらゆる症状が消えて無くなるかどうかはお約束できませんが、血流の改善、自律神経の改善が必要だと感じておられる方であればその期待に答えるだけの技術と経験があると言うことはできます。

 

過活動膀胱の症状が結果的に消えた、改善した例は多くあります。なぜなら血流と自律神経の不調によって、過活動膀胱の症状が発生することは十分考えられるからです。主に脳の誤作動が関係しますが、これについては脳の誤作動について書いているブログをお読みください。

 

特に光線療法と手技整体術はとても適したものになり得ます。光線に関しましてはまた別の記事をお読みいただければ幸いですが手技に関しての根拠について少し書かせていただきます。

 

多くのケースで腰の筋肉が腰椎に対して圧迫などを起こしている、お尻の筋肉が仙腸間接などの神経、坐骨神経などを圧迫していることが膀胱の違和感に繋がっていたことがあります。

 

因果関係として長時間のオフィスワークで椅子に座る時間が長い、車の運転が長い、ソファで浅く座っていることが多い、足を組むことが多く、同じ足を上にしているなど、腰やお尻の筋肉に不自然なストレスをかけていることにより、筋肉疲労、硬直が慢性化し、神経に影響を与えている可能性があります。

 

膀胱の神経は腰やお尻と関連があり、この部分の筋肉の硬直を改善することで症状が楽になることがあります。また腸腰筋のような腹筋の近くの筋肉が影響していることもあり、姿勢が悪いことが主な原因であるか、運動不足が考えられます。

 

これらの筋肉をストレッチしたり鍛えたりすることは中長期的にはとても有効ですが、不調を抱えている場合は手技による調整を受けられることをお勧めします。

 

また腰やお尻の筋肉は背中や足の筋肉とも連携していますので、できる限り全身の筋肉の硬直を改善し柔軟性を取り戻してあげる必要があります。そうすると毛細血管に血が流れるようになり血流の問題が根本から改善されてきます。

 

手技を受ける目的として筋肉をゆるめて伸ばすというものは側面に過ぎず、大切なのは自律神経です。手技を受けることによって自律神経が改善されると言い切ることはできませんが、人の手を介して行われる療法のみが改善できることもあります。私は強く押したりもんだりすることを目的には行いません。できる限り力を抜き柔らかく触ることで受けておられる方の緊張や力みが取れ、それが自律神経やホルモン分泌によい影響が出ていると思っています。

 

過活動膀胱の方の場合、腰やお尻の筋肉の問題を改善するだけで症状が完全に消えることは少なく、自律神経、全身の血流(特に脳)の問題を含めて施術していくことが求められます。そのため光線療法がとても有効になると思われるのですが、カウンセリングも必要なケースがあります。なぜなら血流、自律神経、ホルモン分泌は精神状態に直結し、知らぬ間に思考のパターン化が始まり、同じパターンの思考から抜け出られずに苦しんでいるケースが多くあるからです。特に自分を批判したり将来を不安視してしまうパターンから抜け出られなくなると症状の慢性化に繋がるかもしれません。

 

手技整体術や光線療法は体側から悪循環の流れを変えるお手伝いができますが、カウンセリングを加えるとさらに好転する可能性があります。私はカウンセリングの資格を持っているわけではありませんが、健康法の実践、闘病、ヒーリング経験、その他の人生経験などを通して日々、難病、慢性病を患っておられる方々を励ましており、力になれることと思います。

 

必ず改善するとは申しておりません。誤解なさらないでください。絶対はありません。ただ通われた方のすべての方とよい関係を築けたことは間違いありません。健康に対する意識が変わり、病院任せにしていた価値観を改め、あきらめずに自分の体を労り、自分を苦しめていた悪習慣を断ち切り、不安がありながらも正面から向き合うことを選択された方は必ずいずれ健康を取り戻します。それはお約束いたします。

 

当院で行う処置はすべて自然なものですのであらゆる副作用はありません。即効性は無いかもしれませんが、確実な一歩を進んでいる実感が伴うものです。他のどんな自然療法とも並行して行える安全なものです。病院治療と併用することも問題ありません。

 

遠くに住んでおられて東京には通えないという方にもアドバイスを差し上げます。現在、日本全国にメールや電話でつながっている方々がいます。もし可能でありましたら一度でもご来院ください。一度でも会いますと違います。その日から変わったとおっしゃる方が多くいます。それは私自身が治ることに対して一切の不安を持っていないからです。「治るんだ」と脳が認識を改めた時から自然治癒力は蘇ります。そして治るために必要なことを自分の脳が教えてくれるようになります。脳とは本来それくらいすごいものなのです。

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