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2015/4/9

間質性膀胱炎、慢性前立腺炎完治しました。

 

私は間質性膀胱炎、慢性前立腺炎と病名をつけられ、苦しんだ経験があります。その私がどのように病気を完治させたか、同じ病気で苦しんでおられる方に少しでもヒントになれば幸いです。

 

ある日、私は膀胱炎にかかったと実感しました。おしっこをした後、膀胱の違和感が消えず、これまでに体験したことのない違和感でしたのですぐに泌尿器科へ行きました。

 

そこで尿検査を行いましたが異常はない、と言われました。しかし抗生物質を出してもらい様子を見ることになりました。違和感は改善せず、数度泌尿器科を訪れましたが、大きな病院で検査をすることを勧められました。

 

私は男性ですので睾丸の当たりや尿道、肛門のあたりも痛みを感じていました。まずはガンを疑い検査を行いましたが異常は出ませんでした。

 

私は腸の調子もおかしかったため、内科で抗生物質をもらい、飲んでいましたが膀胱近辺の違和感が消えることはありませんでした。ネットで調べていくうちに慢性前立腺炎という病気ではないかと思うようになり、それについて詳しいとされる泌尿器科へ行くと慢性前立腺炎という診断になりました。そこではやはり抗生物質による治療となりましたが3週間たっても改善はしません。

 

別の病院へ行くと膀胱頸部硬化症という診断を受けました。しばらく薬による治療を行い、改善しないのなら手術しましょうと言われました。しばらく薬を飲みましたが改善はしませんでした。

 

その頃、私は以前から感じていたうつ症状が強くなり、病院で言われた「完治は難しい」という言葉にショックを受け、パニック障害を発症してしまいました。病院へ行くのもつらい状態になってしまったのです。

 

頭の中では「とんでもない病気になってしまった」という恐怖が常に付きまとい、自分の不安や恐怖心で症状をさらに悪化させてしまうという悪循環に陥りましたが、それを止めることはできませんでした。

 

その頃も複数の泌尿器科を尋ねました。その中で間質性膀胱炎かもしれない、という言葉をもらいました。私は知人の紹介で大学病院の泌尿器科を訪ね、徹底した検査をお願いすることにしました。「慢性前立腺炎なのか間質性膀胱炎なのか、検査をしてほしいのですが」とお願いしました。私はそこでも強いパニック発作が出てしまい、病院のベッドで動けなくなってしまったのです。

 

そこの医師は「間質性膀胱炎と思われる症状ですが、膀胱に内視鏡を入れてもはっきりわからないケースが多くあります」「カメラで見ても何もない場合でも間質性膀胱炎と診断することもあります」「あなたの場合、精神的なものから来ている可能性が高いので、まずは精神科で治療を受けることから始めてください」「今の段階で尿道からカメラを入れるのは悪化してしまうことが考えられますし、実際に検査後に悪化する人が多いです」と言われました。私はかなり敏感になっていましたし、パニック発作が強く出ていたため、検査はするべきでないという意見を飲みました。

 

間質性膀胱炎に関しては症状を見て医師から「間質性膀胱炎」と説明を受けましたが、実際にカメラで膀胱を見たことはありません。カメラを入れたり、水圧拡張をする精神状態ではなかったのです。その後、自然療法で回復に向かいますが、私の中では薬物療法も外科的な処置も必要ないと思っていましたので、検査を再び行おうとはしませんでした。

 

内視鏡を入れずとも、水圧拡張をしなくとも「間質性膀胱炎」と医師から言われることはあります。それが特別なことなのかよくあることなのかはわかりませんが、膀胱を詳しく調べることはよくない、と思われている医師が複数存在していることも事実です。それでも間質性膀胱炎と総合的に判断されることがあるようです。

 

水圧拡張をしていないのならば間質性膀胱炎ではないのでは?水圧拡張をして初めて間質性膀胱炎とわかるのではないですか?と思われる人がいるのなら、私は間質性膀胱炎ではなかった可能性もあります。慢性前立腺炎についてもそうです。前立腺に異常が出なくても症状を見て病名をつけられることが多くあるようです。

 

実際に私は慢性前立腺なのか間質性膀胱炎なのかはっきりわかりませんでしたが、私の情報発信の本意は別のところにあります。

 

あくまでも私見ですが、膀胱にカメラを入れてはっきりと異常を見つけられたとしても、それが正しいとは限らないということです。その後の処置が果たして完治に向かうのか、そこが最も大切なことです。水圧拡張を経験していないのなら意味がないと思う方もいるかもしれません。本当の間質性膀胱炎ではないと思う方もいるかもしれません。そのような意見に対して反論する気はありません。しかしながらどのような過程を通った間質性膀胱炎であっても私が完治した情報は意味を持つものです。そして仮に深刻な炎症や傷があったとしても治癒していく可能性が見つかる道があります。それをお伝えしたいのです。そして私は間質性膀胱炎にしろ、慢性前立腺炎にしろ、脳の問題が大きいと思っています。膀胱にはほとんど原因がないことが多いのではないかと思っています。脳に原因があるということは自律神経に原因があるということにもつながります。体全体の生体バランスの崩れが原因であると思っています。仮にそれが当てはまる場合、患部にいくら処置を繰り返しても良くはなりません。悪化することも考えられます。脳の問題、自律神経の問題であると思っている方、もしかしたら自分もそうかもしれない、と思う方に私は情報を発信しています。患部への処置で治ると信じている人、実際に改善している人は当てはまらないかもしれません。

 

間質性膀胱炎と慢性前立腺炎と医者に診断され、どんどん痛みはひどくなっていきました。何をしてもよくならない日々が続き、治療院や病院を転々としましたが、なぜか症状は悪化していきました。その痛みは健康な人には想像もできないつらさでした。鈍痛、ときには鋭い痛みがほぼ24時間続き、頭がおかしくなるほどでした。この病気になったことを恨みました。もしかしたら一生この痛みと付き合わなければならないのか?そう思うとぞっとしました。もしかしたら生き続けることも難しいのではないか?真剣にそう思いました。私はうつも発症してしまいましたので、本当に真っ暗な生活を送らなければならなかったのです。

 

必死に病院や治療院を周り、できる限り情報を集めました。しかし、どれも痛みを改善してくれるものはありませんでした。それどころか、ネットで情報を拾えば拾うほど、この病気がいかに恐ろしいかを知ることになり、絶望感が強まっていきました。

 

もしかした誰も治った人はいないのではないか?そんな不安でいっぱいになりました。私は恥骨の辺りの痛みから始まって、陰部や肛門、会陰部、睾丸などの痛み、排尿時の痛み、大便時の痛みなどに苦しみました。医者で尿検査に始まり、CTやエコーによる検査を繰り返し、尿検査では検出されない細菌が悪さをしているのではないかと抗生物質を処方され、症状が変わらないので数種類の抗生剤を数ヶ月飲みました。他の病院では膀胱頚部硬化症と言われ、前立腺肥大症の薬を飲むように言われました。手術もできると言われましたが、他の病院では手術するリスクを指摘され、手術しないことを選びました。これは今思えば正解でした。

 

医者からは治らないとはっきり言われました。一生付き合っていくものであり、残念ながら少しずつ悪化するとも言われました。

 

医者の言葉は力があります。これは一生付き合っていく病気で、完治は難しいと言われれば本当にその通りになってしまいます。なぜなら自分の脳がそれを思い込むことで現実にしてしまうからです。医者が言うのだからそうなのだろうと私も思いました。しかし、たくさんのお医者さんと巡り合ううちに、それぞれ言うことが違うということに気が付きました。

場合によっては真逆のことを言う人もいます。「本当はどこも悪いところなんてないんだよ」、「君の場合、精神的な問題だ」そう言われることも何回かありました。当時の私には精神的な問題だけで痛みが続いているとは信じられませんでした。患部に問題があると強く思い込んでいました。(医者に言われたからでもあります)。

 

それで、前立腺や睾丸のガンではないかと疑ったり、検査を繰り返したのです。いろんな医者に行くたびに、あなたはどこも悪くない、気にしなければ大丈夫という診断が多くなっていきました。患部に異常があると言い、完治はないと言う医者は実は一人であることに気づきました。

後は細菌の存在を疑い、なんども違う抗生物質を飲ませる医者もいましたが、やりとりの最中にこの医者は確信を持っていないということがわかり、数か月で離れることにしました。

 

ほとんどの医者が患部には問題がない。痛みを作っているのは精神的な問題だと言っていることに気づきました。そして私は患部に深刻な問題を抱えているという強い思い込みをしていることにようやく気づきました。たった一人の医者が言うことでもそれほど強いのです。常に最悪の想定をしてしまうのが患者です。まさに医者の呪縛にかかってしまったのです。さらにネットで拾う、この病気に関する悪い情報も思い込みを強くしました。

 

ようやく私は自分はどこも悪くない、病気ではない、ということに気づきました。では痛みはどうして起こるのだろう。

 

そして私は医者の言うがままに抗うつ薬と抗不安薬で治療を始めたのです。私がうつ病を発症していたのもありますが、抗うつ薬、抗不安薬は痛みにも効くと聞いて飲み始めました。しかし、私には合いませんでした。排尿障害が出てしまいました。おしっこが出ないのです。まったくではありませんが、苦しみました。そしてそれは痛みを伴うもので、どんどん痛みは強くなってしまったのです。

 

精神科のお医者さんはそれも思い込みだと教えてくれました。自分でそうなると思い込んでいるからそうなるということでした。しかし、どうすることもできません。時にはお医者さんに叱られました。しかし薬で痛みがどうにかなるということはなく、日々強くなって行ったのです。

 

脳の誤作動が起きている。複数のお医者さんに言われました。だから薬でセロトニンを増やしましょう、ということでした。しかし、薬を飲めばさらに痛くなると言う事実があるので、私はそれを拒みました。結果、医者も見放すほどの状態になっていったのです。

 

私は自然療法で治すしかないと思っていました。薬は体が拒否反応を出す。何か自然療法で合うものはないか、まず試したのは食事療法でした。ビタミンB12を多く摂り、脳の栄養を養いました。その他肉食から野菜中心にし、青汁やノニジュースなど試しました。しかし、どれも効果は感じませんでした。

 

私は直感で体の冷えを治せば痛みは消えるのではないかと考えました。当時の私は薬害もあり、自律神経失調症になり、かなり体が冷え切っていました。真夏でも足が冷たくなり、秋になるに連れて深刻な冷えを感じていました。できるだけ長くお風呂に浸かり、足湯や温熱機で下半身を温めましたが、びくともしません。また思い込みが入り、寒くてたまらなくなりました。遠赤外線ベッドや様々なものを試しましたが、どうにもならないと感じました。そんな時に最後に出会ったのが光線機だったのです。

 

知り合いに紹介していただいた治療院に光線機が置いてありました。光線療法を勧められて説明を受けましたが、そこでは私の具合がとても悪くなり帰らざるを得なくなりました。しかし私は光線療法がとても気になり、帰ってから自分で調べたのです。

 

それは血流を改善することであらゆる病気に対して改善が見込めると言う内容でしたが、あれこれと情報を拾ううちにぜひ試してみたいと思ったのです。そして、一か月たたないうちに自分の家に光線機を一台購入し、徹底的に光線療法を行ったのです。

 

私には直感でこれしかないというものがありました。確かにこれまでの温熱機にはない温かさを体が感じていました。痛みは続きました。すぐに消えたわけではありません。しかし、精神的に落ち着いてきたのを家族も感じるようになりました。

 

私はとにかく温かい光線機が体に染み込んでくるのを感じました。とにかく冷えを治せばどうにかなるのではないか、という希望がありました。冷えは万病の元と言います。冷やしたと思った時に痛みが強くなるのを感じていたので、とにかく血流をよくすれば、すべてがよくなるのでは、という直感が働いたのです。

 

3か月たっても痛みはあります。しかしどこか精神的に余裕が出てきたのを感じました。私は光線療法一本に絞って毎日それだけをしました。仕事もできないほど弱っていましたので、何も考えずただ、あったかいなあ、ありがたいなあ、と光線に当たりながらじっとしていました。

 

そこから完全に痛みを作っていた脳の誤作動を正常にするのは簡単ではありませんでした。どうやって治したかは今後のブログでも書いていきますし、当院に来ていただければいつでもお教えしますが、光線療法を3~4か月毎日行うことで血流が改善し、冷えに劇的な効果があり、それは脳の血流をいつの間にかよくしてくれていたのです。この基礎ができていなければどんなことをしても治らなかったということがとてもよくわかります。薬だけではどうすることもできない場合もあるのです。

 

私の場合、うつ病やパニック障害も発症していましたが、その後そのすべてが完全に治ったのです。私に会っていただければわかりますが、そのような病気をしていたとは到底信じてもらえません。それどころか以前より快活になった気がします。当時を知る人からすれば奇跡を見ているかのようだと言われます。本当に廃人寸前まで行ったのです。

病院に行ってもロビーで座って待っていることができず、どんな病院でも心配されました。精神病院に入院する寸前まで行きましたが、入ったらもっと悪化してしまうと思いますよ、というお医者さんのアドバイスで留まることができました。薬も一時は限界量まで増え、その副作用でも苦しみました。また薬を中止することで離脱症状にも苦しみました。自殺願望が頭から離れず、生き地獄を体験する日々が一年以上続きましたが、完全に治ったのです。精神科の先生も驚きました。一番深刻な患者だったのにどんどん回復してあっという間に卒業してしまったのです。「なにがあったのですか?」と聞かれ、「自分の中では光線療法が効いたと思います」と答えました。ですが、お医者さんは納得がいかないようです。「自分で効いたと思えばいいんではないでしょうか」そんなお答えでした。

 

私は光線療法の素晴らしさを体験し、たくさんの人にこれをお伝えしたいと思い、光線療法院を始めました。確かに私一人の体験記もしれません。しかし、私にはほとんどの人に当てはまることだという確信があるのです。慢性痛にしても精神疾患にしてもガンにしても血流の悪化、自律神経の異常、そしてホルモンバランスの異常で起きます。

現代医療ではそれに対して薬で対処するしかないのです。人間の体には自然治癒力というものが備わっています。治るきっかけを与えれば、後は自然に治してくれるのです。しかし、薬による治療はホルモンバランスをさらに狂わし、自然治癒力を低下させるものではないかと思います。冷えや自律神経失調症、ホルモンバランスの異常は少しづつ起きてきたのです。ストレスや生活習慣の問題などで長年かけて病気は作られてきました。それを正常に戻すのは簡単ではありません。

 

光線療法でなぜ改善が見込めるのか、それは太陽の光がすべての生命体にとって不可欠であるからです。現代人は圧倒的に太陽のエネルギーが不足しているのです。それによりビタミンDの欠乏が起こり、ホルモン異常が起こります。紫外線を恐れ、日光浴をする機会が失われ、朝日を浴びる習慣も忘れられ、どんどん精神疾患が増えてきているのです。植物に太陽が必要なのと同じように人間にも本来、太陽の光が必要なのです。曇りや雨の多い地域に精神疾患や難病が多く発生することもわかってきています。

 

実際に日光浴で足りるかと言えばそうでもないのです。一日15分の顔と腕だけの日光浴で十分と言う情報もありますが、実はまったく足りていないのです。住む地域にもよりますが、秋、冬であれば1時間以上、しかも顔、腕だけでは足りません。真夏であれば紫外線が強すぎてまた問題が出てくるのです。

 

ぜひ光線療法をお試しください。現代人がいかに太陽の光が足りていなかったかが実感できると思います。本当に深刻な冷えや痛みには太陽光しか太刀打ちできないと私は思っています。光線療法を受けると元気になったという人がたくさんいます。元気と言うのは感覚ですが、全身の血流がよくなると元気を感じ、悪くなると元気がなくなるのです。

 

あらゆる慢性痛、精神疾患の方に光線療法をぜひお勧めします。最低でも10回、できれば3か月受けてみてください。

 

私の場合、3~4か月の集中的な照射療法で効果を感じることができました。個人差はあると思います。すべての人の痛みが消えるとは断言できませんが、お試しになる価値は絶対あると思います。

 

また、人間の思い込みによって病気は悪化すると言う事実があるのです。それを解除するには、どうしたら治るかという実体験が一番効果があるのです。一人一人に対して私の実体験を通してできるカンセリングをさせていただいております。私のカンセリングは専門の知識を学んだものではありません。あくまでも自分の実体験を通して治ったことをベースにお話しさせていたくものです。

 

私の経験上、慢性痛は心の問題も含んでいます。それに対して私なりにわかったことがあります。私がそれをわかるまでにものすごく苦労しました。誰も教えてくれることもなく、なんども絶望になりかけながら、わかったことです。光線療法で血流が良くなるにつれて、ひも解けてきたのだと思います。なぜ、痛みが起きているのか、ということを脳が理解した時に痛みが消えて行ったのです。

 

 

 

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