
2020年07月10日 金曜日
現在闘病中の方、人生において病苦というものに直面している方に書かせていただきます。
うちには自律神経失調症、うつ病、パニック障害、不安症、慢性痛、腸過敏症、慢性前立腺炎、間質性膀胱炎、再生不良性貧血、糖尿病、腎不全、ガン、神経麻痺、子宮筋腫の方などが来て下っています。
特定の病気の方に向けて書いているのではないのですが、どんな病気であっても必ず治せるということをお伝えしたいのです。
私が治せるということでは決してありません。そのように思い上がったことを言いたいのではありません。
治すことができるのは自分自身です。
自分しか治すことができないと言うこともできます。
自分は自分の体に何が起きているのか、心に何が起きているのか、すべてを知っているのです。
そしてどうしたら治すことができるのかも本当は知っているのです。
このことについてまず深く知らなくてはなりません。
しかし実際の自分は何もわからないし、何をしたらよいかもわからない、自分で勝手に判断してもよいとは思えない。
病院に行って検査をしてもらって薬をもらい、手術が必要ならしてもらって、すべてを任せることが大事なのではないかと思う。
このように思うかもしれません。
しかしこのブログを読んでいる方は病院で治らないからお読みになっているのではないでしょうか。このままではまずい、治らない、人生が台無しになってしまうかもしれない、と危機感を抱かない限りこのブログには行き着かないと思います。
何かに気づかなくてはならない、何か大事なことを忘れているような気がする。
このような心の声に導かれてここに来ているのだと思います。
なぜ自分の病気に対して何もわからないのか、不安になってしまうのか、それは自分の健康に対してあまりにも他人任せに考えてきてしまったからです。
自分で直視することを避け、ありのままの体からのメッセージや感情から目を背け押さえ込んで来てしまったことが原因なのです。
病気は教えてくれています。どうしてこうなったのか、そして今、何をするべきなのか。
この答えは誰も教えてくれません。病院の先生、治療師の先生、カウンセラーなどに答えを求めても混迷していくだけです。
もちろん検査結果は真剣に聞くべきです。専門家の見解も参考にするべきです。そこから答えが見つかることもあります。
しかし本当の答えは自分しかわかりません。そしてその根底の問題については他から教えられることは滅多にありません。多くの場合、対症療法と言って症状に対して抑える治療しか提供されないからです。
多くの慢性病は本当は自分で治せるのです。自分の現在と真剣に向き合うとき、すべての答えは自然に導き出されます。誰にでもそのような能力が秘められているのです。
休息が必要な時に休まずに動き回ってしまう、病院巡りをしてエネルギーを消耗してしまう。
栄養が必要ではない時に無理に栄養のあるものを食べ続け、内臓が疲労してしまう。消化にエネルギーを使ってしまう。
薬やサプリメントに頼りすぎて自然治癒力を低下させてしまう。
やめた方がいい生活習慣に気づかず、いつまでも不健康な種をまき続けてしまう。
適度な運動をした方がいいのに動く気がしないとやらずに体力を低下させてしまう。
体を冷やしてしまう行動を続けてしまう。
慢性的に続くストレスに歯止めを掛けることができない。
このようなことがよく起きてしまいます。病院に行って薬をもらっているから大丈夫、治療院に通っているから大丈夫だと自分に言い聞かせますが、体調は正直です。
そして本当に体調が悪化しても誰も責任を持ってくれないのです。
私も治療院をやっていますので言いたいのですが、誰もすべてを教えてくれません。知っていても言わないこともありますし、クライアントご自身が聞く準備を持っていないために言うことができないこともよくあります。またアドバイスしても、すぐ忘れてしまう、重要なこととして脳に刻印することなく風化させてしまうということはよく起きます。
自分で自分の体と心に向き合い、どうにかして答えを見つけようとしている方は質問が違います。すべての答えを求めるのではなく、自分の直感に対して確信を深めるための質問をされてきます。
病気は不幸が起きたのではありません。何かを教えてくれているのです。
ここから何を学ぶことができるか、それによってこれからの人生が変わるのです。
病気になったことを嘆き、助けてもらうことだけを考えていると必要な直感は出てきません。そして治る力も封じ込めてしまうのです。
自分の中にすべてはあるのです。
なぜわからないのか、それは脳がごちゃごちゃしてしまっているからです。脳に常にノイズがあり必要なことをキャッチすることができなくなってしまっているのです。
濁ってしまった湖や川の水を想像してみてください。濁ってしまうと何もわからなくなってしまいます。人間の脳も常に透き通った状態にしておけば必要なことが自然に見えてくるのです。
そして透き通った状態に近づけば近づくほど直感は冴え、迷いが消えていきます。そして自然のエネルギーの源泉から流れ込んでくる気の量が増え、自然治癒していく力が自然に強くなっていくのです。
これは体験した人のみがわかります。私は完全にその違いがわかるから書いているのですが、難病を克服した人はエネルギーの源泉に自分から近づいて行ったことで治癒力を高めているのです。
そのためにできることは実はシンプルです。本当は努力は必要ないのです。ただ大切なことに気づくだけなのです。
病気になるといろんなことを今まで以上に考えてしまい、いろんな情報を集めては不安を高めてしまいます。そして不安を吹き飛ばそうとして気持ちを強く持ち、前向きな気持ちを自分に強いて、ポジティブな振る舞いをして、病気に負けないことを言い聞かせます。
これらはする必要のない努力です。
いくら努力しても毎朝、エネルギーの消耗に直面し、いずれ力尽きてしまうかもしれないという予感にさいなまれ、それでも闘わなくてはならない、負けてはいけない、という気持ちを絞りださなくてはなりません。
しかし残念ながらいずれ力尽きます。
闘う必要はないのです。無理にポジティブを装う必要もないのです。ただエネルギーの源泉に自分から近づいていけば、どんどん気(エネルギー)が増えてきます。
このエネルギーの源泉にアクセスする方法は今回のテーマとずれるのでまたの機会にさせていただきます。簡単に書けば自然体に戻るということです。自然に生かされているという原点に戻り、余計なものを捨て、余計なことをしない、自然と共に生き、自然に任せる。ポジティブもネガティブもありのままにしておき、こだわりから抜け出て、ゆるすことを思い出す。闘わない、抵抗しない、そして何もしない、という深い安らぎを日常に取り込む、そうすると大きな力が流れ込んできます。
脳に起きているノイズを静かにさせて、脳を静止する状態、何かを判断したり、強い信念を抱くことさえもやめた時、本来の視界が戻ってくるのです。
他人に頼らず、自分の課題は自分で克服すると心から思った時、今まで怖いと思っていた病気は怖く無くなります。怖いと思いこんでいたことに気づきます。
飛び込んでみれば大したことは無かったと初めて気づくのです。自分はこれを治すことができる。これは自分の人生が与えてくれた課題であって、必ず乗り越えられる課題しか与えられないということにも気づけるようになるのです。
慌てず、動転せず、心を落ち着かせます。どこに落ち着かせるのか、他人や病院、治療院ではありません。自分の体の中に落ち着かせるのです。
そのために呼吸法を行います。丹田に気を落ち着かせるように何度も呼吸を行うのです。すると濁っていた水は沈殿し、透き通ってくるのです。
何も期待せず、ただ自分の体や呼吸に意識を向けてくり返します。すると気が落ち着いてくるのです。大きな気を得ようとして自分の外に気持ちを向けても何も得られません。
パワースポットに行っても実は何も変わりません。自分の部屋や病室でもやろうと思えばできます。源泉への入り口は自分の中にあるからです。
この状態は病気を抱えていたとしてもできます。痛みを抱えていたとしてもできます。痛みが和らいでくることも感じると思います。
そして必要な気づきを得てください。答えを見つけようとしなくても大丈夫です。本当はすでに知っていたのですから。
それからは自分に誠実にならなくてはなりません。自分の心に誠実になれば自然に癒やされていきます。
例えば悪い習慣に気づいたとします。それに気づきながらも変えようとしなければ治る機会を失ってしまいます。
チャンスは今度また来るとは限りません。ですから真剣に素直に謙虚に誠実に向き合うこと、このようなことを学ぶ機会を同時に得ていると思ってください。
どんな病気も一年で治すことができます。建て直すのです。一年がかりですべてを建て直す覚悟で取り組んでください。古い土台の上に建て直そうとしないでください。
古い構造物を新しい構造に変えるのです。
そうすれば必ず健康は戻ってきます。
病気は悪いことが起きたのではありません。まずその認識を変えてください。
よいことでも悪いことでもありません。必要だから起きたのです。
過去は思い返す必要はありません。大切なのは今だけです。今だけに軸足をしっかりつけてください。
自分自身を苦しめていたもの、それは他人では決してありません。自分が古いものを手放す準備が整ったから来てくれたのです。