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2019/1/19

過活動膀胱改善に期待ができる手技の方法

過活動膀胱という病気は膀胱が過敏になってしまい、頻尿や残尿感、排尿後の違和感などが続く時に診断されることがあるようです。

 

頻尿がひどくなると30分しかトイレが我慢できなくなり生活に支障が出てしまいます。外出するのも不安が伴うことと思います。

 

原因は様々で特定することは難しいと言われていますが、自律神経の不調と関連があることが考えられます。特に精神的な問題、ストレス、不安、心配事などが重なり自律神経が不調になると膀胱系に不調が出ることがよくあります。

 

また運動不足による筋力の低下、筋肉の硬直化によって血流不足が慢性化し神経系統にトラブルが起き、頻尿などの症状に繋がっている可能性もあります。

 

また食生活の乱れから内臓機能の低下が生じて自律神経が崩れている可能性もあります。

 

原因はひとつではなく、複数重なって起きていることが多く、全身の生体バランスが崩れたことによって脳に緊張状態が続き、不調を感じやすくなっていることが考えられます。

 

なんとなく疲れやすい、気持ちが沈みがち、イライラすることが増えたり、睡眠に問題が生じてきているようなら、過活動膀胱という病気であっても膀胱にだけ焦点を当てず、全身の問題として改善法を考える必要があります。

 

当院における手技による改善実績があります。過活動膀胱、慢性膀胱炎、間質性膀胱炎、慢性前立腺炎などの患者さんに改善例がございます。

 

手技はほぼ全身に行う必要があります。その中でも腰の筋肉、お尻の筋肉は特に重要です。腰やお尻の筋肉の硬直と症状は関連が考えられます。また腰から下半身の筋肉のねじれにより神経に何かしらのトラブルが起き、不快な症状が現れていることがあります。腰痛を抱えている方や、長時間座っていることが多い方は腰やお尻の筋肉をゆるめると症状が楽になるケースが多くあります。

 

また膝から足先にかけても重要です。足の血流と関連があるからです。足くびの近辺や足の甲、足の裏をほぐすことで症状改善に期待ができます。

 

また背中や肩、首、頭、腕などの筋肉にも硬直や血流不足がある場合、これらもゆるめる必要があります。全身の筋肉は繋がっているため、部分的にゆるめても効果は長続きしません。ある程度全身の筋肉をゆるめることで血流、自律神経から改善され、結果として症状に効果が期待できるのです。

 

特に膀胱への直接的な処置は行いませんが、腰、お尻、足に続いてお腹をゆるめることで改善が期待できます。この場合、大腰筋、腹筋などをゆるめるのと合わせて胃腸、肝臓などに刺激を与えていきます。内臓機能の低下も関連している可能性があるためです。

 

膀胱への治療を行わずに変化を観察していただければと思います。もちろん最初に病院で検査をして感染や明らかな病気がないことが前提となります。

 

手技による効果を出すため、当院では30分以上の施術をお勧めしています。実は5分の施術でも効果は出ます。数日は改善されたことを感じていただけるかと思いますが、長い期間かかって筋肉が固まり、ねじれ、ゆがんでしまっている場合、それほど簡単ではありません。やはり最低限の時間が必要になるケースが多くあります。お任せしていただければ40分から50分で全身に調整が可能です。

 

状態には個人差がありますので、軽い人であれば30分の施術を数回お受けになることで改善効果を実感されることがあると思います。筋肉の硬直、ねじれなどが強く、血流低下、自律神経の明らかな崩れが見られる場合、最低でも3か月の通院が必要になると思われます。

 

いずれにしても当院では根本的に病気の元を改善する療法を行っていますので、一時的に症状を和らげる治療とは方針が違います。病院や他の治療院で結果が出なかった方にぜひ試していただきたいと思っています。

 

私の手技は通常の指圧、マッサージより軽い手技です。筋肉にその時必要な強さを感じ取り行う技術が特徴で、筋肉を表層からゆるめ、順に深い層をゆるめていきます。最初から筋肉全体を刺激してしまうと結果としてよい方向へは行きませんし、表層だけの調整では症状を改善させていくことが難しいと思います。

 

無理や危険性は全くない手技です。強く押したりもんだりすることを求められている方には合いません。

 

私はカイロプラクティックの技術を(約30年前に)学び、全身の手技に応用しています。ヨガの実践から手技の細かい感覚を養っています。

 

今回は手技に関しての記事ですが、完治させていくためにはご自身で健康法を学び、実践していくことも大切です。それをすることによって一生通して健康を得ることができますし、自分で自分の体を整えられるようになると治療院や病院に行かなくても済むようになり、医療費も小さくすることが可能になります。主に体操、ストレッチ、呼吸法などをご希望の方にレッスンしています。その方に適したストレッチ法を個人指導することができますので効果を感じやすいと思います。

 

また光線療法を並行してお受けになられることもお勧めします。光線療法をお受けになることで得られる効果につきましては光線療法ページをご覧いただきたいと思いますが、過活動膀胱の方に適した療法であることは疑いようがありません。

 

手技療法、健康法と光線療法を合わせることで改善されている方が実際に複数いらっしゃいます。お気軽にご相談ください。

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