BLOG

2015/5/13

病気を自然に治す極意

自然治癒力を最大に発揮するために重要なことを書いていきたいと思います。まず、体にとって悪いものを見極めてできるだけ早く辞めることです。第一に薬です。日本人はちょっとしたことですぐ薬を飲みます。医者に行って薬を処方してもらい、薬屋でも鼻炎薬や風邪薬を簡単に買ってしまいます。はっきり言うと薬は体にとって本当に害でしかありません。本来、薬など飲まずに治せるのです。必要がある場合は感染症などをふせぐ場合などに限ります。風邪や慢性病に薬で症状を抑えるという発想で長年続けてしまうと大きな病気になるリスクが高まります。私自身、薬害に苦しみ、薬によってたいへんな状態になってしまった経験があります。薬と言っても病院で出される普通の薬です。ですから脱法薬は言うに及ばずです。

現在、私はすべての薬を止めることができました。あれほど苦しんだパニック障害もすっかり治りました。一時は限界量を超えた精神薬を処方されましたが、どん底で知りえた自然治癒力を高める方法を実践することであっという間に治癒してしまいました。これには医者もびっくりです。私のパニック障害は特に重く、周りは二度と社会復帰はできないんじゃないかと思うほどでした。思いの力が人の数倍強いようで、落ちるときはとことん落ちてしまいました。お蔭で、同じように苦しんでおられる方の心境がよくわかります。精神薬や抗鬱剤も体験することができて、今では精神科の医者よりもはるかによくわかるようになりました。当院にくれば薬を止めるお手伝いもできます。その場合、光線療法が大いに助けてくれます。とにかく、薬はやめましょう。簡単に言えば免疫力が落ちてしまい、ガンになるリスクも高まります。人間の体は絶妙なバランスで成り立っています。ホルモンの働きや脳神経の働き、免疫系の働きなどすべてが連携してホメオスターシスを維持しているのです。それをすべて台無しにしてしまうのが薬です。白血球もびっくりなものが薬なのです。

次にどうしても食事について気に留めなくてはなりません。間違った食事習慣を続けていくと薬を飲み続けるのと同じようにホメオスターシスが崩れてしまいます。そうすると体温を一定に保つことも困難になっていくのです。最終的に全身にガンが転移することもあります。全身の連携バランスが崩れるので、体にとって悪いものを堰き止める手立てがなくなってしまうのです。ですから体が必要ないと言っている食品を極力摂らないことです。現在、末期ガンなど重病の方がいたとしたらどんな食事をすればよいでしょうか?いろんな説が巷には溢れています。ガンであろうと特に病気なかろうと食事に対しては同じです。考えを変える必要はありません。

何よりも腸の働きを悪くする食べ物をとらない。反対に腸の働きをよくする食べ物をとるという考えでよいと思います。シンプルに腸のことを考えていれば全身の調子は上がってきます。腸には人間の免疫システムの70%が集中しています。腸がおかしくなると病気なり、病気を治す力も失ってしまうのです。現在病気であればまず腸は正常ではないと思います。肝臓や腎臓、膵臓など他のところの異常を指摘されているかもしれませんが、まず免疫力、自然治癒力を上げていくことがすべての治癒への道と考えるべきだと思います。

腸の働きを悪くする食べ物はなんでしょうか。反対に必要なものはなんでしょうか。完璧でなくても構いません。正しい方へ歩み寄るとすぐに効果を実感することでしょう。なんだか調子がいいなと。肥満だった方は自然にやせていくかもしれません。反対に痩せすぎがなおることもあります。日本人が昔から伝えてきた食品、漬物、味噌、納豆、大豆食品、海草、生野菜などそういったものは腸の働きを良くし、自然治癒力も上がってきます。酵素も多く摂るといいと思います。

食品添加物ははっきり言って毒でしかありません。できるだけ手作りのものを食べましょう。漬物などは市販のものではしっかり発酵していなくて、化学調味料で味を出しているものもあります。漬物は自宅でぜひ作ってください。糠漬けやキムチは乳酸菌が多くおすすめです。また麹菌を摂ると腸で乳酸菌を増やすことにつながりますので塩麹などの料理もおすすめです。あと、体に悪いものは思われている通りのものです。まだそれほど体が病んでいない人はできるだけ少なくしましょう。現在病んでいる人はまずは食事療法だと心に決めて、砂糖や動物性たんぱく質はとらないことです。ごはんやパン、麺類などの炭水化物は少なくしましょう。麺類であればそばがお勧めです。我が家ではそば粉から手打ちでそばを打って毎週のように食べています。

そして日光浴です。太陽へ感謝して朝の陽を浴びましょう。病んでいる場合はそれだけではどうしても間に合いません。ぜひ、光線療法の全身照射を受けてみてください。この効果は知る人ぞ知るです。いずれ社会の常識になることでしょう。

そして「精神エネルギーを高める」です。

まずおすすめするのは当院のカウンセリングです。まずはメンタルブロックを解除し、ネガティブな感情を小さくしていきます。ほとんどの場合、自分への怒りが病気を作り出している場合があります。特定の人への怒りの底には自分への許せない気持ちが根深く存在しています。それに気づけば消えていきます。それが癒しにはとても重要です。そして瞑想を毎日に日課としてお勧めします。心を静かにしていく瞑想です。自分の心がいかにざわざわしているかをまず気づくことができればそこからは癒しです。静謐なエネルギーは癒しそのものです。それは瞑想によってもたらされます。そのやり方もお伝えします。心が静かになるものを見たり聞いたりするのもいいでしょう。すぐれた芸術の底には必ず静謐なエネルギーが横たわっています。名画を見て飽きないのは実はざわついた心が静謐さにアクセスしているからです。できる限り本物の芸術に目を向けましょう。テレビやネットの世界に静謐さを求めることはできません。まだ元気が残っている人は書道をお勧めします。書道は自分を見つめる瞑想法です。心を静めていなければ筆が乱れます。いい書が書けたときには静謐な時間が流れ、精神エネルギーが高まっています。そしてそれが癒しです。瞑想の中で最も静謐なエネルギーにアクセスできるものが祈りです。自分の成功を祈っているときは静謐さは訪れません。1分でもいいので全体の幸せや健康を祈るのです。その時に実に深い静謐さにアクセスすることができます。全体とは人類すべてに及ばず植物や動物、すべての生命に対しての祈りです。そこに意識が向かうということは全体を包含している大生命と一つになれるということになりますので、意識が広がって行くのがわかります。広がり続けるという現象は静けさなのです。そうするとそこに大きな癒しが始まります。ようやく祈りや瞑想についての治癒効果が認められてくるようになりました。祈るということは宗教的な行為ではなくて、癒しそのものなのです。それを欧米では医者が認めるようになってきています。研究結果も多く出るようになり、確かな効果が認められてきています。私は若いころに祈りの効果について人から教わり、25年以上続けてきました。例えば体の病んだ人に対して、グループでその人の健康を祈ることで実に明らかな癒しを観ることができるのです。祈ることしかできないというような表現を使うことがあります。しかし祈りはパワーであり、確かな癒し効果があります。体や心にとって悪いことではないと誰もが直感でわかると思います。まずはぜひ試してみていただきたいと思います。祈りは自分の思いを転換させるのにも大いに効果を発揮します。例えば車を運転中に頭に来ることは誰にでもあります。そのまま怒りを抱えていてはいいことがないのもわかっています。しかし、簡単に怒りは手放せません。時には誰かを傷つけることでしか怒りを収めることができない人もいます。ですから平気で他人に失礼なことをする人が多いのです。負の連鎖といいますか、誰かに嫌な思いをさせられた、ということから違う誰かにそれを回してしまう、というような連鎖です。私は全く聖人ではないのですぐに頭に来てしまいます。そんな時は他人に回すのではなく、祈りで転換するようにしています。祈りをすることで大きな静謐なエネルギーにアクセスすることができます。自分でできていないと思ってもできていることが多いので効果はでます。自分の中から大きなエネルギーに怒りが吸い込まれていくようにいつか消えていきます。慣れてくるとそれが早くできるようになるのです。瞑想を極めれば祈りに行きつく、これは瞑想実践者や真のヨギーの間ではもはや当たり前になってきているのです。

祈りは癒しのメソッドです。毎日行うことで自然と心の中に平安が訪れます。自分のために祈ることが全体のための祈りになり、自分自身の平安として返ってくる。全体の一部として自己が存在する。私が言いたいのは決して宗教ではありません。ほとんどの宗教が真理をつかめないまま存在していることを私は知っています。病んでいる人を健康に導くことができなければ本来宗教の意味はないのです。しかしながら、宗教団体の幹部の方々は病院に健康は委ねているケースが実は多いのです。病気になれば病院に行って検査した方がいいよと言う宗教家はたくさんいます。それは自分がそうしているからでしょう。本来の祈りは健康を維持し、回復する最大のメソッドです。パワースポットも神秘的なエネルギーもほとんど役に立ちません。自らの実践あるのみです。ぜひ、白隠和尚の健康法などに目を向けてみてください。宗教の本質は誰にでも無理なく実践できて強要するものは何もなく、会員にならなければどうたらなんてことはないのです。祈り=宗教という間違った常識が無くなり、祈りが人の心の中に存在していけば自ずと病気も苦しみも戦争もなくなると思います。気が狂う寸前まで追い込まれた私が学んだことは真の健康法の極意だったのです。

«体に悪そうな食べ物もあえて2割食べる
自然治癒力を高めれば病気は治る»
一覧へ戻る