なぜ病気になったのか、なぜ自律神経失調症、うつ病になったのか、なぜガンになったのか、その答えは食事の中にもあるのではないでしょうか?
現在、私たちの食卓に並ぶ食材は不自然なものであふれていますし、本当の栄養について知らないとしっかり食べていても栄養不足に陥ってしまうのです。
多くの病気と関係しているのが血糖値です。血糖値の安定が自律神経の安定と密接に関係していることがわかってきています。そして血糖値の乱高下、つまり上がったり下がったりが一日の中で激しい生活をしていることが体の健康を蝕み、慢性疲労状態、うつ状態、そしてホルモン分泌異常から様々な病気にも発展してしまう可能性があります。そして血糖値に影響を与えるものとして食事、睡眠、ストレス、運動不足などがありますが、中でも食事のとりかた、何を食べるかによって血糖値は大きな影響を受けます。
明らかな病名をつけられる前に体は病気への道を辿っています。まだ病気ではないが病気予備軍、これを未病の状態といいます。とても健康であり病気の影も存在しない人は稀であり、多くの人が個人差がありながらも病気の影を持っています。これを進行させるか、健康へ引き戻すかはできるだけ早い段階で取り組んだ方がいいのです。自分は頑丈だからこれくらいの不摂生は大丈夫、無理しても平気と過信している人ほど、気が付いた時には病気が進行しており、糖尿病や高血圧症、動脈硬化など一生かかわらないといけない病気を突然発症してしまう可能性があるかもしれません。
血糖値は数値で測ることもできますし、慣れてくると自分の経験値でわかるようになります。血糖値が急激に上がったり下がったりすることで体の機能が疲弊し働かなくなっていくのですから、血糖値をゆるやかに上げて、ゆるやかに下げる方法、上がり過ぎない、下がり過ぎない方法を知ることはとても大切なことだと思います。肝心な食事が的外れだとすぐに落ち込み、イライラし、キレてしまう、やる気が出ない、不安が抑えられないなどが強くなっていき、運動も長続きしない、マイナスの感情も抑えられない、ネガティブ思考から抜け出せないなどの負のスパイラルが起きてしまい、改善がとても困難になります。やはり食事はとても重要だと思います。
そして未病の視点からいうと低血糖が大切であり、低血糖状態になると起きる体と心の異変について知ることから本当の健康への道が見えてきます。
私たちは食事をすることで血糖値が上がります。そうすることによって体にエネルギーが作られます。食事をしなければエネルギー切れになっていきます。このエネルギー切れ状態が低血糖状態だと言われています。低血糖の状態に陥ると体は血糖値を上げようとしてホルモンを分泌します。この時主に副腎皮質からコルゾチールというものが出ます。
それによって血糖値は安定し、事なきを得るのですが、問題は血糖値の乱高下にあります。
つまり糖質の高い食べ物や早食いで血糖値は急上昇します。ここにストレスも加わり交感神経が興奮、緊張することで血糖値は上がりやすくなります。
急上昇した血糖値は予定よりも早く下がってきます。ゆるやかに上がった血糖値は下がるのも緩やかなのですが、急に上がったものは一時間ももたずに急降下するのです。それを補おうと副腎はホルモン(コルゾチール)を出し続けますが、あまりにもその仕事が過酷になると命の危機を感じてくるため、別のホルモンを出してきます。それがアドレナリンやノルアドレナリンです。交感神経が優位になるのも同時に起きます。そのためイライラしたり、焦りが出たり、気持ちに余裕がなくなり優しさが消えたような状態になっていきます。すると甘いものが欲しくなり、おやつを食べる、カフェインが欲しくなりコーヒーを飲む、そんなことをして血糖値はどうにか保たれますが、内分泌系の分泌異常が目立つようになり、ストレスを感じやすくなっていくのです。それがまた血糖値を不安定にさせていきます。副腎皮質はストレスを緩和するホルモンも担いますので、血糖値と合わせて毎日大仕事になります。そこに食事の偏りによって腸内環境が悪くなると肝臓や腎臓の機能が落ちていきます。
アドレナリンは興奮、緊張のホルモンであり、戦闘モードの時に出るホルモンです。そのためストレスと低血糖で非常事態に陥った体はアドレナリンを発動させますが、精神的にはイライラ、攻撃的になり、落ち着かなくなります。ちょっとしたことで怒ったり、落ち込んだりしてしまいます。トラブル続きになってしまうこともあります。いつの間にか、性格的に自分は短気なんだと思い込みますが、実は血糖値が不安定で副腎疲労からアドレナリンに頼らざるを得ない状況に陥っており、その問題がすべて根底から解決できれば精神も落ち着いてくるのです。
この場合の特効薬は糖質です。甘い菓子パン、ケーキ、和菓子、そして疲れた脳を刺激するカフェインです。しかしこれは1時間しか持ちません。すぐに低血糖状態になり、また甘いものが欲しくなるのです。
これを繰り返しているうちに自律神経は崩れ、脳神経に異常が出たり、ホルモン分泌に異常が出たりするのです。高血圧にもつながります。交感神経が優位な状態が続くと血管が収縮し血流が悪くなります。緊張性の筋収縮も起こり血圧が高くなっていきます。原因は食生活が根っこにあり、ここから様々な病気が発生するのです。
ここに書いた内容はあくまでも個人的な感想に過ぎません。必ずしも正しいとは限りませんので参考になるところだけお役に立てていただければ幸いです。

