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2015/6/8

光線療法とホメオスターシス

光線療法で奇跡的な回復をした私の経験から、なぜ光線療法が体によいのか、ということについて科学的にわかっていないことも含めて私見を述べてみたいと思います。

まず、明らかなのは温熱療法としての効果です。私の経験上これほどの温熱効果が上がるものはありません。私は温泉が好きで今でもよく行きます。温泉はまた違う効果もありますが、体を温めるということで言うと光線療法は次元の違いを感じます。温泉はどうしても30分もすれば体温が冷めてしまいます。強い冷え性を抱えていた私は、1時間もすればかえって冷えてしまうようなことも多々ありました。自宅で足湯をしても同じです。毎日1時間以上行っていましたが冷えはびくともしませんでした。次に岩盤浴です。私は光線療法に出会う前、よく岩盤浴に通っていたことがあり、その効果は間違いのないところですが、体を温めるという点では光線療法がはるかに上を行っています。(あくまでも主観ですが)

 

その他、酵素風呂なども試しましたが同じように感じました。

次にお灸ですが、私も体調が深刻になる直前にたくさんの鍼灸師さんのところへ行きました。しかし感想は同じです。お灸の知識を勉強し、自分でも毎日行いました。その他ドライヤーで行うお灸を自分で毎日行い、鍼治療は専門の方に何度もお願いしました。しかし、体全体の冷えは改善しません。私の中のホメオスターシスは完全に狂ってしまっていたのです。ホメオスターシスというのは生命恒常性機能といって、自然界にも多くみられる生命が維持していく上で不可欠な働きのことです。例えば体温が人間であればほとんど同じ体温で自動調節してくれるのもこの力のお蔭です。しかしこの大きな自然の摂理から外れてしまうことも在り得るのです。そのため体温が冷えてしまったり、必要なホルモンが分泌されなかったり連携されなかったりという異常が生じ、病気が発生するのです。このホメオスターシスという力を理解しないで健康は見えてきません。神秘的な力ではありますが、科学的に研究されているものであり、決して宗教的、スピリチュアル的な思想からでる発想ではありません。

 

さて、話を戻しますが、冷えが深刻になるとあらゆる病気の原因になります。ですので、冷えは深刻になる前に治しておかなくてはなりません。しかし、何をやっても治らないのが冷え性なのです。私は真夏でも湯たんぽを3つ足元に置かなくては寝られないところまで行きました。上半身は大汗をかいていながら下半身は氷のように冷え切っていました。結果として湯たんぽではどうにもなりませんでしたが。

そんな時光線療法に出会いました。初めはよくわかりませんでした。しかし3か月もすると明らかに冷えが改善され体調も回復していきました。前にも書きましたが私は深刻な精神的病いにプラスして慢性的な疲労感が強くありました。本当にくたくたの状態が続き、それが少しずつ進行するのですから不安に拍車をかけました。しかしながら、そんな医者もお手上げの状態から、半年もすると周りもびっくりの回復を見せたのです。

 

私は光線療法を始めて受けた時に、なんだかわかりませんが直感的に「これだ」と感じました。最初の一か月は変化はわかりませんでしたが、心の中では確信がありました。これを続ければ大丈夫だと。なぜ、このような直感が働いたのかはわかりませんが、とにかく必死な毎日の中で体が反応したというところだと思います。光線療法を始めてから1年で冷えはほとんど感じなくなり、真冬でも靴下を履かずに寝られるようになりました。湯たんぽはまったく必要なくなりました。

 

なぜ、光線療法がこれほど体を温めるのか、すべてを証明することはまだ難しいのですが、とにかく体の中から温まるのです。これは血流が改善されるからだと思います。長く続けることで冷えない体が戻ってきます。これは生命恒常性機能が回復してよく働く状態に戻っていくからなのだと思います。

 

なぜ、ホメオスターシスが崩れるのか、その原因はいっぱいありますが、私の場合は薬の乱用による薬害だったと考えられます。抗生物質、痛み止め、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠導入剤など、医者に言われるがままにたくさん飲んだ結果、信じられないほどの冷えと精神的な異常、あらゆる体の不調を発生させることになったのだと私は思います。あのまま医者の言われる通りしていたら深刻な病気になって、回復はしていなかったと思います。まず、薬害というものを直視しなくてなりません。

その他、食べ物が原因で起こる場合もあります。ほとんどの方が食べ過ぎていることに気が付く必要があります。周りの常識に乗せられて食べなくてもいい量を食べてしまっているのです。アルコールの大量摂取も原因のひとつです。運動不足や、ストレスも原因です。

光線療法によって冷えが改善し体調がよくなる、というひとつのメッセージを自信を持ってお伝えしますが、さらに私がお伝えしたいのは、光線療法にはもっと深い病気を回復させるシステムが隠されているということです。

 

光線療法は体調が悪い方ほどよくわかるようです。ほとんど体調不良を自覚していない人はよくわからないという感想を抱くことがあります。

しかし、本当に体が弱っている人ほど、何かを感じることが多いのです。それは生命恒常性機能に影響を与えているということを本能的に感じているからではないでしょうか。先ほど書いたホメオスターシスは自然に本来あるべきように常に戻してくれる機能です。地球のどこにいてもその力の恩恵に与かれます。(恐らく宇宙のどこにいても)。

しかし一旦外れると恐ろしいくらいに健康が失われていきます。普通にしていればまた自然に取り組まれていくのですが、それを遮ってしまうのが、ストレス(誤った思い込み、感情など)や薬、科学療法なのです。つまりほとんどの場合、薬は害の方が大きいですし、命取りになりますから十分に注意が必要です。

 

薬の作用によってホメオスターシスが自分の内部で働かなくなると病気を治していく自然治癒力は失っていきます。最後に頼るのは医者や薬でしょうか。散々自然から外れる行為を繰り返してきた結果、体を病んでしまったのですから、治し方は自分しかありません。医者や病院が治してくれるという考えを見直すことから真の健康は生まれます。

 

光線療法でホメオスターシスが回復することができるのか、それを言い切ることはできません。誰も検証した人などいないでしょう。しかし私は確信を持っています。光線療法はただの温熱療法ではなく、一番大切な生命恒常性機能の大きな力の一部に戻すことができる画期的なものであり、それによって自然治癒力は高められ、あらゆる病気に対して可能性を導きだせるものであるということです。

 

次回に続く

 

 

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