太陽の光が健康には不可欠、これは紛れもない事実ですが十分な量の太陽光を浴びている人は実は少ないのが現状です。特に高齢の女性の太陽光の不足、ビタミンDの慢性的な枯渇は深刻な状態だと言われています。
日光浴をしないとうつ病になる、骨が弱くなる、眠れなくなる、腸内細菌が弱くなるなど、いろんな方が日光浴の素晴らしさを言ってくれるようになりました。以前は常在菌の研究の先生でさえ、日光浴で常在菌は弱ると発表していて、光線療法と発酵食品をお勧めしている私としては困っていました。
日光浴で常在菌が弱るというのは間違いだとはっきりわかっていましたが、ようやくエビデンスも出て、健康維持のために発酵食品も太陽光も大切だとなってきました。
太陽光は確かに紫外線が近年強くなり、長く浴びていると肌や目にダメージが出ると思います。だからと言って太陽の光を遮って外にも出ず、出ても帽子、サングラス、長袖、長ズボン、日焼け止めクリーム、日傘で完全防備している人がいます。肌が老化するのが嫌なのだと思いますが、そのシルエットは健康的だとは言えず、虚弱体質、肥満体質のどちらかに偏っていることが多いかと思います。
肌は青白く健康的とは言えません。ホルモンの分泌が悪くなりますので肌も張りがなく、骨格も健康的ではなくなってしまいます。ご自分では気づかないかもしれませんが、輪郭も影響を受ける可能性があります。過保護すぎるとよくありません。適度に光を浴び、刺激を与えなくてはなりません。本当に健康的に美しい人は適度に太陽光を浴びています。それによって自律神経、ホルモン分泌が正常になり内側からの美が保たれているのです。
日焼けを怖がらずに顔も手も足もできれば背中やお腹も光を浴びて下さい。真夏であれば10分で十分だと言われています。できれば早朝の紫外線がまだ強くない光を浴びることで自律神経によい影響が出ます。
うつ病や神経症、過敏症が増えている一つの原因として太陽の光の慢性的な枯渇があると言われています。ビタミンDという栄養素はホルモンのような働きをします。太陽の光を肌に浴びることで合成されるビタミンDは免疫システムを強化して病気になりにくい体質にしてくれます。また体内リズム、自律神経の調節に関係があり眠りを深くし、疲労回復を促します。うつ病になりにくい体質になると思われます。
ビタミンDは食べ物からもしくはサプリからも摂取できますが、太陽の光と肌で合成されるビタミンDは必ず健康に不可欠です。サプリでは完全に補うことはできません。なぜなら太陽の光から得る栄養素はビタミンDだけでなくまだ解明されていないものも多く、ビタミンDといいましても解明されているものだけで理解することは到底できない自然界の健康秩序があるのです。光は波長として肌で感知されますが、この体にある感知器が太陽光によって刺激を受け血流や解毒などの機能を高めている可能性があるのです。但しサプリで補うことは間違いでなく、慢性的なビタミンD不足に陥っている方にとっては救いになります。また関東から北にお住いの方にとりましては日光浴できる日が限られていて十分に浴びることが難しい人もいると思います。北欧ではビタミンDサプリが政府によって支給されているようです。
植物が太陽の光と水、土で成長していくように人間にも太陽の光は絶対になくてはならないものです。
もし10日間太陽が出ない天気が続けば私たちの精神はとてもつらくなってしまうでしょう。部屋に閉じこもって家から出ない、昼夜入れ替わった生活を苦にしていない人はいつでもある太陽の恩恵を知らずに感じていることで健康が保たれているのですが、長くは続きません。必ず不調和が現れてきます。
自然の食べ物、植物は特に太陽のエネルギーを間接的に含有しています。植物を食べる動物にもそのエネルギーが含まれています。野菜もできるだけ太陽の光をたくさん浴びた旬なものを選ぶと栄養がたくさん吸収できると思います。
現在闘病中であるなら自然の日光浴はもちろん素晴らしい癒しをいただけますが、光線療法もお役に立つと思います。光線療法のいいところはちょうどいい太陽の光の波長を健康状態に合わせて調合し、穏やかで気持ちのいい光を長時間全身に浴びれるところです。自然の日光浴では光を浴びれるところが限られます。暑すぎたり寒すぎたり、風が吹いたり虫が来たり、なかなか理想通り安らいで寝ていられません。光線療法では安定した照射ができますので長時間、ちょうどいい温かさ、刺激で眠りながら光線を浴びることができます。
しかも普通では浴びることができない足の裏やお腹、陰部なども無理なくできます。それがなぜいいかと言いますと受け続けた人にしかわかりませんが普段光を浴びていないところに浴びると体は元気になるのです。例えば足の裏だけでも照射していると全身の健康状態が上がってきます。
また痛みがある場合は光線を受けることで痛みが和らぎます。これは温熱効果もありますし、血流が促され解毒すること、赤外線の効果によるものなどいろんな作用があるのですが、慢性痛で苦しんでおられる方の救いになったり、手術後の痛みを緩和させたり、抜歯した後に痛みをやわらげたり、当院でもいろんな効果を実感されている方が多くいます。
ぎっくり腰や捻挫、骨折なども、はっきりとした効果は言えませんが明らかに短期間で回復した例が多くあり、スポーツアスリートの方からの支持も多いと聞きます。
それは人工的な光でも同じなのかと疑問になられるかと思いますが、光線療法はカーボンを数千度の熱で燃やして発生させる光で虹のスペクトルが再現できています。これまで千時間以上照射したことがある私の感想では人工の光線ですが驚くほど作用が生まれます。
慢性病の共通した問題は血行不足であり冷えです。下半身の冷え、内臓の冷えが慢性化し慢性病の原因になります。体を温めることで多くの慢性病は改善に向かいますが、問題はどうやって温めるかです。いろんな温熱療法を試しましたが私自身は光線療法以上のものに出会うことができません。多くの温熱療法は調節が難しいのです。低音やけど、のぼせ、汗のかきすぎからの冷え、疲労などなかなか継続して効果を出すことが難しいのです。例えばふとんの中で何か温める療法をしても汗をびっしょりかいて布団をはいでしまう、疲労感が残り体力が低下してしまうなど、闘病の方にとってなかなか調整が難しいのです。光線は毛細血管を拡張し中から血流を改善しますので、ほんの少しだけ温かいのですがいつの間にか冷えが改善されていくのです。
私は極度の冷えに陥りました。これは薬害から起きてしまったのですが、氷のように冷たくなってしまい痛みを常に感じる下半身を毎日光線で温めました。好転反応も出ましたし、すぐによくはなりませんでしたが、約3か月で明らかな変化が生まれ、そこから深刻なうつ病、不安神経症、パニック障害などが治っていきました。これは本当の話で私は光線療法のすばらしさをお伝えしたくこの仕事をしているのです。詳しくは私の体験記が「プロフィール」のページにありますのでよかったらお読みください。
光線はカーボンを利用したもの限定の話です。電気で作る光線に関しては効果のほどはわかりかねます。アークカーボン式の光線療法の歴史は古く100年を超えます。ヨーロッパで多く普及しているものであり、日本でも戦前から存在しています。それが進化して安定した光線を長時間照射できることが可能になり全身を5台などで同時に照射することも可能になりました。これによって様々な病気に対する症例が増えました。特に解毒する力は強く、昨今薬害に悩まされている人が多い中、ぜひとも知っていただきたい自然療法です。
当院では光線療法の全身照射も可能ですのでぜひお問い合わせください。
太陽の光は慢性病、うつ病などの方にとって絶対に大切な味方になります。薬だけでなく自然の恵みに気づき、どんな状態であってもあきらめずに必ず復活できると信じるところから健康は戻ってくるのです。まず自分が強い意欲を持つこと。病気は克服できると信じることです。
その上で病院の力を借りて、治療院の助けを借りるのが大切です。治してくれる病院を探そうという気持ちはわかりますが、病院がすべてを教えてくれるわけではありません。現代医学は万能ではありません。私が深刻な病気になり絶望しかけた時、私はそれを知り、自分でどうしたら治るかを真剣に探しました。自分の命をかけて探し出し誰に言われずとも実行しました。どうしても復活しなくてはならなかったからです。
それまでの私は弱く、人に頼るばかりの人間でした。
そこから底力を発揮し奇跡と人に言われるほどの復活を果たしました。
人間の本来の力はすごいのです。あきらめてはだめです。何も起こりません。
まずは太陽の光、おいしい水、酸素など健康を取り戻すために必要な自然の要素に気持ちを向けてみませんか。