慢性病と体質改善

BLOG

慢性病と体質改善

2016年07月28日 木曜日

私の療法院に来る方は慢性病の方で、様々な病院や治療院を経て、それでも改善せずに苦しまれている方がほとんどです。最初から私のところへ来る方は知り合いのみで、他では治らないという現実にぶち当たり、探しに探してたどり着くという方が来られる訳です。

 

私は根本的な体質改善の必要性を説き、具体的なプログラム、プランを紹介します。慢性病の原因は人によって違い、早く改善する人もいますが、何十年も掛かって体質が落ち込んでしまっている場合はすぐには治りません。人によっては数か月まったくよくなった感じがせず、悪化していると感じてしまうこともあります。それでも続けていれば、遅い人でも半年から一年で必ず改善してきます。それは根本から体を作り直す時間が必要だからです。どんなに病んでいる場合でも一年間で体を作り直すことは理論上可能です。そのためには本人の健康を取り戻そうとする強い気持ちが不可欠ですが、根性だけではどうすることもできません。毎日無理なく続けられるプログラムで確実に細胞を入れ替えるのです。

 

その過程でストレスを肯定的に消化できる脳の状態が蘇り、苦なく心の問題を解決していくことが可能です。脳の血流が妨げられている状態でストレス、心の問題を見つめようとしても悪化してしまいます。脳の血流が戻れば自然に不安や恐怖、怒りなどが消滅するのです。それは内分泌系の異常が戻っていく、ということであり、それをせずに根性が足りないなどというプレッシャーをかけていくと脳の血流不足は進行してしまいます。こんがらがった糸を慌てずにほどいていくように、順序良くプログラムを実行して行けば必ず元の状態に戻るのです。

 

慢性病の方は必ずと言っていいほど自律神経に問題がしょうじています。自律神経が崩れていると眠りに問題が起きてきます。寝つきが悪く、熟睡できない。昼間はいつもやる気がでずに、眠くなる。そして夜になると眼が冴えて眠れない、このような状態が自律神経が崩れている典型的な例です。

 

これが毎日続き、長く続くと慢性疲労状態になり仕事にも影響が出てしまいます。根気が続かないばかりでなく、頭がぼーっとしてしまい、頭の回転も悪くなってしまいます。人間関係が面倒になり積極的に集会などに参加する気持ちが低くなっていきます。その後、忍耐力が落ちてしまい、人間関係もぶつかることが多くなってしまいます。これらは自律神経に問題が生じて現れます。自律神経は独りでに働いてくれる神経の総称ですが、メンタルにもフィジカルにも強い影響力を持っています。

 

自律神経が崩れるのはストレスが主な原因です。ストレスは社会生活を営んでいく上で必ず周りに存在していますし、ストレスを消化しいくことで精神的な成長につながります。例えば小学生が毎日塾に通い、遊ぶことができなかったとしても、本人が塾に行くこと(ストレス)に意味を見出し、達成して行くことを肯定的に認識していればストレスは人生のスパイスとして生きてきます。もちろんこの場合、家族を中心にした絆が保たれ、孤立させないことが重要です。しかし、塾に行くことに意味を見いだせず、親と同じ人生を歩んでいくことなどに肯定的な見方ができないと、とたんにストレスがエルギーを蝕んでいくのです。それでも塾に行くことを拒否できず、肯定的に見ることができずにいると、成長させてくれるはずのストレスは害に変わるのです。それでも家族の絆がしっかりと支えていれば大事には至りませんが、孤立が重なると短期間でも健康に害が出てしまいます。

 

このようにストレスはスパイスとして人生を豊かにしてくれる存在にもなるし、害にもなるのです。適度なストレスをスパイスとして消化していたのが、複数のストレスが重なったり、思いがけないことが起きたりすると、ある時ストレスに対する肯定的な気持ちが足りなくなってしまうことがあります。そしてそれを乗り越えようとする力が必要になり、エネルギーを消費してしまいます。その状態が長く続くとエネルギーが枯渇してしまうのです。

 

エネルギーの枯渇状態に陥ると、仕事やミッションに対してモチベーションが保てなくなります。そして耐性がどんどん失われ、さらに疲弊して行くという悪循環に陥るのです。この過程で自律神経は崩れます。そして肉体的な異常が生じるのです。免疫不全、アレルギー疾患の再発、原因不明の痛み、そしてうつ病などです。

 

大切なのはストレスに対する耐性の変化や睡眠の異常など、異変に早期に気づくことです。ストレスによる体調不良は積み重なるに連れ、治るのに時間が掛かります。場合によっては仕事を休職するなどの休息が必要になるケースもあります。

 

体質改善は原因になっているストレスについての自覚も必要になりますが、慌てずに血流を改善するところから始めるのが無理のないやり方になります。何も考えずに手技療法を受けたり、光線療法を受けたりする時間を取り、頭をリセットする時間を作ります。少し余裕が出てきたら毎日の生活の中でこれならできると思える運動を取り入れ、食事も見直します。そして生活のリズムを取り戻し、エネルギーを充足させていくことに集中します。エネルギーが戻ってくれば過敏に感じていたストレスも肯定的に見れるようになるからです。