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2017/3/9

うつ病かも?と思ったら

うつ病患者は近年とても増えています。なぜ、うつ病が増えているのか、そして自分がうつ病かも?と思った時に何をしたらよいかについて自然療法の視点から書いていきます。

 

うつ病が近年増えて来ている原因は一つではなく、様々な原因が重なり合って起きていると思われます。その中で気を付けなくてはならないことをいくつか挙げてみたいと思います。

 

ひとつは食生活です。食生活の中でも食事の時間は大事です。不規則な食べ方をしていると体内時計が狂ってしまい、自律神経が徐々にずれてしまいます。また、偏った食事を続けてしまうこともうつ病のリスクにつながります。動物性食品や砂糖の入ったお菓子、添加物の多いインスタント食品などを定期的に食べることで血が汚れてしまったり、腸が弱くなってしまいます。すると全身のホルモンバランスに影響がでてうつ病になってしまうことがよくあります。また、食塩は健康にとってとても大切なもので、ミネラルの豊富な天然塩を摂らなくてはいけません。精製塩を摂っていると体内のミネラル濃度に狂いが出たり、副腎などのホルモン分泌系に異常がでることがあります。塩を選択するということはとても重要なことなのです。

 

運動不足も原因のひとつです。筋力の低下や柔軟性の欠如はそのまま血流不足につながります。特に背骨近辺の筋肉が硬くなり、血流の悪化や神経トラブルが起きることで不定愁訴が現れたり、うつ症状が出てくることもあります。運動不足は血流不足につながります。

 

日光浴不足もうつ病の大きな原因です。これについてはまだ知らない人が多く、医者や治療師の中でも気づいていない人がほとんどです。日光浴を意識的にしなくても外に出ている時間が多ければよいのですが、室内で多く過ごしていたり、紫外線をカットする生活をしていたり、昼夜逆転の生活をすることで、深刻な日光浴不足になっており、それがうつ病の大きな原因になっているのです。

 

なぜ、日光浴が必要なのかと言えば、それによってビタミンDが体内で作られるからです。ビタミンDはうつ病だけでなく、健康維持に欠かせない栄養素(ホルモン)なのですが、食べ物から摂取することは難しく、太陽光から合成することで健康を維持してきたのです。しかし、現代人は自然から離れた生活が普通になり、室内の蛍光灯などの光で過ごすことが当たり前になってしまいました。移動も車や電車が普通になり、太陽の光の届かないところで生活することが当たり前になっています。

 

太陽の光を肌に浴びるとシミになるとか、しわが増えるとか、疲れるとか、いろんな理由をつけて遠ざけてしまっています。その結果、うつ病や慢性疼痛、ガンなどが急増していることは知られていません。ビタミンDが不足すると人間は生命力を失い、どんどん病気を発症させてしまう可能性があるのです。これについてはまだ一部の医師によって提唱されているに過ぎませんが、難病と言われた患者の中で、日光浴やその代わりとなる光線療法を計画的に行い、克服した例は多数あるのです。

 

太陽の光がうつ病と関係がある、と当たり前のように言われるまで、まだ時間がかかると思います。現在、うつ病の治療と言えば抗うつ薬や抗不安薬ということになってしまいますが、日光浴や光線療法でうつ病や慢性疼痛を治している人も増えてきています。食事や運動を見直すと同時に日光浴が足りていないと思われたら、積極的に太陽光に当たってみてください。そして心を穏やかにして何もしない日向ぼっこの時間を楽しんでみてください。すると心の緊張に気づいて、抱えていたストレスを、ぱっと手放すことができるかもしれません。抱えていた重荷を下せば下すほど心は軽くなり、いつしか鬱も消えていきます。薬治療に走る前にぜひ、自然の中で自分のリズムを取り戻してください。

 

もし、うつ病が少し進行してしまっていることに気づいたら光線療法を試してみてください。集中的に光線を照射することで体内の自律神経やホルモンバランスを調えることが期待でします。またパニック障害やぜんそくも自律神経の発作が原因であることが多く、光線療法を集中的に行うことで発作が治まる可能性があります。実際に私の療法院では多くの改善例がありますので、ぜひご相談ください。

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