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2015/4/23

がんを治すことができるのは自分の免疫のみです

人間の体には誰にでも免疫機能があります。体の外から入ってくる細菌やウイルスをやっつけてくれるのはよく知られています。皮膚や粘膜、唾液なども免疫機能がありますが、ここでは白血球について触れたいと思います。白血球は数種類の細胞からなる免疫機能を持った細胞です。体の中に常にいて、体にとって悪いものを見つけ次第やっつけてくれるのです。風邪によって体内に入ってくるウイルスや食べ物を通してお腹の中に入ってくる細菌、傷口から入ってくる細菌などを攻撃して、退治してくれます。自分の免疫機能を高めていれば重病になることはないのですが、免疫機能が落ちていたり、薬によって体内のバランスを崩してしまったりすると治るものも治らなくなってしまいます。治すために飲んだ薬が反対に病気を悪化させるというケースが多くあるのです。例えば腸内にはたくさんの細菌が常在していますが、健康なときには健康の役に立ち、免疫が落ち始めると体に悪さをする細菌がいます。普段は何食わぬ顔でいますが、免疫が働かなくなりにらみが利かなくなると不良少年のように態度を変えるのです。これにより体調が崩れていきます。病気になったときにはまず、免疫を落とさないようにしていれば自然に治してくれるのです。薬に頼ると本来働くはずの免疫が働けない状況を作ってしまうこともあるので要注意です。薬局で売られている風邪薬や頭痛薬、鼻炎薬など、気軽に飲んでしまうことがあると思いますが、本当にそれが体にとって有益なのかよく考えるべきです。すくなくとも私はお勧めしません。薬品会社の開発担当も本当はお勧めしないのではないでしょうか。とにかく自分で判断するための知識が必要です。また最近では結核で亡くなる人が増えてきています。結核は決して絶滅したわけではないのです。原因としては免疫機能の低下や抗生物質などの薬の乱用により、体内で免疫機能が正常に働かなくなってしまう人が出てきているからです。また細菌自体も薬への抗体を持ち、より強い菌へと進化していることも考えられます。この面でも薬に頼らずに病気と向かいあう必要があると言えます。

さて、白血球の話ですが、ガンについて触れたいと思います。ガンは正常な細胞が突然変異によって制御不能の状態になる病気です。誰でも毎日5000個くらいのガン細胞が生まれると言われています。毎日増え続けていけばいずれガン細胞が大きくなってしまうのですが、免疫機能によってガン細胞を殺してくれているのです。5000個と言うととても大きな数に聞こえますが60兆ある細胞のうちの5000個ですから、健康であればすぐに退治してくれます。しかし、免疫機能が何かしらの理由で低下し、ガン細胞の増殖を止められなくなる(殺すより生まれるほうが上回る)と深刻な状態になります。免疫が落ちた体の中ではガン細胞は好き勝手に増殖します。いつしか転移する細胞に変わり、体全体が機能を失ってしまいます。つまり免疫が落ちているから増殖を止められなかったのです。ガンが見つかるのはある程度大きくなってからになります。小さいときは見つけることができません。大きくなってきているのですからそのままにしておくと健康を維持できません。そこで現代医療では手術をして取ってしまうという発想をします。転移性のガンは手術しても治りません。転移性で無い場合行われますが、手術をすることで周りの健康な細胞まで傷つけることになるのです。それは体にとってとても負担になります。免疫機能は手術後の回復に全力をあげなければなりませんから、その間にガンが違うところに再発するということがあるのです。体が弱っているところに手術ですから免疫はさらに落ちます。さらにその状態で抗がん剤や放射線を行うのですから、生命力はどんどん失われ、病気を治していく力は無くなってしまいます。医者はそこで余命を告げることになります。抗がん剤や放射線治療は問題外です。放射線では健康な細胞ごと殺すししかないのです。健康な細胞を殺されていく過程の中で自分の中の免疫はガンを退治する余裕などあるわけがありません。免疫に目を向けない医療に治癒の道はあるとは思えません。どんな状態であっても免疫に目を向け、最大限に免疫を高めることに焦点を当て続ける努力こそ、生き残れる最善の道ではないでしょうか。手術をすれば助かると言われて、実際に手術を受けて再発していない方もたくさんいます。ですから手術を選ぶことでもいいのですが、検査によって切らなくてもいいガンを見つけて寿命を縮めてしまうというケースがあるということを頭に入れておかなくてはなりません。最近では、免疫療法という分野が急速に研究されてきています。これは人間の持っている免疫に焦点を当てた画期的なものです。ガン患者の免疫を試験管の中で1000倍に増やしてまた体に戻すというやり方です。これは手術や抗がん剤、放射線よりもはるかに理にかなった療法であると思います。しかしながら人工的に増やされた免疫を体が受け付けるのかどうか、慎重に考える必要があります。異常反応を示してしまう可能性があります。免疫細胞といっても何種類もあり、その中のナチュラルキラーという細胞に焦点を当てて増やします。しかし、体の中では免疫細胞同士が絶妙な連携をとって働いており、そのバランスが崩れるのではないかという疑問があります。あくまでも自然に免疫を高める方法はないのかという点にもっと焦点を当てるべきです。

免疫細胞を活性化させる簡単な方法が実はあるのです。それが太陽光によるビタミンDの合成です。詳しい説明は省きますが、ビタミンDが免疫機能そのものを高めるという科学的な根拠は常識になっています。そのビタミンDは食べ物から摂取することは事実上不可能です。しかしカルシウムやマグネシウムの摂取と太陽光を肌に吸収させることによる化学合成によってビタミンDを作ることができるのです。これは実に簡単で特別なことではありません。ごく自然の生き方にこそ極意があったのです。ごく自然な生き方から離れ、朝、夜は反対になった生活や暗い室内に閉じ篭った生活、自然から離れ電磁波の多い環境にさらされる生活、日本人なら当たり前のように食べていた味噌や醤油、大豆食品、海草などを疎んじ、ファストフードやカルシウムを分解してしまう食品(肉類、糖質類など)の過剰摂取。これらを改めるだけで免疫機能は蘇るのです。私のところに来た方にはカルシウムの十分な摂取と毎日の運動、十分な日光浴を日課にお勧めしています。これで治ると自分が信じれば高まってくるのが免疫なのです。余命を告げられて免疫を高められるような不屈な精神を持っている人は稀です。ほとんど場合、病院で寿命を縮めてしまうのです。

光線療法は光線を人工的に照射することができます。普段の日光浴では全身に浴びることはなかなかできません。またゆっくりと体を温めていきますので外での日光浴とは違うリラックスができます。ビタミンDの合成だけでなく、循環をよくし、体温を根底から上げていくことができますので、自然治癒力の復活に大いに力を発揮します。もし、現在ガンで苦しまれていられているとしても、がん細胞のすぐ脇であなたの白血球は戦ってくれています。命ある限り戦っているのです。その白血球に力を与えるのはあなたしかいません。そこに注力するのです。ガンになんか負けるもんかと言っても何をしたらいいかわからなければ無駄な努力になってしまいます。放射線治療に耐えたとがんばっても白血球は喜んでいないのです。人間の持つ免疫機能は実に神秘的で宇宙の英知の結集です。そこに焦点を当てればよいのです。私は現代医療を完全否定はしません。併用でいいのです。自分の命ですから何をするべきかは自分で決めるしかないのです。その中で私にできることがあれば全力で応援します。ぜひ、ご相談ください。

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