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2024/1/15

パニック障害と健康法

パニック障害は実につらい病気です。私自身、重度の発作に苦しみ、何度も自殺を考えるほどの体験をしましたが現在は完全に克服することができました。つらい経験を脳が覚えていて、いつでもフラッシュバックすると言われていますが、気の世界から自分を変えていき、自分の中にプラスの気を充満させていくことでゆるぎない自信が生まれ、不安定な健康状態から生まれ変わることができますので、ぜひ参考にしてみてください。

人間には潜在意識というものがあり、過去の記憶がすべて記録されています。脳に記録されているというだけでなく内臓やその他の器官にも記憶として残ります。潜在意識は私たちに大きな影響を与え、振り回されてしまうこともあります。

しかしながら人間には顕在意識もあり、それがしっかりとしたかじ取りを行ない、現在の体、全体にプラスの気を充満させていくことで潜在意識の影響を受けないようにすることができます。

潜在意識を重要視し、そこに意味があるという考え方は必要ありません。どんな記憶があろうともすべて過去のものです。顕在意識が過去に振り回されずに現在に重点を置き、迷わずに前を向けば過去のエネルギーに影響を受けるのは最低限になります。そして大事なところなのですが、潜在意識が存在しているのは事実ですが、それは本来必要がないエネルギーだと認識することです。

苦しい経験、記憶、つらかった経験、記憶などに価値があると思い、そこからいろんなことを考え出すことは現実をゆがめてしまっているのです。本来ある「あるがまま」の現実ではなく、過去から照らし合わせた「現在」を生きているのであって、決して「あるがまま」の姿ではないのです。

自分の体には過去にあった記憶がしみ込んでいます。それはいい記憶やいやな記憶もそれぞれ織り込まれています。その過去の価値観から現在を生きるのをやめて、「あるがまま」の今を生きることを選択するのです。これは自分の意思によって決められます。過去からの価値観は必ず「決めつけ」があります。「これはこういうものだ」「こうなればこうなるだろう」すべて思い込みで、自分の人生を小さく限定させてしまうことに繋がります。

そうではなく、いつでも「全く新しい今」を生きることを選択すると人生が変わります。

「古い革袋には新しい酒は汲めない」とイエスが言ったのはこのことです。

過去の記憶に振り回されてはいけません。決めつけて窮屈になってはいけません。

自分はこういう人間だ、という決めつけが多い人ほど他人に対しても決めつけます。

「あなたはこうだよね」「あの人はああいう人だから」「きっと理解しないよ」このような決めつけは過去の記憶に振り回され、まったく「あるがまま」を受け入れるというマインドフルネスの欠如から生まれるエゴの思考だと言えるでしょう。

まず過去には何も価値がない、過去はすべて終わったこと、クヨクヨしても仕方がない、過去は変えられない、思い返しても意味がない、そのような意思を持ち過去と決別することが大切です。

これは普通の人が過去を忘れるというレベルをはるかに超えた「過去との決別」です。

私も昔の友達にたまに会うと過去のことをよく思い出す友人に驚きます。記憶は必要に応じて蘇ります。私は毎日、過去との決別を徹底して実践していますので、学生時代のことなど思い出すことがほとんどありません。ですがすっかり忘れているわけではありません。それよりも過去を清らかにし、わだかまりが解消し、憎しみなどは消滅し、誰とでも仲良くできるようになりました。過去を意識すればするほど人間関係は複雑になり、傷口を広げ、治る傷も治らなくしてしまうのです。

心の傷も自然治癒で治るのです。何十年も前のことで心を痛めるのは自分が過去に生きているからではないでしょうか?心の傷を治す特効薬は「忘れる」ことです。

どんなつらいことが過去にあったとしても「忘れる」努力はあなたを裏切りません。

そしてどんなに相手が悪い、という気持ちが拭えなかったとしても、それではいつまでも自分が苦しい重い記憶を抱えて最後には病気になってしまうことさえあるのです。相手のことを恨まず、憎まず、忘れる。そしてもしそれが肉親であった場合、「和解」することが、あなたの人生に光と幸福をもたらします。

ご両親が自分に興味がなかった、関心がなかった、愛がなかった、という記憶があるかもしれませんが、それだけではないということを理解するところから「ゆるし」が起きます。必ず愛を感じ取れたと思います。その自分に向けられた愛と複雑な感情と、その時そうせざるを得なかった未熟な行動、それを理解し、すべてを「ゆるし」感謝に変えます。それが自分の重く苦しい心を軽くさせていく方法です。ご両親も誰もがそうであるように未熟なまま人生を続けていて、その過程であなたとの関係がありました。自分が親になった時、その未熟さに初めて直面します。相手を理解しようとする心は「ゆるし」をもたらし、氷のように冷たかった関係の記憶を溶かしだすでしょう。

パニック障害がいつまでも続くのであれば、「過去との決別」を何度も行い、そしてあらゆる記憶の中の人を「ゆるす」のです。記憶が蘇るたびに、「過去はない」「〇〇さんありがとうございます」これを繰り返します。

過去の潜在意識の中には自分の大切な体験があり、それこそが自分の自信なのだから捨てる必要はない、と思う方もいるでしょう。そこは大丈夫です。自分が成長するために必要だった体験の記憶は消えることはありません。そして今まで以上にあなたを助け出します。面白いもので嫌な記憶、つらい体験だけが消えていきます。なぜなら本来なくてよいものだからなのでしょう。私たちの生命の本質には調和、成長が織り込まれており、必要のないものは消えていきます。

そして顕在意識にプラスの気を充満させていきます。世の中にはマイナスの情報や話、見ているだけで憂鬱になる人やモノであふれています。何もせず無防備で安心立命していられる人は「悟り」を得ている人だけであり、私もそうではありません。ですから意識的にプラスの気を発する必要があります。

プラスの気はプラスを引き寄せます。マイナスの気であふれているとマイナスのことが近寄ってきます。悪が寄ってくるのです。

プラスの気というのは難しく考える必要はありません。決して過去に引きずられない、人のことを悪く言わない、思わない、必ずよくなる、自分はいつも守られている、人生はきっとうまくいく、健康はどんどんやってくる、幸せはどんどんやってくる、自分は意思が強い、自分は明るい、今日も気分よく会った人に笑顔を見せよう、親切にしていこう、何があってもどうにかなる、心配しても仕方がない、すべてはゆるし、ゆるされた。このようなことを口癖にするとともに、自分を生かしてくれる自然の環境、例えば空気、水、食べ物、火、太陽、植物、動物などに感謝をして、ご先祖や家族に感謝を忘れずに、そしてあとは整然と任せていればよいのだと思います。「すべてはただ通り過ぎる」これを思うだけでも人生は好転します。「あるがまま」でよいのだ、と思うことで重荷を下ろせるようになります。

ビートルズの「レットイットビー」の歌詞はそれだけを歌っています。どんな時でも「あるがままでいいんだよ」という声が聞こえてくる、という歌詞です。

過去に引きずられないだけでも運命はよくなります。自分の運命はどんどんよくなる、これからいいことばかり起きる、と思っていればどんどん自分の中にプラスの気が入ってきます。

そしてすべての人は自分の写し鏡であると信じ、自分に厳しい人ほど自分の人生にとってプラスをもたらす人であって、なぐさめてくれる友人が自分にとってプラスなのではないという真実が人生を開いてくれると思います。

そして緊張から解放され、人生を苦しみではなく喜びで受け入れられる度合いが増えてくるにつれ、パニック障害もうつ病も無くなってしまいます。これは体験した私が保証します。

未来を心配せず、決めつけず、今をしっかり生きて下さい。どんな今であってもそれを拒絶せず、嫌わず、今にすべての恵みがあることに心を開いて、「今と仲直り」すると生きていくことが苦痛ではなくなります。自然に生きることが楽になり、希望が湧いてきます。パニック障害になったことで初めて見つけることができる心境もあると思います。

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