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2017/3/24

光線療法の陽性反応

光線療法は自然治癒力を高める自然療法です。そのため治る過程の中で陽性反応がほとんどの方に現れます。

 

陽性反応というのは体の中に溜まっていた毒素が排出されたり、自然治癒力によって体を健康に戻そうとする時に一時的に症状が悪化したり、思わぬところにつらい症状が出ることを言います。

 

本当の治療には陽性反応はつきものです。陽性反応無くして治癒は無し、とも言われています。陽性反応が出ない治療は症状を抑える治療になりますので、根治には至りませんし、慢性病を克服することはまずあり得ません。慢性病を克服するためには陽性反応を通り越さなければならないのです。

 

私が特にお伝えしたいのは陽性反応が出ているということは体が治ろうとしているのであり、不安に思わずに喜んで受け入れてほしいということです。

 

私も体験していますが陽性反応が出ている時はなかなか肯定的に思えません。悪化しているのではないか、まったく良い方向に進んでいないのではないか、このように思ってしまうのはよくあることであり、ここが治療の最も難しいところであると思うのです。

 

また、何が陽性反応なのかが患者さんにはわかりません。痛みや、かゆみ、などだけならわかりやすいのですが、疲労感であったり、動悸、のぼせなど、自律神経が整っていく過程では精神的なものにさえ陽性反応が現れるのです。

 

光線療法をやる前の方が体調が良かった気がする。と言われる患者さんもいます。これは最も勘違いされやすいところなので説明します。光線療法を継続して行っていくということは体の根本から治しているのと同じなのです。そのため、今まで潜んでいた悪いものが外に現れてきます。そのため悪化したと感じてしまうのです。光線療法をする前は体の基礎、土台から治していたわけではないので、根っこにある病原はそのままになっています。その状態であっても体はぎりぎりまで頑張ってくれます。日によっては症状がまったくない調子の良い日もあったかもしれません。しかし、それは一時的であり、水面下では病気は進行していることが多いのです。そのため、本当に大きな病気になるまで気が付かないという人が多くいるのです。

 

陽性反応が出始めると悪化していると思ってしまう人がいます。実は私自身も陽性反応が強く出ている最中は不安になりました。しかし、経験者に聞くと「絶対いい方向に行っているから大丈夫」「陽性反応だと信じて」「これを通り越せば芯から健康になるから」などと励まされ、乗る越えることができたのです。

 

今がとてもつらくても「体が良くなろうとがんばっているんだ」「根本から治しているんだから大丈夫」という強い気持ちを持ってください。必ず陽性反応は終わります。私ほど症状が重いケースでも半年でヤマを通り越したのです。ほんの少しの辛抱です。

 

しかしながら、自分で病気を治すんだ、克服するんだ、と力む必要はありません。精神力だけでは慢性病は治りません。それよりも気持ちを楽にして大船に乗った気持ちで、不安がでても相手にせず、完治に向けて一歩ずつ歩いているのだから大丈夫、完治という目的地行の船にもう乗っているんだ、と思っていればよいのです。

 

私自身も症状が上向くまで不安が出て仕方がありませんでした。陽性反応と信じることがいかに難しいか、よくわかっています。そんな私も光線療法の先輩方が励ましてくれたお蔭で乗り越えることができました。そのため、私も陽性反応が信じ切れずに不安が拭えない方々を励まし続けています。遠方で来れない方はメールでも対応させていただいているのです。

 

陽性反応がほとんどない方もいます。光線を続けていてもなかなか良くならないと感じておられる方も、もう少しでトンネルを抜けるのです。私も含めてうそのように症状が去って行った方が何人もいるのです。医者から絶望的と言われた病気を克服した人もいれば、長年治らなかったうつ病や慢性痛を克服した人もいます。それぞれに至る道は決して平坦では無かったかもしれませんが、自然治癒力を信じるという強い気持ちが根底にあり、その気持ちに導かれて奇跡とも思われる治癒が起きるのです。

 

 

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