光線療法についてご説明します。
過去に光線療法を経験している方で、確かによい感じはしたが、病気を治すほどの力は感じなかったと思われている方がいらっしゃると思います。
光線機1台をご自宅において治療をされていた方にとって光線療法というのは時間がかかると思われたかもしれません。
もちろん1台でも効果はあります。使い方にもよるのですが、効果的に使用することができれば、1台であっても効果を感じることは可能です。
しかし現在、明らかな体調不良、精神的な不調があるのであれば、1台では足りないかもしれません。
例えば3台を使い、下半身を同時に照射した場合、効果は3倍ではなく、二乗の9倍であると言われています。受けてみればわかるのですが、体を温めるパワーや血流を促す感覚は大きな違いがあります。3台でトライアングルを作ることで効率がはるかに上がるのです。
実感を伴わないビタミンDの合成においても大きな違いがあると思われています。
例えば強い冷えを感じている場合、1台の照射を根気よく続けたとしても冷えの体質を変えるのには時間が掛かります。3台であれば9倍の速さで改善することが実感できると思います。
当院では6台を同時に使用します。下半身に3台、お腹と背中、頭部に1台づつ照射します。同時に全身を照射することで大きな効果を発揮することができます。
全身照射を受けていると普段では味わえないリラックスを感じる方が多くいます。それは全身の血流が促され、自律神経とホルモン分泌によい作用が起きているからだと思われます。子供の時のような深い眠りを体感される方も多くいます。
すべての慢性病を克服するカギは血流にあります。血流の悪化が病気の始まりであった可能性が高くあります。なぜ血流が悪くなったかというと原因は一つではなく、複数の要因が合わさって起きると考えられます。
例えば食生活、睡眠、運動習慣なども要因に考えられますが、最も大きな原因は心の問題です。ストレスと言ってもよいのですが、世間一般的に言われているストレスに対するイメージだけでは解明することができない問題が潜んでいます。そのためストレスはないんだけどなあ、と言われる方が多くいて、心の問題に対して対処することが遅れてしまったり目を向けないまま過ぎてしまうということが起きてしまいます。
慢性病や慢性疼痛になり得る心の問題、ストレスについてはこれまでも書いてきましたのでぜひ、読んでいただきたいと思いますし、これからも角度を変えて書いて行きたいとおもいます。
心の問題がなぜ血流に影響するかというと緊張です。心の問題が緊張を作り続け体に血流不足を作っていくのです。血流不足は体のどの部分にも起こり得るのですが、最も大事なところは脳です。脳に血流が不足することで不安が起きやすい、痛みを感じやすい、ということが起きてしまいます。また自律神経が不安定になることから泌尿器や消化器系に不調が作られ、条件反射的に不調が襲ってくるようになるのです。簡単に言えば緊張がすべての原因であり、その緊張はいわゆる緊張状態によって作られるだけでなく、怒りや恐れ、不信感、自己嫌悪などからも作られるのです。脳が慢性的な緊張状態になり、疲労してくると体すべてに影響が出てきます。自律神経が影響を受けるからです。免疫系統、ホルモンバランス、内臓機能、神経系統などに影響がでることであらゆる体調不良、精神的な不調に繋がるのです。
光線療法の全身照射を受けていると何をしなくても血流からよくなってきます。すると自律神経が整いだし体の生体リズムが整ってきます。同時に食事を改善し、必要な運動などを行うと尚よいのですが、なかなか理想通りできないと思われる方も多くいます。そのような方でも光線療法を続けているうちに不安が小さくなり、体に活力を感じられるようになってきます。体調不良の悪循環にはまり込むと通常の感覚のように回復していくことができなくなってしまうのですが、光線療法はかなり悪化してしまった状態であっても底上げをしてくれます。光線を始めた日から事態が好転してくるのを感じることができると思います。
ご自宅で光線療法をしたいと思われる場合、6台は無理だとしても3台の設置をお勧めします。3台の照射を毎日続けることで何年も苦しんだ慢性病から抜け出た人が何人もいらっしゃいます。もちろん1台では意味がないということではありません。0と1では違いがあります。0はいつまで経っても0ですが、1は毎日が足し算になります。
現在慢性病、慢性疼痛、ガン、免疫疾患、神経系の難病などでお悩みの方はぜひご相談ください。