60代女性のケース
足首から膝にかけて赤紫の斑点、関節痛で苦しみ病院に行くと悪性の蕁麻疹と診断される。毎日注射と内服薬を続けたが斑点は四肢に広がり、躯幹にも広がったため、再度検査をし、リウマチを診断される。
その後、症状が悪化し様々な病院で検査を繰り返し、「進行性全身性硬化症」と診断される。幸いなことに消化管、腎、肺などの内臓検査に異常が認められなかった。
現代医学には確たる治療法が無く、治療の根幹をなすのは日常生活で保温に努め、皮膚や末梢の血液循環を促すことであると言われる。
光線療法による治療を始める。
自宅で光線器4台による照射を毎日行うようにした。全身照射と患部への部分照射を毎日数回続ける。
光線を始めて一ヶ月で一方的に悪化していた症状が小康状態を保つようになった。
さらに一ヶ月後、病院を受診すると腹や背中、腰の皮膚硬化所見が明らかに改善していた。医師から「何か治療をしているか聞かれるが答えず」
光線療法を始めてから一年、医師から「もう薬は飲まなくても大丈夫でしょう。またしばらくしたら見せてください」と言われる。薬はまったく飲んでいなかった。
一年後受診したが、「まったく心配のいらない状態であることを告げられる」
進行性全身性硬化症は皮膚硬化に様々な内臓病変を伴う慢性進行性疾患で根治療法がなく、いわゆる難病として厚生省から特定疾患に指定されている。原因は不明だが病状の進行に微少血管障害および、免疫異常が関与すると考えられている。光線には血液循環を促進し、免疫応答を調整する作用があるため、適応することが期待できると考え、光線療法を選んだとのこと。
これは実際にあった症例を省略して抜粋したものであって、すべての患者さんに当てはまるものではありません。参考にしていただければ幸いです。しかしながら光線療法の可能性については多くの難病を抱えている方に希望を抱かせるものであると思います。
特に体を温める必要性を感じている方、血流の改善が必要とされている方にとりましては大きな力になると思われます。
当院には光線療法の全身照射が受けられるベッドがあり、体のバランスを整える整体、気血の流れを整える鍼灸がありますので、自然治癒力を高めたい方の力になれることと思います。
しかしながら当院への誘導が目的のすべてではなく、光線療法や自然療法に視点が向くきっかけになっていただければ幸いと思います。お近くの光線療法が受けられる施設でぜひお試しください。また、病院治療がすべてと考えず、視点を変えればまだまだ治癒する方法が見つかるはずです。必ず治る方法があるはずだと希望を持つきっかけになっていただければ幸いです。
光線療法だけが効果的な療法とは限りませんが、光線療法を試す価値は大いにあります。