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病気にならないために食事について理解することはとても大切だと思います。

なぜ病気になったのか、なぜ自律神経失調症、うつ病になったのか、なぜガンになったのか、その答えは食事の中にもあるのではないでしょうか?

お医者さんの中には何を食べても大丈夫、うつ病と関係ない、がんと関係ないという方がいます。

しかし現在、私たちの食卓に並ぶ食材は不自然なものであふれていますし、本当の栄養について知らないとしっかり食べていても栄養不足に陥てしまうのです。

多くの病気と関係しているのが血糖値です。血糖値が高いと糖尿病になりますが、今回のテーマとして未病における食事の重要性とさせていただき、血糖値のやがて病気が発症する異常が発生していることについて書いていきたいと思います。

ここでのポイントは高血糖ではなく低血糖です。

私たちは食事をすることで血糖値が上がります。そうすることによって体にエネルギーが作られます。食事をしなければエネルギー切れになっていきます。このエネルギー切れ状態が低血糖だと言われています。低血糖の状態に陥ると体は血糖値を上げようとしてホルモンを分泌します。この時主に副腎皮質からコルゾチールというものが出ます。

それによって血糖値は安定し、事なきを得るのですが、問題は血糖値の乱高下にあります。

つまり糖質の高い食べ物や早食いで血糖値は急上昇します。ここにストレスも加わり交感神経の興奮、つまり自律神経が偏って興奮、緊張することで血糖値は上がりやすくなります。

急上昇した血糖値は予定よりも早く下がってきます。それを補おうと副腎はホルモンを出し続けますが、あまりにもその仕事が過酷になると命の危機を感じてくるため、別のホルモンを出してきます。それがアドレナリンやノルアドレナリンです。甘いものが欲しくなり、おやつを食べる、カフェインが欲しくなりコーヒーを飲む、そんなことをして血糖値はどうにか保たれますが、やはり糖質の多い食べ物、早食い、カフェインによる脳神経、ホルモンの麻痺、そしてストレス、過労などが血糖値を不安定にさせていきます。副腎皮質はストレスを緩和するホルモンも担いますので、血糖値と合わせて毎日大仕事になります。そこに食事の偏りによって腸内環境が悪くなると肝臓や腎臓の機能が落ちていきます。

腸、肝臓、腎臓と連鎖して弱ってくるとストレスに弱くなり、自律神経に深刻な異常が発生します。そのころには副腎疲労が深刻になり、コルゾチールではなく非常事態用のアドレナリン、ノルアドレナリンが働くようになります。この状態は脳神経を疲弊させ自律神経をさらに緊張させていくのです。

アドレナリンは興奮、緊張のホルモンであり、戦闘モードの時に出るホルモンです。そのためストレスと低血糖で非常事態に陥った体はアドレナリンを発動させますが、精神的にはイライラ、攻撃的になり、落ち着かなくなります。ちょっとしたことで怒ったり、落ち込んだりしてしまいます。トラブル続きになってしまうこともあります。いつの間にか、性格的に自分は短気なんだと思い込みますが、実は血糖値が不安定で副腎疲労からアドレナリンに頼らざるを得ない状況に陥っており、その問題がすべて根底から解決できれば精神も落ち着いてくるのです。

この場合の特効薬は糖質です。甘い菓子パン、ケーキ、和菓子、そして疲れた脳を刺激するカフェインです。しかしこれは数時間しか持ちません。すぐに低血糖状態になり、また甘いものが欲しくなるのです。

これを繰り返しているうちに自律神経は崩れ、脳神経に異常が出たり、ホルモン分泌に異常が出たりするのです。高血圧にもつながります。交感神経が優位な状態が続くと血管が収縮し血流が悪くなります。緊張性の筋収縮も起こり血圧が高くなっていきます。原因は食生活が根っこにあり、ここから様々な病気が発生するのです。

例えばガンは免疫機能の低下によってがん細胞の増殖を抑えられなくなって発症します。免疫システムは身体全体の機能、そして精神的な作用に影響を受けます。全身のホルモンの分泌が異常になれば精神的に余裕がなくなり、怒り、不安を抑えられなくなり自律神経がおかしくなっていきます。血流も悪くなるため、免疫システムは弱くなって当たり前なのです。そこに特定の臓器の酷使、冷え、毒素の蓄積などが重なりガンになるのだと思います。もちろん栄養が足りていない、よくないものを摂取しているという問題もあります。しかしまずは血糖値を安定させることがホルモンの分泌を安定させ、それが自律神経を安定させ、精神も安定する。これが大きなポイントだと思います。

そのためには糖質の摂りすぎは注意が必要ですが、そもそも健康には炭水化物、タンパク質、脂質が不可欠です。ですから炭水化物を摂らない糖質制限はお勧めできません。それよりもしっかりと炭水化物を摂ることをお勧めします。

炭水化物という全体を制限するのではなく、小麦粉製品を少なくする、そして白砂糖を少なくすることをお勧めします。炭水化物はお米で摂りましょう。できれば玄米です。

発芽酵素玄米がベストです。今回は詳しく書きませんが、発芽酵素玄米に変えて体調が劇的に変わった人が多くいます。たまに玄米は毒があるという人がいますが、医学的には認められていません。小さな毒性があるものは多く存在しますが、全体でみればそれも必要な栄養素になります。私は5年以上実践していますし、明らかに血糖値が安定し、空腹時の安定感もよいです。玄米を食べる前は空腹がすぐに来てしまい、明らかに低血糖状態になり時には意識が遠くなり手が震えたこともあります。車の運転をしていてエネルギー切れになり、正しい判断ができないとコンビニに飛び込んだこともありました。

発芽酵素玄米を主食にして、おかずは少ないのに空腹まで長くなったのを感じます。空腹になってからも動ける、むさぼるように糖分を得ようとすることもなくなり、精神も安定しました。

もちろんそこに味噌汁、野菜、漬物があってそのようになっていると思いますが、玄米と白米はずいぶん違うなと思います。私は砂糖を摂りません。料理に入っているのを食べることはありますが、家では白砂糖は使いませんし、砂糖のお菓子は食べません。私はそうしたくてしているのに過ぎません。たまにデザートを用意されて食べなきゃ失礼だと思うときは食べています。脳はおいしいと感じますが、また癖にならないように注意しています。なぜなら砂糖は結構な中毒性を持っていて、身体を蝕みます。若いうちはいいですが、代謝が悪くなり筋力が落ちてくると砂糖は動脈硬化につながります。私はこの病気でとてもつらくなった人をたくさん見てきていますので砂糖の摂り過ぎは注意が必要だと思います。

ただ、まったく辞める必要もなく、適度なら問題はないと思います。摂り過ぎには注意しましょう。そして砂糖ではなく黒砂糖、てんさい、キビ砂糖、はみちつなどは同じではなくいいところもありますので辞めなくていいかと思います。

食事の時間が不規則で甘いパンなどですまし、午後はコーヒーとお菓子で持たすようなことを繰り返していると腸内環境が悪くなり、そこから体質全体がおかしくなります。同じ時間に規則正しく食べること、早食いではなくゆっくり食べることで自律神経の安定と消化活動を助ける、そして間食で甘いものを摂ることで血糖値を乱高下させない、このようなことをできるだけ心がけると病気にならないと思います。

加えて腸内環境をよくすることを意識して繊維質の野菜、酵素、小食を意識してミネラルビタミン類が不足しないようにします。特に鉄やマグネシウム、亜鉛は不足しがちなので気をつけます。これらのミネラルが足りなくなると肝臓、腎臓、副腎、脳は機能できなくなり、異常が発生します。難病と言われる病気を発症している方は根気よく腸内環境を改善するようにしてください。そして今まで体に入れていたものでやめた方がいいものを見つけて避けていきます。不自然な食べ物、飲み物、薬、添加物、インスタント食品。食べ物によっては残留抗生物質や農薬があるかもしれません。汚染されたものはできるだけ避けましょう。

手作りのものを食べましょう。手作りの漬物、酵素ドリンクなど。体は温めることで緊張が緩和されますので暖かい野菜スープなどがいいかと思います。

うちは手作りで酵素を作っています。野菜や穀物など20種類くらいのものを発酵させて作ります。

酵素ドリンクは市販でも売っていますが、手作りが一番いいのです。なぜなら微生物が生きているからです。市販のものは食中毒が怖いので殺菌されています。酵素は熱に弱いので手作り、常温のものに多くの酵素や微生物、そしてミトコンドリアが存在しています。自分の手で混ぜることで常在菌が育ち、自分の健康のために必要な菌が自分を元気にしてくれるのです。人の体には常在菌が30兆存在しています。その大部分は腸に住んでいます。この常在菌、善玉菌が元気であることが健康にとってとても大切です。この酵素は砂糖を使って発酵させますが、砂糖は酵素、微生物の力で単糖に変わります。すると体に入ったときに消化酵素を使わずに細胞の中に栄養として入り、エネルギーに変わります。

手作り酵素で元気になった細胞は血糖値を安定させてエネルギー切れを防ぎます。本当にわずかな量を飲むだけで元気を感じられます。

このように酵素を摂り入れていくこともお勧めです。

また有酸素運動や呼吸法、適度な運動も血糖値を安定させていくうえで関係がありますので合わせて実践していくことをお勧めします。

ここに書いた内容はあくまでも個人的な感想に過ぎません。断定しているわけではありません。私の体験、そして研究がどなたかのお役に立てればと書いていますので、違うご意見がある場合はご容赦ください。また複数の健康についての本も参考にさせていただいています。

もちろん説明が不十分だとは思いますが、ブログですので完全ではありません。

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