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2015/6/16

睡眠が健康回復のカギ

うつ病や、パニック障害などの精神的な病も含めて、現在病気を患っておられる方にはぜひ、睡眠について見直していただきたいと思います。

私の経験上、慢性病は生活習慣病と言われる通り、普段の生活習慣が大きく影響しています。食事や運動は欠かせない要素ですが、後回しに考えてしまいそうなのが睡眠です。

睡眠を改善することであらゆる病に改善が見られると私は強く思います。私はうつ病が深刻になる前に、睡眠に異常があったことを思い出します。当時の私はそこまで深刻に考えることもなく、医者のアドバイス通りに薬治療や検査などに重点を置いてしまいました。

しかし、薬によりさらなる睡眠障害を進行させたあげく、深刻なうう病、その他の深刻な症状を増加させてしまいました。

 

私は約2年、睡眠導入剤を飲まなくては眠れないという状態が続きました。ただ眠れないだけでなく、不安が強かったため、薬を飲まないではいられなかったのです。その他の精神安定剤や抗うつ薬も眠気を増加させるものでしたので、眠ることはできました。ただ、夜中や明け方に覚醒してしまうということには悩まされましたが、それも徐々に改善していきました。それは薬を飲んで改善したのではなく、その他の自然療法が効いてきて改善されたことを強く実感しています。ですので、2年という期間で薬も止めることが可能になりました。

 

薬を止めてからは眠れないという症状に苦しみました。ずっと薬で無理やり眠らしていたのですから無理はありません。すぐには改善しないだろうと腹を決めて取り組みました。最初の一か月はほとんど眠れない状態が続きました。それでも再び薬を飲むことを選ばずに、自然に体内のリズムが戻るのを待ちました。約半年くらいたったころです。なんとなくこれまでの感じに変化が出て、眠りがより自然に近くなっていくのを感じました。本当にしばらくぶりによく眠ったという感覚を思い出したのです。

 

実は薬で眠っていた時も、薬を止めてあまりよく眠れない状態が続いていた時も体重の増加が気になっていました。普通の男性より食べていないし、間食も控え、ビールやワインも控えているのに体重は増加します。毎日30分のジョギングと30分以上のヨガをしていても増加します。よほど体質が変わったのだろうと思っていましたが、睡眠がよくとれるようになると、その体質が一変したのです。体重がまた落ちていきました。しかも今度はちょうどいい状態になっていく感じがありました。

もともと体重は安定しており、少し増えても多少食事と運動を調整すれば体重を管理できていました。そのため、長年同じサイズの洋服を着れていたのですが、病気を機に体重のコントロールが効かず、最近は増加が止められずにいました。しかし睡眠が変わると体質も戻ってきたのです。

 

考えてみると、満腹を感じる神経や空腹を感じる神経も狂っていたのを思い出します。ついつい食べ過ぎていたことを思い出しました。それを改善するのは努力だけではどうしようもなく、また、それ以外のホルモンも恐らく異常になり、少量の食事でも太ってしまう体質を作り出してしまったようです。

 

睡眠がちゃんととれるようになると自然と体質が変わるとということを身を持ってしることができました。体重だけでなく、セロトニンなどの脳内ホルモンも睡眠によって大きく変わってくることを実感しました。睡眠が不十分である場合、セロトニンを始めとするあらゆるホルモンバランスに異変が生じてしまうということに気が付きました。例えばドーパミンは何か満足感を得た時に出るホルモンですが、睡眠が不十分であるとドーパミンも分泌が不足し、それを本能的に補おうとするため、刺激や快楽を求めてしまうという悪循環がはじまります。そのため、依存症を発症し、深刻な負のスパイラルに落ちていくことも考えられます。

 

薬で睡眠を誘導している時も、よい睡眠がとれているとはとても言えません。これも経験しましたが、頭は冴えているままなのです。ですから何か休んだ気がしません。しかし、続けているうちに体がマヒしていきます。これが当たり前になっていくのですが、確実に体は蝕まれていくのです。

 

今からでも遅くありません。睡眠を改善するチャンスはいつでもあります。ただ惰性的に薬を続けてしまっている場合は、多少眠れない時期が続いたとしてもなるべく早くやめるべきです。自然療法で眠りを誘導するやり方はいくらでもあります。

 

現在、薬を飲まなくてはいられないと思う方は、すぐに止めるよりも自然にその時期が来るのを待つ方がいいと思います。その時期が来れば苦労せずに薬を卒業することができます。食事、運動を見直し、電磁波の強い電化製品にどっぷり浸かることを見直し、太陽光をたっぷりと浴びることです。光線療法は自然の日光浴では物理的に難しい照射を可能にした療法です。眠りを改善するのにとても有効であることをお伝えします。さらにマッサージも効果的です。特に頭皮へのマッサージは睡眠を改善してくれます。ほぐしたり、もんだりするだけではなかなか効果が出ないばかりか逆効果になってしまうことがあります。

私のマッサージは20年以上のキャリアと様々な体験を通して行う独自のテクニックですが、気功と同じ原理で行います。しかし私の経験上気を流すには肉体的なトレーニングだけでは限界があり、呼吸法を中心にした精神エネルギーの鍛錬が不可欠です。私は10年目ごろには壁にぶつかっていましたが、大きな病気を経て、生きることの喜びをようやく学び、気が付けば大きな気と言うものが理解できるようになってきました。言い方を変えれば潜在意識がごちゃごちゃあるとそれが邪魔をしてしまうのです。患者さんを治してあげたいという思いも潜在意識のゴミでしかありません。潜在意識にいろいろたまっている治療師が気を流そうとするとその人の気が入ってしまいます。そのため悪化するケースがあるのです。私も病気を発症したときに気の治療ができる方を辿って何人もお願いしましたが悪化してしまいました。それでは物理的な普通のマッサージの方がよほど利があるかと思います。私もまだまだ入口に居る者に過ぎませんが、少しづつマッサージも施させていただくようになりました。ご興味のある方はぜひご相談ください。一日お一人だけお受けさせていただいております。

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