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2024/1/7

自律神経と腸の関係

当院は自律神経の不調専門の整体院です。私は約20年に渡り自律神経の不調に悩まされている方と向き合ってきました。

私自身も自律神経を深刻なまでに崩してしまった経験があり、自分の課題としても真剣に向き合ってきました。

自律神経の崩れは様々な体調不良に関係しています。疲れやすい、眠れない、不安が強い、内臓の不調、耳鳴りやめまい、関節痛、頭痛、膀胱炎の症状、神経過敏、神経衰弱などあげればきりがないほど多くあります。すべての病気の根底に自律神経の不調が関係している可能性があります。なぜなら自律神経の不調は生命力に影響を与え、自然治癒力の低下、免疫システムの低下に影響を与えている可能性があるからです。

中でも「うつ病」で苦しまれている人が増えてきています。

うつ病は自律神経の改善がとても大事です。薬物療法を否定しませんが、完治を目指すのであれば自律神経の改善に取り組むべきなのです。当院では薬物を使用せずにうつ病を克服していくことは可能であると考えています。それは簡単ではありませんが、なぜ病気になったのか、どうしたら治るのかがわかれば一歩ずつ進んでいくことができるのです。当院でお伝えする内容はこれまでどこかで聞いたことがある内容もあれば初めて聞く内容もあると思います。もちろん当院でお伝えする内容だけが答えではないかもしれませんし、私が知らないこともまだまだあると思います。それでも自然に病気が治る方法ということに焦点を当て続け、少しずつ解明していった私の体験記はきっとお役に立てると思って発信していくことが大切だと思っています。これからはユーチューブなどでも発信したいと考えています。

当院に来られてカウンセリングでお伝えできるのは時間的にも限界があります。私は自分の得た知恵で報酬を得たいとは思いません。ですのでどんどん情報は公開していきますし、それでどなたかが救われれば本当に幸せです。

過去のブログもすべての内容に自信をもっており、病気に苦しむ人、精神的にお辛い方にとって読むだけで元気が出る内容になっています。そしてさらに勉強した内容を今後もブログを書いていきますのでぜひお読みいただければと思います。自律神経の不調だけでなくあらゆる病気から真の健康になるために「本当に大切なこと」、それは実は知られていないことがまだまだ多くあります。そのため病気は無くならないし、精神的に病む人が増え、攻撃的な思想がはびこり、自然環境を破壊することをやめられなかったり争いが消えることがないという真実につながっているのです。

私たちは集団的に精神的な病に侵されているという事実に気づく必要があるのです。本当に健康な人間からは愛ややさしさがあふれ出し、争う心が消えるのです。どうして自分のために苦しむ人がいてよいのでしょうか、戦争をしてもよいのでしょうか、正義という名目の陰に渦まく狂気に正面から向き合う必要があるのです。それは脳が本来の働きをしていない原因に遡らなくては解決しないのです。そして人類が集団的に陥っている欲という脳(心)の病を克服することで平和な世界が実現するということを私は信じています。

話を戻します。自律神経の不調、うつ症状などを自力で改善していくことはまったくもって可能なのです。

何よりも自然の力を信じて自然に還ることです。人間は自然と共に生きているのです。それは昔から変わりません。都会で機械に囲まれた生活をしている人ほど自然に還らなければなりません。例え週に一日であってもバランスをとることは大切です。

まず第一に取り組むべきことは食べ物です。

やはり言われている通り腸の健康が自律神経や脳の健康には関係が深くあるのです。10年以上も前から私はそれを発信し続けていますが当院に来られる方でも本気で取り組んでおられる方は少ないのです。どうしてもジャンクフードやインスタント、ファストフードに流されてしまう、そこから本気で出ようという気持ちが起きない人が実は多いのです。

先日いらした若い男性はうつ症状や慢性疲労が日々深刻になっているにも関わらず、甘いものがやめられずにいました。私との会話の中で「もうケーキはやめます」「そんなものでうつが治らないならいつでもやめられます」と言われました。私はすべてが解明されているわけではなく、砂糖だけがあなたの不調の原因ではないと伝えました。恐らくその方は「仕事における考え方」「自己中心的な思考習慣」から神経が過敏になっているようで、そのことも伝えましたが、治るためなら砂糖やめます、と言われてその日は帰られました。その後、どれだけ改善されているかはまだ聞いておりませんが、自分で不自然なものに気づいて、本来必要でないものを排除していくことは基本的に必要なことだと思います。もちろんこれだけですべてが解決するわけではありませんが、一歩目を見つけて、現状から前に進むことが何より大切で、砂糖をやめること、お酒を控えること、早く寝ること、散歩を習慣にすることなど、このようなことが第一歩になることがあります。

その方はコーラがお好きなようで、私はそれを「水」に変えて毎日1500ml飲むことをお勧めしました。多くの自律神経の不調はこれだけで改善が見られます。

腸を元気にするために自然に還れというのは、できるだけ不自然なものを食べないということです。日本は手軽にいろんな食品がスーパーやコンビニなどで手に入りますが添加物によって長期保存が可能になっている食品も多く、病気を改善していくためにはできるだけ自然の野菜や手作りの料理に目を向けるべきなのです。

手作りの料理には元気がたくさん入っています。できるだけ自然の調味料だけで作ることが大切です。たくさん栄養を摂ることが重要ではありません。ビタミンがどうだとか、栄養不足にならないように考えている人が多いのですが、人間の体は多くの栄養素を自分で作れるようになっているのです。闘病中ほど粗食が実は大切なのです。

その上で主食はパンやパスタではなくお米をお勧めします。(これについては私の考えに過ぎませんし、詳細はまた別の記事で書きます)また本物の味噌で作った味噌汁や手作りのぬか漬け、麹などを主にしていくと動物性食品は自然に少なくなっていきます。動物性食品を私は否定していませんし、私も食べますが以前より量が減ることによって体が軽くなり老化が遅くなったように感じます。発酵食品をお勧めしても納豆とヨーグルトを食べているから大丈夫と言う人が多くいます。

ヨーグルトが日本人の体に本当に合うのでしょうか?カルシウムの摂取という意味では優れていますし、腸内細菌の一部には有効だと思い、私も食べます。しかしそれよりも大切なのは味噌とぬか着け、塩麴などの日本に昔から伝わる本物の発酵食品です。私は体調を崩してから発酵食品を研究し、いろんなものを手作りしています。それで本当に健康になったのです。ヨーグルトを食べてれば大丈夫、スーパーで漬物を買って食べている、買ったお弁当に漬物は入っている、などでは十分ではありません。それでは自分が損してしまうのです。周りの常識、価値観がそうであっても自分から本物に目覚めないといけないのです。

食べ物は好きなものを食べる、それで長生きしている人を知っているし、食べたいものを食べずに生きるのなら病気になった方がましだ、と私の昔の同級生に会った時、言われたことがあります。

その価値観を無理に変えようとは思いません。しかしその友人は決して健康そうではなかったし、心も豊かではないように感じました。酒で不安や不満を紛らわしている毎日が想像できてしまいました。

病気になって初めて後悔するのです。時に闘病は10年以上続くこともあります。家族はどうなるのでしょうか、私は自律神経の不調で来られる方に、病気はいろんなことを教えてくれる天からのギフトであるとお伝えしています。病気になると人間はそこでやっと自分の人生を顧みることができるのです。私自身もそうでした。それまでは悪習慣だとわかっていても辞めることができずにいました。

最終的には心が変わることで身体の不調も消えるのですが、そのために心にアプローチするというのは厳密に言えば間違っているのです。これはとても大切なところで慎重に説明しなければ誤解されてしまうところです。心は自然に変わることが可能なのです。悪習慣が自然消滅し、怒りや悲しみでいっぱいだった心が柔和になり、やさしさであふれ、怒りを忘れ、それにつれて病気が消滅します。そしてそのためには体からのアプローチとどうしてもスピリチュアルな癒しが不可欠なのです。ただし、やり方が大事で、間違った情報が世の中にはあふれているということもお伝えしなくてはならない大事なことなのです。

病院に行って薬でどうにかしてほしいと考えるだけでは真の健康は遠ざかります。何年も薬物療法をやめられない人と、自然に治る人との違いは他にもあるのですが、食べ物はまず大切です。よろしければ参考にしてみてください。

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