当院は自然療法と健康法をご提供するところなので、薬についてはできる限り飲まない方がよいという考えだと思われていると思います。
また病院治療に関しても否定的だと思われているかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
現代医学は現実にたくさんの命を病気や怪我から救っています。昔なら命を落としていた病気や怪我が治ることが可能になっていることは大変素晴らしいことと思います。私も大きな怪我をしたり、感染症に掛った時は病院に行くと思います。
また思わぬ病気が見つかって大事に至る前に治るケースもありますので、検査を受けることも必要だと思います。
ただ薬の飲みすぎは注意しなくてはなりません。私の知り合いで風邪をひきそうになるとすぐに風邪薬を飲む人がいます。一年間で飲む量は多く、風邪をひく前に飲んだ方がよいと信じ込んでいるようです。
仕事でどうしても休めないからと言いますが、栄養ドリンクのように薬を飲んでしまうのはどうかと思います。できる限り自然治癒力で治すことの方が正しい選択だと私は思いますし、のどが痛くなることも熱が出ることもお腹が痛くなることも、すべて意味がありますので症状だけを止めようとすることはよくありません。市販の風邪薬であっても飲み続けていると思わぬ健康被害が生じることがあるかもしれませんし、元々風邪薬は常用することを勧めているわけではありません。
ただ薬は悪いと決め付けるのもどうかと思います。私は以前、ぎっくり腰をしたことがありますが、特に症状が強くまったく動けなくなってしまったことがあります。少しでも腰を動かすと激痛がしました。まったく寝返りができないため、眠れません。少しうとうとして自然に体が動くと激痛で起きてしまうのです。
私は痛み止めの薬を飲むことを選択しました。痛くて眠れないより、薬で痛みを緩和させ眠った方が早く治ると考えたからです。自然治癒力は睡眠時に最も強くなります。眠れないのでは治癒が遅れますし精神的にもつらくなってしまいます。
このような時に痛み止めの薬があることは有難いことだと実感しました。
薬で怪我や病気が治るとは考えずに症状が楽になることで自然治癒力が働きやすくなり、結果的に治りが早まると考えることは時と場合によっては考えるべきことではないかと思います。
薬を選択するべきかどうかはケースによると思われます。うつ病になった時、糖尿病になった時、ガンになった時、その他でも薬をどのように使うことが自分にとってよい選択なのか、お医者さんのアドバイスを受けながら後悔しない選択をしなくてはなりません。
薬を飲むと決めた時は薬を怖がらずに飲んだ方がよいと思います。その上でどのように病気を根っこから改善し健康を取り戻していくか自分で決めなくてはなりません。薬を飲んでいればいいと思うことは違うのではないかと思います。
薬には副作用がありますので、できるだけ少なく、そして短期間でと考えるべきだと思います。また副作用については意識しすぎるとよくありません。病は気からと言いますように副作用のことを考えすぎると気のせいかそのような症状があるように感じてしまいます。特にネットなどで調べ過ぎないようにすることも大切です。
薬を飲んだ方がいいケースもあると思います。自分が病気にならなければわからないこともあります。なんでもかんでも薬は必要ないと考えるべきではないと思います。ただ慢性病になった時、何年間も薬を複数飲み続けることに関しては慎重になった方がよいというのが私の考えです。
例えばうつ病でも、薬を飲まずに当院のプログラムを続けて改善した人、薬を飲んでいてプログラムを続け、薬を止めることに成功しうつ病も治った人といます。
自分の健康ですし自分の人生です。病院任せにしてしまって治らない、生きられない、では残念な人生になってしまうかもしれません。慢性病や難病を克服した人の共通点は自分で治すと決め、何をすればよいのかに辿り着いた人です。答えは自分にしかわからないのです。病気になったのですから必ず自分にも原因はあります。例え誰かのために苦しんできたとしても、会社で酷使されたとしても、他人や環境のせいにしてしまっては何も変わることができません。どんなに受け入れ難い現実であっても、受け入れることで自分の器が大きくなり、病気に対しての解決策が見つかるようになります。
先天的なお病気の場合は何をどのように受け入れればよいかわからないかもしれませんが、必ず治るために必要な答えが存在します。その答えを探し続けるよりも、答えを教えてくれる人を探すよりも、自分の中に答えがあると信じて、いつかわかる時がくると、今できることを一生懸命やるしかありません。病院の力を借りるけど治すのはあくまでも自分です。お医者さんもそう言われると思います。
現在、薬治療をされている方も治療方法を考えている方も、よろしければ当院にご相談ください。その時の状況に適した自然療法、健康法をご提案させていただきます。