BLOG

2015/4/8

軽度のうつを放っておかない

うつ病は現代病としてかなり増えてきています。なぜ、昔は今よりうつ病が少なかったのでしょう。それは現代に生きる私たちはとても複雑な社会の中で、個人としてむき出しの状態で生きなくてはならないという環境の変化が理由の一つであると思います。

かつて交通手段も限られていた戦前の日本では小さな社会で縦の人間関係の中で育てられ、助け合い、分け合うというシンプルな生活スタイルでした。誰かがなまけて仕事をしなければ近所のおっさんが叱り飛ばしてくれたのです。仕事がないなんてことはありません。いくらでも教えてくれたのです。もちろん今のように楽して儲けるような仕事はほとんどなかったことでしょう。職人として腕を磨いていくことを自然に受け継ぐなど、人間関係もシンプルで強いものが主であったと思います。もちろんその人間関係の中で窮屈な部分はあると思います。しかし、どうしようもない疎外感を感じたり、社会に抹殺されるような置いてきぼり感は無かったことでしょう。現代は個人がより自由でありながら、不安定な立ち居地の中で微妙なバランスを維持しなくては生きていけないのです。江戸時代とはまた違った窮屈感があり、何よりも強いものが弱いものを支配するという資本主義が、健全な人間関係を蝕み、場合によってはお互いを欺くような人間性の欠けた状態で生きていかなくてはならないことも多くあるからではないでしょうか。実際、振り込め詐欺、インターネットを利用した詐欺に始まり、日常生活の中で詐欺に合う人は多くいます。詐欺があることが当たり前の社会でどうしてリラックスして生きていけるでしょうか?私も信じていた人に裏切られた経験があります。どれほどつらい思いをしたか、その人はわからなかったでしょう。でも、私はそれによって深く傷つき、うつを進行させてしまいました。

現代に生きるすべての人は歪んだ社会や人とのかかわりの中で、健全な精神を保っていくことが実に難しいと思われます。もちろん、充実した人生を送っていられる素晴らしい人も存在します。しかし、それはあくまでも少数であり、ほとんどの人がストレスを抱え、健全な精神を維持していくことに不安を感じているのではないでしょうか。

そして次に大きな理由として日光浴不足があげられます。現代人は実に日光浴が足りていないのです。日光浴が足りていないと脳内のホルモン分泌や神経伝達に狂いが生じます。すぐに怒ってしまったり、不安になってしまったり、疲れが取れなかったり、免疫が弱まってすぐに風邪を引いてしまったり、体に痛みがでた場合、まず日光浴不足を疑ってみるべきです。太陽の光は人間の体にとって必要不可欠です。しかし、現代人は部屋の中で生活や仕事をする機会が多く、外を歩くことも減ってしまいました。結果として日光浴不足は深刻になり、それによってしか作れない栄養素が完全に不足し、脳が不安定になってしまうのです。このことに気づいている医療関係者は多くありません。精神科医のほとんどが理解していないといってよいでしょう。経度のうつであれば、十分な日光浴とカルシウムの摂取で治るのです。それをすぐに薬に頼るから長引くのです。なぜなら薬では根本的な治療は絶対できないからです。症状を抑えることしかできません。それも深刻な副作用とともにです。

ここで紫外線が害であるということを思い出す人もいることでしょう。これも化粧品会社の宣伝に踊らされた間違った認識です。太陽光には紫外線の他に赤外線、可視光線があります。それぞれが人体にとって不可欠なのです。紫外線は人体に害ではありません。浴びすぎることによって皮膚に悪い影響が出ますが、よほど浴びすぎなければまったく心配いらないのです。一日で体が赤くなり肌が剥けてしまうほどの日焼けは良くないと思います。真夏であれば30分も浴びれば十分でしょう。しかし真夏以外では1~2時間外にいることは健康にとって害ではなくとても有益なことなのです。恐らく、十分に日光浴ができている人は少ないのではないでしょうか。できれば朝の太陽を浴びてください。早朝に散歩しながら朝日を見るのはとても効果的です。

次に大事なのは運動です。運動不足になるとどうしても血流が悪くなり、酸素が十分に脳にいかなくなります。運動は自分にあったものを選ぶといいと思います。それほど運動量がなくても酸素を十分に脳に送り込むことは可能です。私が特にお勧めしたいのはヨガです。体の柔軟性を取り戻しながら、筋力も鍛え、体中に酸素を送り込むことができます。呼吸法により、脳からセロトニンという神経伝達物質が分泌され、穏やかな精神状態になっていきます。

軽度のうつであれば、病院に行かなくても治ることは可能だと思います。医者に行けばすぐに薬が処方されるでしょう。どちらを選ぶかはその方の自由です。薬を飲みながらでも自分でやるべきことはやらないと10年たっても治らないということになってしまいます。

光線療法けろぴーでは、太陽光線を全身に照射させることで、様々な効果を生むことができます。長時間浴びても害はありません。私自身、光線療法によって救われました。あらゆる体調不良にお力になれると思います。どうぞご相談ください。

«間質性膀胱炎、慢性前立腺炎完治しました。
生命力を高めればどんな病気でも治る»
一覧へ戻る