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2015/4/15

睡眠を改善するには

良く眠れるためには、ストレスを解放し睡眠前に心を落ち着けるなど誰でも心がけることは多かれ少なかれ同じでしょうが、快眠の原理をより深く知りたいと思う時に、私たちは「メラトニン」「セロトニン」「トリプトファン」というキーワードにたどり着きます。この3つはそれぞれが大きく関わっています。どのような関係なのでしょうか?

「メラトニン」とは深部体温を下げ、副交感神経を優位にして気持ちを落ち着かせ、呼吸や脈拍、血圧を低くする働きのある睡眠ホルモンです。メラトニンは夜分泌され眠気を起こす働きがあるのですが、不規則な生活をしていたり朝目覚めるのが遅いと眠気が起こらず、寝付けない状態になってしまいます。メラトニンを増やすのに必要なのが、その材料になっている「セロトニン」という脳内物質です。

メラトニンが夜分泌される一方、セロトニンは昼間に分泌されます。セロトニンの分泌には太陽をしっかり浴びることと、セロトニンの材料となる食品をしっかり取ることが大事です。その食品が、必須アミノ酸である「トリプトファン」です。ではトリプトファンは何に含まれているのでしょう。

トリプトファンは必須アミノ酸でタンパク質に含まれています。体内に入って脳に運ばれるとセロトニンに変わり、それが夜になると睡眠ホルモンであるメラトニンに変わるわけです。

トリプトファンが多く含まれている食品は、肉類、赤身の魚、大豆、乳製品、のり、わかめなどです。また、セロトニンに変わるときにビタミンB6(肉、魚、豆類、卵、バナナ、さつまいもなどに含まれる)やナイアシン(魚とくにまぐろ、かつお、肉とくにレバー、豚肉、落花生など)も必要だということです。

私の具合が悪く、まだ光線療法に出会っていなかった頃、まったく頭で考えることなく本能的に太陽を仰ぎながらの早朝散歩と、たんぱく質を多く含む食事とを求め、毎日欠かさずにいました。後になってこのことを知りその理由が裏付けられました。その後、早朝の太陽だけでは補いきれずもがき苦しんでいた時に私は運よく光線療法に出会い改善していったのですが、人に備わっている直観力のすごさを改めて感じました。

«がんを治すことができるのは自分の免疫のみです
美容にも光線療法»
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