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2017/12/27

不安に背を向けない

不安は誰にでもあります。不安がない人はいないのです。大切なのは不安とどのように向き合うかです。

 

不安が起きた時に誰でもが避けたくなります。不安から逃れようとします。不安をコントロールしようとします。そして不安を払いのけようとします。ポジティブなエネルギーに転換しようとします。しかし結果としてうまくいかない人が多いのではないでしょうか。

 

不安で自分が苦しんでいると自覚されている方は不安との向き合い方を見直してみてください。不安は向き合い方を変えるだけで小さくすることができるのです。生きている限り不安は付いて回ります。不安を感じることで危険から遠ざかることができます。ですから不安があることは自然なことと思うことが大切です。

 

不安を感じたとしてもすぐに不安は小さくなり消えていくということができるようになると、現在抱えている病気も回復に向かいます。なぜなら不安は自然治癒力を妨げる大きな要因であるからです。

 

不安は怖いものではありません。脅威を感じる必要はありません。不安もあなたの一部です。ですから不安を真正面から直視しても大丈夫なのです。不安はあなた自身が受け入れることで小さくなり、消えていくのです。小さくしよう、消そうと思う必要はありません。そのように自分が何かをしてしまうと悪いほうへ向かいます。何もしないというのは実は極意ですが、ほとんどの方ができないのです。何かをすることに慣れてしまい、何もしないという状態を忘れているのです。

 

しかし思考や感情を使いすぎて疲れた時などにバランスをとるために何もしない時間を過ごしていると思います。人間の本質はその時に感じる無です。自分が何かをする間、そのわずかな隙間の時間に無意識に無を感じている人は少なくありません。

 

不安が出ているとき、逃げようともせず、追い払おうともせず、抑え込もうともせず、ありのままを感じているだけにします。何も考えなくていいのです。思考が浮かんでもそのままにしておきます。

 

不安はあなたが背を向けずに正面から受け入れると自然に力が弱まり、やがて消えていってしまいます。不安はあなたの一部ですからあなたを脅かすほどの力はありません。とても強く感じてしまうのはあなた自身の脳が思い込んでいるためです。背を向けて、とても大きな存在であると自分が認めるたびに大きく感じられてしまうだけです。あなたが怖がらずに自分の一部として認めてあげれば時間と共に消えていくものなのです。

 

その時、不安に対して思いやりの視点を持って向かい入れてください。なぜならあなたの一部だからです。決して望まないもの、嫌なものとして決めつけないことが大切です。

 

不安は潜在意識に残っていた感情を連れて、苦しみとして現れてくることもあります。その時、どんなに苦しくてもあなたが拒絶しなければ時間と共に消えていきます。そしてそれは潜在意識の中に戻るのでなく、完全に消えていきます。

 

病気を治すために不安、恐怖、マイナスの感情の言いなりになっていては治りません。コントロールしようとするのではありません。ありのままを受け入れると、役割を終えて消えていくのです。

 

 

 

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