多くの方が慢性的な酸素不足に陥っている可能性があります。
これまで慢性的な水、塩、太陽光、ビタミンD不足について書いてきましたが、酸素も同じように不足している人が多く、それによって深刻な体調不良に陥っている可能性について書いてみたいと思います。
人間の健康には酸素は不可欠です。普段、呼吸によって酸素を体内に入れていますが、その酸素が慢性的に不足してしてしまうと細胞は低酸素状態に陥ります。
酸素不足は呼吸が浅くなっているのが原因の一つだと思います。ただし呼吸の量が増えれば体内に酸素がたくさん供給されるということではないと思います。
酸素を運ぶのは血液であり血管です。血液の流れが悪くなり血管もつまると血流不足に陥りますが、酸素不足にもなるということです。まず血液の流れをよくすることが大切だと思います。
まずは呼吸が浅くなっている可能性がありますので深い呼吸を一日の中で何回か行うことをお勧めします。お腹をしっかり使ってたくさん吐いてたくさん吸う。これを朝夕10回するだけで呼吸筋が目覚めて普段より呼吸が深くなってくると思います。呼吸が深くなると酸素が肺の中にたくさん入るだけでなく、自律神経が安定し緊張がゆるみ、血管が広がります。これによって血流がよくなり細胞にたくさん酸素が運ばれていきます。
細胞は元気を取り戻し疲れを回復させます。酸素だけでなく水素も細胞にとって必要だと言われています。ぜひ水素も合わせて摂り入れてみてください。細胞が元気になり疲れにくくなるかもしれません。
水素についてはまた詳しく書きますが、酸素は呼吸だけでなく運動によっても体内にたくさん供給されるようになります。有酸素運動がよいというのはそのためです。有酸素運動は酸素によってエネルギーを生み出すミトコンドリアを活性化させます。持久力とも関係があります。
無酸素運動は筋トレや全力疾走などが当てはまります。こちらは瞬発力、短距離と関係があります。
人間は有酸素と無酸素の運動のどちらも必要ですが有酸素を多くすることでゆっくりとした自律神経のリズムが作られ、長生きにつながります。
有酸素運動をすることで毛細血管が拡張し、それによって血流が改善しますので冷えなどにも有効ですし、万病を改善する上でとても重要です。有酸素運動ができる状態であればした方がいいです。できない状態であれば呼吸法がその代役になりますし、ゆっくりと動く体操なども有効です。
例えば呼吸をしながらヨガを行うことで体の低酸素状態を改善し、適度に筋肉を鍛え、柔軟性をもたらします。ゆっくりとした動きによって自律神経が安定し緊張から解放され精神的ないやしにも繋がります。難しいポーズに挑戦するよりも簡単にできるポーズを毎日5分するだけでとてもよい効果がでます。
また私の実体験として何よりも大切なのはリラックスです。特に脳神経を静止させ普段のストレスや思い巡らす思考から解放される時間を摂り入れます。わずか5分でも脳がリセットされると自律神経が調整されるだけでなく細胞に酸素がもたらされ元気になってきます。これは数値で証明できることではありませんが、質のよい瞑想を行うことで明らかな変化を体験することができます。
これは深いリラックスを体験することで普段わからなくなっている筋肉の慢性的な緊張状態から解放されることが一因です。特に首の筋肉はストレスと関係が深く慢性的に緊張が続くとその状態が普通だと思ってしまい、それによって脳が酸欠になっていても気づかなくなってしまいます。首の筋肉が緊張し硬くなると血管がつまり脳に血が流れにくくなるのです。マッサージなどでも改善しますが、セルフマッサージでもやり過ぎはよくありません。姿勢をよくして深いリラックスを体験していると自然に呼吸が深くなり、筋肉もゆるんできます。少し時間は必要ですが頭がすっきりして疲労が解消されるのを体験することができます。瞑想が習慣になると睡眠時間を当ててでもやりたくなります。なぜなら結果的に睡眠の質があがり疲労も取れ、エネルギーチャージもできるからです。
しかしながら瞑想を気持ちよく習慣でできるようになるのは難しいのです。なぜなら脳が静止することを嫌がるからです。あれこれと思考を巡らす方が楽しく感じてしまいます。そこから脳を静止する幸福感をしっかりとした価値観にして毎日習慣的にできるようになると人生が変わります。多くの方はすぐにはできません。ですが訓練によって少しづつできるようになっていきます。