丹田呼吸法の実践

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丹田呼吸法の実践

2018年11月26日 月曜日

丹田呼吸法の説明の続編になります。以前のブログをお読みでない方はそちらからお読みいただければ幸いです。

 

丹田呼吸法の実践法を書いていきたいと思います。

 

ヨガ、合気道、禅などの研究を30年以上継続しておりますが、何よりも自分自身が死に直面する病気を体験したことから、呼吸法についての理解が深まり、現在は健康法としてお病気の方だけでなく、元気な方にもお伝えしています。

 

ほとんどの慢性病は自律神経の異常、ホルモンバランスの異常、免疫システムの異常が同時に起きている可能性が高くあります。症状が患部に出ていたとしても原因がもっと深いところにある場合、病院では改善しないことがあります。慢性病は自分で治すしかないのです。自分で治すというのは、何の力も借りずにすべて自力で治すという意味ではなく、病気に対して自分で考え、何が必要かを周りの知恵を借りながら自分で選択していくことです。結果的に病院治療を重点的に行ったとしても、自分が選択したということが大事であり後悔しない生き方ができます。また自分の意志を体が反応してくれるようになり、健康へのシフトチェンジがそこで始まるのです。

 

呼吸は健康にとってとても大切で、呼吸の質が上がれば必ず体にも精神にもよい影響が出ます。ただ病んだ状態ではすぐに実感できない場合があります。それでも呼吸に対する意識を持つと違います。あせらずに効果をすぐに期待せずに継続することが肝心です。

 

呼吸法をするとどんないいことがあるか、説明しましょう。

 

血流が促されます。内臓機能が向上してくる可能性があります。横隔膜が柔らかくなり自律神経によい影響が出ます。体の酸欠状態を改善します。これらは一般的にわかりやすいところです。これに加えて気が養われる。疲労が回復する。精神が安定してくる。必要なホルモンが分泌されやすくなり体質が安定してくる可能性があります。

 

すべては解明されたわけではありませんが、実践していると体でわかってきます。質のよい呼吸が健康には必要なのです。質のよい呼吸に戻すために呼吸法として実践する必要があるのです。

 

丹田呼吸法は丹田を思いながら呼吸をゆっくりと行うのですが、まず吐く息を長く行い息を吐き切るようにしてみてください。この時お腹を引っ込めます。全部吐き切るところから始めます。

 

但し、このやり方が全てではありません。あくまでも基本的な方法として参考にしてみてください。また、血圧に問題がある方や、心臓、脳の血管の疾患を経験している方は、無理せずに行ってください。この呼吸法はすべて自己責任の下、行っていただくことが前提であり、責任は持てません。

 

次に吸う息です。鼻から吸いますが吸いすぎないように行います。継続して行えるリズムでやります。3秒で吸って6秒で吐く程度がよろしいかもしれません。

 

この時へこましていたお腹が自然に膨らむように行います。この時も無理に膨らませないでください。気持ちよく感じる程度でいいです。次に吐きますが、またお腹を少しへこましていきます。

 

お腹を動かしすぎないようにしてください。継続して行えることが大切です。

 

吸う時にお腹だけでなく、胸からお腹、そして下腹と連動して空気が入っていくように膨らませてみてください。下腹まで膨らんだ時、その下腹を思いながら吸って吐きます。体の力みも様々な気持ちや感情も下腹(丹田)に吸い込まれていくように呼吸を行います。

 

ここで大切なのは丹田が膨らむ感覚や丹田に気持ちや力みが落ち着いていく感覚がよくわからなくてもやり続けることです。すぐにはわかりません。丹田にまで息が届いているように吸って、丹田を思いながら吐きます。これを繰り返すだけです。

 

呼吸を数えるのを同時にできる人はしてください。呼吸と丹田を同時に意識するのです。雑念が出ても止めようとしないでください。それをそのまま丹田に落ち着かせていくのです。

 

お腹を膨らませる感覚も自然に任せてください。やりながら自分の気持ちのいい感覚を見つけてください。

 

呼吸は周りの人がわからないほど静かに行うことを目指してください。あくまでも自然にできるまで待ちましょう。

 

さらに自分でも呼吸をしているのがわからないくらい静かな呼吸を目指しましょう。ここまで行くと呼吸は深くはありません。たくさん吸って、たくさん吐くのがいいということではないのです。静かなだけです。そしてお腹もほとんど動きません。静かで長い息になっていると思います。この呼吸を気持ちよく続けていると心と体がひとつになっていく感覚が出てきます。