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2024/1/10

慢性前立腺炎と神経症

私はかつて慢性前立腺炎と診断されて、とても苦しんだ経験があります。

治療法が無いと言っていいくらい医師によって考え方が違い、薬物療法も医師によっては抗生剤だったり漢方だったり、植物由来の薬だったり、ホルモンに影響を与える新薬だったりしました。

新薬の場合、保険が適応されず毎月1万円くらいの出費だったと記憶しています。しかもそれを飲んでも完治はせず気長に飲んでほしい、飲まなければ悪化すると医師から「呪い」をかけられ、とても苦しみました。抗生剤もしばらく種類を変え飲みましたが、これは命に係わるほど危険をはらんでいます。

抗生剤を飲めば飲むほど腸の健康は失われ、それによって免疫システムや自律神経が崩れ、深刻なメンタルの不調や生命力の低下につながるリスクがあります。

私はこれらの薬に疑問を持ち、薬をやめ、そして完治に至りました。すべての慢性前立腺炎の方に当てはまることではないのかもしれませんが、私の体験はきっとどなたかの役に立つと信じて情報を発信しております。私は現在、整体鍼灸院をやっており、慢性前立腺炎と診断された方が過去に多くいらっしゃいました。その9割の方が満足のいく結果を得ており、完治したと実感された方も少なくありません。

これまでのブログでも書いてきましたが、病院ではどうしても症状に対する対症療法が主になっていると思われます。泌尿器科の範疇を超えた診断は期待できないと思ったほうがよいかと思います。医師の中には精神的な病を抱えていると判断して、心療内科を先に、もしくは並行して受診することを勧めてくれます。心療内科ではほぼ精神薬による治療になります。

私は心療内科での治療を否定するわけではありませんが、薬で症状を抑えても体に起きている真の病根を見つけ、それを根絶しなければ治癒はないと思います。

私は慢性前立腺炎と診断されている方の多くが前立腺にのみ問題を抱えているのではなく、もっと全身的、精神的に病を抱えているのだと思っています。中には前立腺にはほとんど問題がない人も多くいると思っています。同時に膀胱や睾丸などにも痛みや違和感があっても、原因はもっと違うところにある可能性があると思っています。

それについて簡単に説明することは難しいのです。私は断定できる身分でもありません。あくまでも体験からくる私見に過ぎないということをご承知の上、読み進めて下さればうれしいです。この病気に対して日々真剣に対峙されている医療関係の方を批判したり蔑む気持ちはみじんもありません。私自身、医師の診断、言葉でとても苦しみ、結果的に長く苦しんでしまったという実感はあり、怒りや憎しみが湧いてきたのは事実ですが、治ることができて、私はこれもすべて経験だと前向きに消化するように努め、今は同じように苦しむ方の力になりたいというエネルギーに変えています。この話は間質性膀胱炎や慢性膀胱炎、過活動膀胱と診断された方にとっても参考になる話ですので、よろしければお読みください。そして疑問点などありましたら当院のカウンセリングを含めた初診をお受けください。電話相談をする時間が現在はないため、関心のある方は一度予約を入れてください。

慢性前立腺炎と診断されたとしても、原因は全身の健康秩序の崩壊に向かう過程で起きている症状である可能性があります。それは自律神経の崩れ、内臓機能の低下、血流の低下、体液の滞り、分泌異常、骨格のゆがみ、筋肉の硬直、慢性的な冷え、脳神経の異常などがあげられます。これらは病気として診断されるものではないかもしれませんが、どれかひとつだけで進行しているのではなく、同時に少しずつ悪化しているものと思われます。

すべてに自覚症状があるわけではありませんが、感じやすいもので言えば胃腸の不調、手足の冷え、肩こり、腰痛、首痛、耳鳴り、めまい、不安感、怒りやすい、人と接するのが苦痛に感じる、動悸がする、疲れやすい、眠りが浅い、眠れない、などがありませんか?

患部が痛いからそのような精神状態になっているとおっしゃる方に何人も会いました。しかし私の考えでは同時に起きているのではと思います。

なぜ性器の近辺に違和感や痛みが出るのか、それは少なからず他の原因があるのかと思います。例えば細菌の感染が過去に実際にあり、それが引き金になったケース、過度な性交により陰部の神経が一時的に傷ついたことが引き金になるケースなども考えられますが、実際にはすでに治っているのに症状だけが残ってしまう、それもエスカレートしていく、それはなぜか?神経症を引き起こしている可能性があるのです。

最も多いケースは骨盤内の血流障害です。座っていることが多い、同じ姿勢で過ごしていることが多い、などから骨盤がゆがみ、血流不足が起きて、患部に違和感や痛みが出ることがあると考えます。

また腸の調子が悪いことが原因になることもあります。腸の常在菌の状態が悪くなり悪玉菌が異常発生することで陰部に違和感がでることもあると私は考えます。おならが臭かったり、便が軟便や便秘を交互に繰り返していたり、兆候はあるはずです。放っておくともっと深刻な病気になる可能性もあるのです。

さらに付け加えると大きな原因として精神的な問題があります。病気の原因には必ず心の問題がはらんでいます。心に邪気がたまることで体に現れます。それはすべての病気に言えることで例えばガンになった人が手術や化学療法だけで根治できるというのはないと私は思います。過去に怒りや憎しみのような攻撃的な感情がたまっていなかったか、過去を憂いてクヨクヨしている時間が長くなかったか?人を叱り飛ばしたり、批判する感情で心が苦しくなっていなかったか、自分を責めすぎていなかったか、暗いニュースや情報をインプットし過ぎて明るい気持ちを無くしてしまっていなかったか、人と比べて自分はどう見えているかを気にし過ぎて疲れ切っていなかったか、このようなことがエスカレートするとどんなに健康に気を使ってジムに行って運動していたとしても神経症になるのです。

もちろん精神的な問題だけではありません、食生活、生活習慣の不規則、過度な労働、明らかに異常な人間関係、プレッシャーを強いられる労働環境など、いろんな要素が合わさって、時には悪循環が起こり、だんだんと病んでしまうのです。今まで気になっていなかったことが気になる。自分は深刻な病ではないかという心配が強い。死ぬことが怖い、病気が怖いという気持ちが強く、未来を悲観的に考えてしまう、このようなことに思い当たるのであれば、根本的に体質を改善し、心にも癒しを行わなければなりません。いろんなことが合わさって自律神経は深刻に異常になり、心配性が過度になり、痛みや違和感を異常に感じるようになってしまう。しかしそうなっていても自分では気づかない。

このままにしておくとエスカレートしてしまうことがあります。それが自律神経と脳の暴走なのです。

どこから治していいかわからない、みなさんそうだと思います。

正直に申しましてこの病気に関しましても他の病気がすべてそうであるように軽症から重症まで存在します。できるだけ軽症のうちに全身の改善を行い、心を癒す必要があります。そして私がそうであったように例え重症であったとしても必ず治りますので心配はいりません。私はその道筋に対してゆるぎない自信を持っています。

そのためにはまず、自分だけで悩まず私のカウンセリングを受けてみてください。話をするだけで症状が楽になったと言われる方が多くいます。それはなぜか、原因の多くは脳にあり、脳が不安や思い込みを手放せば手放すほど症状は小さくなっていくのです。

そして全身の気・血・水を整える整体や鍼灸、電気刺激療法、光線療法などを何回かお受けになることで明らかな改善を実感された方が過去に何人もいます。すべての方にあてはまるとは言えませんが、ぜひ一度お試しください。それか私の体験談、考え方をヒントにしていただき、自己ヒーリングを実践し完治を目指してください。遠くで来れない方はお近くの治療師の方に相談して全身のバランスを整えてみてください。

仮に前立腺などに多少の炎症などがあったとしても、全身の健康状態が良くなれば自然治癒力で治るのです。自然に治る。治らないのは自然治癒力を妨げている原因が自分にある、それを見直し、改善できるのは自分でしかありません。そしてこの病気は将来、もっと深刻な病気にならないために体が教えてくれた天からのギフトであると感謝して受け入れることも癒しに繋がると思います。

現在はとてもつらいと思いますが、必ず夜は明けます。明けない夜はないと信じて、今できることを少しでもやっていく、絶対に自分はこの病気を克服して見せるという強い気持ちで乗り切った時、本当に私自身も強くなれた気がしています。それでいて深刻にならずにいつでも自然の力に任せるというところから治癒力は湧いてきます。詳しくはお会いした時に。

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