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2024/2/23

自律神経を整える生活習慣

自律神経の不調が気になりだしたら生活習慣の見直しが重要です。

自律神経の不調は様々な要因が重なって起きてしまいますが、生活習慣が乱れていたことも大きな要因だったのではないでしょうか?

生活習慣を整えるだけでも自律神経の崩れは健康に戻っていきますので、ぜひ見直してみてください。

まず早寝早起きを習慣にしましょう。できるだけ同じ時間に寝て起きるようにしましょう。夜の11時までには布団に入るようにして0時を過ぎても起きていないようにしましょう。

早朝に朝日を浴びることも大切です。少しでも外に出て歩いたり、体操をする習慣を作りましょう。

特にうつ病を発症している場合、どうしても外に出たくなくなってしまい家に閉じこもってしまいがちになってしまいます。近所の人に会いたくない、出勤のため歩いている人と遭遇したくない、このような気持ちは痛いほどわかりますが、少しでも外に出て歩くことが再起への大切な第一歩です。

なるべく人と会わないためにも早朝がお勧めです。5分でも歩いて太陽の光に感謝して深呼吸をすれば、それだけで前に進んでいるのです。例えそれだけしかできなかった日であっても自分をほめてあげてください。

食事も決まった時間にとるようにしましょう。食事の不規則は自律神経の崩れに繋がります。規則正しく食べていればそれだけで治療になっていると思ってください。

私が尊敬している合気道の師範は早朝5時に起きて散歩に行き、7時に朝ごはん、と毎日決してリズムを崩さなかったと聞きます。これだけで病気になることはないと言われています。私ができているわけではありませんが、リズムを崩さないことは心がけています。

食べ過ぎずにバランスよく食べることが大切です。糖質が多すぎてしまうと回復が遅れます。腸の中の常在菌の健康状態が自律神経やホルモン分泌、脳神経の健康と密接に関係しているからです。パンやパスタなどばかりにならないように、腸環境によいとされている酵素、繊維質が不足しないようにしてください。カルシウムや鉄分などのミネラルの不足も注意が必要です。また脂質が偏らないようにしてください。

昼寝はできるだけ短く、午後三時以降はしないように心がけます。夕方まで寝てしまうと夜の睡眠に影響が出てしまい結局リズムが崩れてしまうからです。

お仕事をされている方であれば休日の過ごし方も重要かと思います。職場で忙しかったり拘束時間が長かったりすると休日の過ごし方に偏りが出てしまうかと思います。一日中寝てしまったり、ゴロゴロ過ごしてしまう方は、一旦朝起きて昼寝をした方が生活リズムは崩れないかと思います。疲れていれば休むことが大切ですが、運動不足を解消することも体は求めているかもしれません。適度な運動やストレッチでリフレッシュして筋肉に酸素を運び、血流がよくなれば疲れを蓄積させることを防げるかもしれません。

疲れていても行動することでストレスを発散している方もいると思います。休みの日にスケジュールを常に入れ、朝から夜までも遊んだりコンサートやスポーツ観戦、ショッピングやパーティーなど気晴らしこそが最善とされている方もおられます。もちろん悪いことではないと思いますが、脳は快楽を求めてエスカレートするものです。本当に疲れるまで動き続けてしまう人もおられます。

大切なのはバランスではないでしょうか?休む時は休んで充電しなければいつか電池切れになってしまいます。積極的な休息をとりましょう。家で寝ていることが休息ではなく自然の感じられるところで過ごしたり、軽く体を動かしたり、深呼吸をすることでリフレッシュすることも取り入れてみてください。

ショッピングやパーティーは確かに楽しく脳がドーパミンを出して興奮します。しかし終わってからの疲労感はありますし、精神的に余裕が無くなってしまうことがありませんか?これは脳が疲労することと明日からの準備がしっかりできていないことを察知して不安感が出るのだと思います。

友達と会っておしゃべりをするのも癒しなら一人で静かに脳を休めるのも癒しです。どちらも必要だと思います。脳が疲れていると感じるなら一人の時間を持ち、何も考えない時間を過ごしてください。

また仕事や目標に向かって自分を磨くことに休日を使うことも自律神経にはよいと思います。勉強や技術の練習、必要な体験など積極的に心を動かし気持ちが前向きになると自律神経は太くなり、脳もストレスに強くなります。破壊的な思想ではなく建設的な思想と行動を習慣化することで後ろ向きに考えることが減り、結果的に疲れにくくなると思います。また気持ちが暗く、不安がある場合はスマホでニュースを見たり、情報をただ無防備に見ることを避け、常に明るく喜ばしいことだけを思うように習慣を変えていく必要があります。物事のいいところだけを見るようにして批判したり否定している自分に気づいたら、肯定するようにしていきましょう。

自然の中で過ごすだけでもいいですし、瞑想を摂り入れるのもいいと思います。瞑想は思考を止めることが目的ではありません。自分自身が静止して思考を眺めるということが大切で、練習することで効果が出てきます。瞑想をすることでドーパミンを出すのではなく、落ち着いた状態にしていくことが大切です。

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